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羅漢さんの托鉢日記

私の勤める、葬儀社羅漢では、お客様お一人お一人を訪問する、営業方法をとっています。これを托鉢と称します。  

托鉢日記―船乗りさん、ふたり。

2010-11-28 20:42:04 | 托鉢日記
二日続けて、
奇しくも、「船に乗っていたよ」というお客様に会った。
お一人は、以前このブログに登場した方で、
『俺が死んだら海に投げてくれ』と言ってるんだよの人。
よく托鉢にまわる地域なのだが、
あれ以来の再会である。

今度もまた、『俺が死んだら海に投げてくれ』は変わらなかった。
意志が硬い!!
「子供は納得した顔はしていないんだが」と言う。
散骨については、昨今話題にはなっているようだけど、
まだまだ、少数ではある。

「うちでも何度か散骨していますよ」と言うと、
その方はすこし驚いた表情をみせた。

「かといって、神仏には手を合わせるんだよ。
今日だって、神社に柴を持ってお参りしてきたばかりだよ」
なんとか海峡(ちゃんとした名前を言ったんのですが、ボケぎみの私、忘れてしまいました)
フィリピンと台湾の間にある海峡で、戦時中たくさんの日本人が犠牲になったそうです。
「船に乗っていた頃は、その海峡を通る時はかならず伏し拝んだものだよ」

「じゃカタログ差し上げておきますので」
「この前、もらったからいいよ。ちゃんととってあるから」
「もう少し待っといて」
「終えたら(しまえたら)おたくに頼むから」
本気か挨拶か、そう言われた。

さて、その翌日。
もうひとりの船乗りさん
三年程前からの托鉢で、すこしずつ顔見知りになってきた方。
はじめの頃は、
「まだ死にとなか!」と追い返された。

「ああ、羅漢さんか」
「お仕事中にすみません」
「考えなきゃいかんとは思うけど、
この歳でも二の足踏むな」

日曜大工の手を止めて、話し始めた。

「いや~俺も船に乗っていたから・・」
「遠洋ですか」
「いいや、商船のほう」

「話がはずんでるようですね」
奥さんがコーヒーと椅子をすすめてくれた。

縁とは不思議なもので、
石炭船に乗っていた頃、
私の故郷の炭坑町に石炭積みに来たという。
よほど身近な人しか知らない蠣浦(かきのうら)という地名まで飛び出した。
おまけに、若い頃(私が)いた千葉に長く住んでいたという。
我孫子(あびこ)。なつかしい地名を聞いた。

「まごころサポートクラブ」は置いといて、
昔話(お互いの)に終始した。

「また来ます」
「はい」
ご夫婦で答えてくれた。

俺が死んだら・・の方は私より十歳上。
この歳でも二の足踏むな・・の方は私より二十歳上。
少し、仲良くなれた元船乗りさん。
今後ともよろしくお願いいたします。


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托鉢日記―目標達成、志摩から10分ですよ。

2010-10-11 22:34:46 | 托鉢日記
「こんにちは」
「先日おじゃましました羅漢です」
折よく、庭の手入れをしていた奥様に声を掛けた。

「ごめんなさい。通れないですね」
剪定したあとの小枝を片づけながら、
「今日は主人もおりますので」
と、玄関へ案内してくださった。

「おとうさん~お客さんですよ」
「羅漢さんがみえましたよ」
えっ、もうそんな段取になってるんですか!

先日(10月1日)
志摩師吉(しまもろよし)を托鉢した折り、
やはり、庭先におられた奥様に、(奥様とは初見)
「まごころサポートクラブ」の案内をさせて頂いていた。

「2~3日前も、そろそろ考えなきゃと話していたところなんですよ」
「うちは転勤族でしてね」
「北海道を皮切りに、ここに落ち着いて二十年くらいになります」
「お寺も(菩提寺)北海道のほうにあるんですよ」
「家族葬の相談にのってくれるんですね」
「お墓なんかの相談にものってくれるんですね」

そんなことをうかがいながら、
ひとつひとつ、ご説明させて頂いていた。
「主人に話しておきます」
「また、お伺いさせていただきます」
「その時までには・・・」
特に、いつとも約束はせずに、おいとましてしたのでした。

一年程前、一度お会いしていたご主人が玄関に出てこられた。
「カタログは見せてもらったよ」
「嘘はないだろうから・・」
「はい。書いてあるとうりですよ」
「なんか、書類に書くんですか?」
「はい、申し込み用紙に記入していただくだけでいいんです」
「お母さん、あれ用意して」(入会金のことです)
「二~三分待ってください」
言い残して、ご主人は書斎(かな?)に申し込み用紙を書きに戻った。

「羅漢さんはここからどのくらいかかりますか」
「すぐですよ。10分でいきますよ」
「そんなに近いんですか」
「いや~ここは志摩だから、二丈といえば遠いイメージがあったから」

そのイメージを払拭すべく、
この地域を托鉢してきたが、
先輩のTさんの言葉をかりれば、ついに“風が吹いてきた”のだ。

帰り際、すでに庭の手入れに戻っていた奥様に
「ありがとうございました」
「おかげさまで会員様になっていただきました」
と、ご挨拶すると、
「こちらこそよろしくお願いします」
と言ってくださった。

会社に戻ると、
女性のほうのTさんも会員様入会を決めてきたとのことで、
本日、ひとくぎりの目標が達成した。

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托鉢日記―やっさと通ったおかげですー

2010-09-20 21:28:25 | 托鉢日記
暑さ寒さも彼岸までとはいうが
「暑いですね」
「ほんとですね」
そんな挨拶を今日も交わしながらの托鉢です。

思い当たるお宅が数軒あり、
訪問するが留守ばかり。

そんな中、携帯がなる。
老眼を細めて表示を見ると懇意にしている会員のMさん。
「今から出て行きますので」とのこと。
(三回忌のギフトは私がついでの時に取りに来ます。と言ってたわけで)
「はい、お待ちしております」と答え、
会社に戻った。

用件を済ませ、Mさんを見送り、十一時。
しきり直しで、今度は西へ。

「こんにちは」
「お盆の節はお世話になりました」
「ああ、何かうちんとに(奥さんのこと)言いよったことやろ」
(・・・言い寄るではありません)
「どげんですか、そろそろはいっとかんですか」
「あんたがやっさと来るけんはいっとかなやろ」
(やっさととは何回も、わたしの田舎ではごっとりといいます)

この方はお盆になると、ごっとり来て、高級八女提灯を買っていく人で、
羅漢をひいきにしてくださるのです。
このお盆は新たなお客様まで伴って来られたのでした。
もちろんそのお客様も提灯を買って行かれました。

「まあ上がってください」
「金はないけど」といいながら、
申し込み用紙に書き込んで下さった。

奥さんが冷たいお茶をだしながら、
「私たちのためにはいる訳ね」
(次は私たちの番ねという意味です)
「いや、羅漢さんのためにはいるとたい」
とご主人が笑いながらきりかえす。

「はい、私たちも会員様のために誠意をもってつくしますが、
会員様が加入してくださることで、羅漢を支えて頂くことになります」
そう答えると、
ご主人は、真顔に戻り、うなずいてくれた。

そして、
「行ってみんしゃい」
といって、知り合いのお宅を教えてくれた。

さらに午後、
もう一軒思い当たるお宅があり
「こんにちは、またお願いに参りました」
「はいっときましょうかね」
と二つ返事で応じてくれた。
(このお宅もやっさと通ったのでした)

そして夕方、
「行ってみんしゃい」
と教えて頂いたお宅を訪ねると、
あの人が紹介したのならという顔で応じてくれて、
「はいらんでもお宅でするよ」
「はいっとけば、安心ですよ」
「今度ね」
「また来ますから」

そんなわけで
本日、「まごころサポートクラブ」デー でした。

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托鉢日記―二十年も違うのかっー

2010-09-12 21:49:03 | 托鉢日記
風があるせいか、いくぶん暑さもやわらいで感じる。
今日はいっちょうポスティングに専念するか。
というわけで、三百軒を目標に托鉢に出た。

何度も托鉢している地域なので、ポスティングルートは頭の中にある。
かなり入り込んでいる地域なので、
以前はゼンリン地図のコピーを片手にしていたものだ。

とは言いながら・・
勘というか、ピンポーンを押してみようと思うお宅があり、

「こんにちは羅漢です」
「奥様には何度かお話させていただいております・・」
はーいと出たこられた、始めてお会いするご主人にあいさつをすると、
しばらくパンフレットを眺めていたが、
「おーい」と奥に引き込むと、
奥様と一緒に出てこられた。

「うちの総額プランは、葬儀に必要なものはあらかじめふくまれていますので、
あとで、追加料金を頂くことはありません」
「よく、これは別料金になりますとか言って、結構かかることがあるよね」
などと会話をしながら、
世間話をするうちに、まんざら縁がない人ではないことがあきらかになった。
私のよく知る人より、十年ほど年が上という。

「えっ、じゃ八十になるんですか?」
しばらく、私の顔をしげしげと見ていたご主人が、
「あなたよりは上だろう」などと言う。
「四年生まれだから、八十一だよ」
「私は二十四年です」
「二十年も違うのか」
それって、私は幾つに見えるんですかって話だよ。
(五十位に見えたり、七十位に見られたり・・こまったもんだ)
「六十といえば、バリバリ働いていたよね」(うちの人はという意味)
傍でそそと控えていた奥様が会話の中へはいる。

「いや、いつか内容を聞きたいと思っていたから」
「これ、いただいてていいですか」
「どうぞ、」
「また、いつか参ります。考えといてくださいね」
まごころサポートクラブの会員をすすめさせて頂いて辞した。

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「これでいつ死んでもいいね(笑)」の続きです。

2010-09-04 20:48:56 | 托鉢日記
前回の投稿からかなり日が経ってしまった。
初盆営業から初盆飾り、片付けと
私たちの暑い夏も盛況のうちに終わった。

ひそかに立てた自己目標までいまひとつ及ばなかったが、
お客様とは懇意になれた。
さらに上を目指すべきと、社長の愛のムチも頂いた。

残暑きびしい折からなどというが、
今年のは残暑とはいえない。
まだ盛夏、とにかく暑い。

言い訳ばっかりしてて、いいわけ。

さて、前回の投稿で、本題に到らずに終わっていました。
その続きです。

一月ぶりに托鉢に出た。
今日は、まごころサポートクラブと年回忌営業でお客様を訪ねた。

なんの気もなしに車を走らせていると、
その方の家の手前で、
「あっ、そうだ。ご挨拶しなくては」と思い立ち、車を寄せた。

「先日からお世話になりました」
「ああ、どうぞ・・」
「忙しくて、ご無沙汰しておりました」
などと、ご挨拶(言い訳)をした。

実は前回ご入会頂いて、
登録証をすぐお届けしたのだが(私に変わって社長が)
「いそがしいだろうから届けといてやるよ」
の言葉に甘えたわけでした。

「こうして、羅漢さんにお願いしましたよと弟にも話してますから」
とその方は言われた。
(子供さんはいらしゃらなくてご夫婦二人だけのお宅なのです)

世情を反映してか、
ひとり暮らしや、ご夫婦だけの所帯によく出会う。
共通しての心配事は、
「自分が、自分たちが亡くなったあとをどうしよう」
ということである。
葬儀を誰に出してもらおうか、
墓はどうしようか、
ひいては、永代供養のことにまで及ぶ。

そのご夫婦は入会時すでに、
後を託す人も登録されてある。

「これでいつ死んでもいいね(笑)」
と言われたわけだった。

まごころサポートクラブが、ライフサポートにまで及んでいるのは、
この由縁なのです。
詳しくはこちらまで。

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これでいつ死んでもいいね(笑)ーまごころサポートクラブー

2010-07-29 22:07:58 | 托鉢日記
暑い日が続いている。
連日の初盆祭壇飾りだったが、
今日はしばしの中休み。
また明日からお盆まで、過密スケジュールというわけで、

このところご無沙汰の托鉢へ出ることにした。
朝礼のあと、事務処理をしていると、一本の電話。
納骨堂のことで相談にのって欲しい、とのこと。

「何日ごろ来て頂けますか?」
「よろしければ今からうかがいます」
「本当ですか。よろしくお願いします」
(すぐに動け!が我が社のモットー)

まずよくお話をうかがい、
お客様の望んでいるところを整理して、
一番適したご提案をさせていただく。
これは、お葬儀に限らず、すべてのサービスに共通する。

申し込みの多い納骨堂をご希望だった。
以前、私が担当したときも半年くらいは空き待ちだった。
「その方向で骨をおっていただけませんか」
「はい、わかりました」

そして・・・・骨をおると、(骨はおらずに)
なんと、
「ひとつ空いていますよ。」
と言うではないか。
実にグッドタイミング!!
♪グッタイミング・・・(あえて略しております)この世で一番肝心なのは素敵なタイミング♪
今は亡き、坂本九ちゃんのこんな歌が僕がずっと若い頃はやっておりましたっけ。

“気はすぐに動くぞ”
“機をのがすな”
私の師の教えです。

そんなわけで、
この件はわずかの時間で済ませることができました。

そして、
その足で托鉢に出た。
盆提灯の注文を受けたり、
まごころサポートクラブの会員に入会頂いたり、
“なんも考えずに動いた時のほうがうまくいくだろう”
これも最近、師から頂いた言葉です。

ここまで書いて(?)きましたが、
なかなかタイトルの内容までいきつきません。
実は今日、まごころサポートクラブに入会いただいた方の言葉なのです。
次回、投稿させてください。


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托鉢日記ー年回忌営業、またちてね。ー

2010-04-24 20:26:13 | 托鉢日記
五月に一周期を迎えるお客様がいる。
そろそろどうかな?
というわけで、夕方訪問した。

「ごめんください」
「あっ、今日はお母さんがいますから、」
「お母さん~羅漢さんよ~」

「そろそろどうかなと思って来てみました」
「すみません。電話しなきゃと言ってたところなんですよ」
「どうぞ、上がってください」
「はい、おじゃまいたします」

亡くなられて一年目を一周忌、二年目を三回忌という。(三周忌ではなく、三回忌という)
七回忌、十三回忌~と年回忌はいとなまれていくのだが・・・
詳しくはこちらをご覧ください。

”お母さん~”とともにやって来たのは『さきちゃん』と呼ばれる、
”お母さん~”のお孫ちゃん。
「さきちゃん、大きくなったね~」
「いくつになったの?」
すると、指でよっつとしめしたあと、
「ちみどり、ちみどり(きみどりとも聞こえます)」と言う。

お母さん~の解説によりますと・・・
年少組が黄色で、年中組が黄緑、その上が青色だそうだ。
「年中組になったの」とちょっと誇らしく報告したのだった。
年中組に敬意を表して、“黄緑”と聞こえましたよ。


「ふっつき、もっつきしてたですものね(昨年、初盆を契約していただいた時、)」
とお母さん~が言う。(ふっつき、もっつきとは、まとわりつくとでも言おうか)
「この子は“おじいちゃん”が好きみたいよ」
おじいちゃん系が好きということらしい。ってコラ!!
ここで一句。
「うれしさもちゅうくらいかなおらが春ー無精」

それはさておき、
前回、訪問していた時のカタログを開き、
引き出物(福岡地方では、とくに“おひら”とよぶ)を決めて頂いた。

年回忌営業は、二ヶ月前(命日の)くらいには声をかけた方がいい。
法事は早めに、お寺様にまずお願いして、
日にちを決めて頂くので、ギフト(おひら)も考えるころである。

「ありがとうございました」
「またち(来)てね~」
「は~い、またきますよ」

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托鉢日記―初盆会、武士は喰わねど高楊枝―

2010-04-17 21:56:59 | 托鉢日記
葬儀でしばらくブランクがあったが、
今日は午前、午後と托鉢(初盆営業)」に出た。

4月も半ばを過ぎ、各社、初盆営業も活溌になりだし、
お客様も初盆会(はつぼんえ)に気が向いてきたようだ。
そうなると、営業マンのテンションも上がってくる。

十二時もすでにまわっていたが、
先日、祭壇の契約をいただいたお客様を訪ねた。
(そろそろ、初盆返礼品を決めていただこうというわけで、)

ほとんどの方がこの初盆返礼品に頭を悩ます。
お参りの方の数が読めない!!
そこで、経験豊富な営業マン(んっ)がアドバイス!!
「お葬儀の会葬者の三分の一から半分くらい用意すればいいですよ」
「余ったらどうするんですか?」
「余ったらひきとりますよ」
「足りなかったらどうしましょう」
「あー足りないと思ったらお電話ください。私たちはお盆の間じゅう待機してますので、
すぐに礼状を印刷して、お届けしますから安心してください」
―実はここが、ほかとは違う我が社のサービスですー

・・・ですからもう悩まないでくださいね。

という訳でした。

「ところで○○様、この辺で○○様をご存じないですか?」
「知ってるよ」
「家はどのあたりですか?」
初盆を迎えるお宅なのだが、住所がわからずにいたお客様である。

教えていただいたメモをたよりに、すぐに訪ねた。(気を逃さずすぐ行動)

「どうぞ、お入り下さい・・おとうさーん」
その方は奥のご主人に声をかけ、ご夫婦でセールスに応じてくれた。


「祭壇だけでいいんじゃないの?」
「そんなわけにはいかないよ」
「じゃあ、この20万セットあたりかな」
「でも、この提灯はいらないんじゃないの」
「いやー、いるよ」
「あなたは“武士は喰わねど高楊枝”だもんね」
以上、ご夫婦の会話を、ごく簡潔に紹介してみたが、
契約になるまで、一時間以上は経過していた。

で、結局、我が社の一番ハイグレードの29万セットをご契約いただいた。

太っ腹なご主人と、理解ある奥様に感謝いたします。
そして、このご夫婦を教えてくださった○○様、ありがとうございました。
ちなみに、○○様の契約も29万セットなのでした。
そして、今日のめぐりあわせに感謝いたします。


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托鉢日記ー春うらら(シバザクラも満開)

2010-04-04 20:31:58 | 托鉢日記




さあ今日は日曜日。
絶好の托鉢日和だ。

夕べも師に喝を入れられて、
夕食後、托鉢(初盆営業)に出た。
「何も考えずに托鉢せにゃ」

会えるかな?
断れはしないかな?
などと考えるから会えないし、断られる。

活を入れられて、燃えたところで、
直感にしたがって出掛けたのだった。

・・・そして、一件契約。
少し遅い時間だったが、何も考えずにピンポ~ンした。

遅いから迷惑かな、などといたらぬことを考えると、
その電波が伝わるというわけだ。

そんなわけで、今日も燃えているのでした。

朝一、ボランティアのクリーン活動を済ませたあと、
日曜日しか、お会いできないお宅を、
二丈、前原、志摩と今日は午前午後と托鉢。

夕べの師の一喝が効いたのだろう。
多くのお宅でお会いできた。
お会いできて、次回を約束できたり、次回につなげたり。
もうこれっきりですか~だったり、(決着がついてそれもまたいいじゃない)

そして、午後の後半。
「こんにちは、私、葬儀社の羅漢ともうします」
「ああ、何か入れてありましたね」

実は、なかなか会えずポスティングを試みたお宅だった。
ポスティングより、本当はじかにお話出来るのがうまくいく可能性は高い。

「どうですか、もううちに決めませんか!」
二,三やりとりしたのちに、切り込んだ。(KYの私が今日は空気を読めた)
「そうですね」
すかさず契約のはこびとなった。

“なんにも考えない”師の教え。
ありがとうございました!

春のうららのシバザクラ
二丈長石を托鉢中に見つけました。

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托鉢日記ー怪我の功名(怡土・高来寺にて)

2010-03-31 20:41:33 | 托鉢日記
一昨日のこと。
初盆営業で二丈から怡土方面へでかけた。

会えなかったり会えたりしながら、
井田のお客様のお宅を辞して帰路についた。(そろそろ昼どきなので)
いつもなら井田交差点に出て、有田、富を経て真方からバイパスに乗り社に戻るのだが、

なにを血迷ったか、染井の方に走っているではないか。
しょうがない。飯氏まで出て、高速の下を走るとしよう。

染井を左折したとき、
「そうか、高来寺のあのお宅に寄ってみよう」と思った。
高来寺は染井のすぐ隣。
初盆をお迎えのお宅が数軒あるが、そのお宅だけが会えずにいた。

なんと、この時間(いつもいない)玄関横に人がいるではないか!
「こんにちは。○○様ですか?」
「はい」
そんなわけで、数十分会話がすすみ、
一変して、有力な見込客になったようだ。

さて、高来寺といえば、
その昔、
蒙古襲来の“文永の役”から七年後の弘安三年(1281)
蒙古軍は高麗(朝鮮)軍をふくむ兵力十四万という大軍で再び襲ってきた。
この時も、またもや台風(神風)によって日本は救われた。
戦の済んだ今津海岸から糸島水道一帯は敵味方もわからない死体の山であった。

この戦の功績により、太宰大監に任じられた原田種房は
この死体の山を怡土に持ち帰り、一寺を建て敵味方の区別なくこの霊を弔った。
これを高麗寺と呼ぶ。
この地が「高来寺」というのはこの由来だろうか。

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