【第86回天皇杯決勝 浦和 vs G大阪 G大阪プレビュー】チーム全員で国立へ―。高まる『タイトル』への欲を従え、G大阪が初の天皇杯決勝に挑む。 [ J's GOAL ]
「自分のラストゲームというよりは、やっぱりタイトルを穫りたい」―DF宮本の言葉が、全員の気持ちを代弁する。ディフェンディングチャンピオンとして挑んだ2006年だったが、ここまで手にしたタイトルは1つもない。だからこそ、彼らのプライドがこの天皇杯を前に熱く煮えたぎる。いや、試合を重ねるごとに、より熱さを増してきた『タイトル』への欲が、明日の決戦を前に沸々と音を立てているような状況だ。準備は整った。あとは、すべてやり尽くして迎える明日の一戦にすべてを出し尽くすのみ、だ。
決戦前の、そして2006年最後のトレーニングが行われた今日。万博練習場には終始、和気あいあいとした、いい雰囲気が流れていた。トップ,サテライトに関係なく選手全員が顔を揃え、かつスタッフもトレーナーからチームドクターまで、全員が揃ってミニゲーム・・・いや、21対21に分かれてのビッグゲーム(?!)を行う。
本来のポジションは関係なく、GKがフィールドプレーヤーになり、DFがFWを預かる。オフサイドもなく、ただ全員が協力してゴールを奪いあうゲームに、全員が熱くなってしのぎを削る。1つ1つのプレーに歓声があがり、笑みが漏れる。その雰囲気を受け、西野監督は言う。「一番大事なのはこういうことだからね。いろいろ、試合に向けて持っていく事は必要だけど、それ以上に気持ちが先攻しているので、それを活かす事が大事だから」と。実際、ここまできたらもはや相手も、メンバーも関係ない。全員で気持ちを一つに揃え、たった一つの目標を目指して戦うだけだ。「リーグ戦は勝つだけではなく、3点差以上という条件もあったけれど、今回は勝てばいい(DF實好)」のだから、ただひたすらに、勝利を求めて戦い抜く。チーム史上初の天皇杯を手にするため。そして、この試合がG大阪でのラストゲームとなるDF宮本のために、「ツネさんが最後、笑顔で出ていけるように必ずみんなでカップを勝ち取る(FW播戸)」ために。
メンバーはおそらく、前回の先発メンバーとほぼ変更なし。唯一、出場停止だったFW播戸がFW前田に代わって先発を預かることになりそうだ。そのFW播戸は決戦を前に「今年ガンバに移籍をしてきて1つもタイトルを穫れていないから。絶対にみんなで勝ち取りたい。相手がどうとか関係ない。ただ自分たちのサッカーをやるだけ」と語ったが、明日の決戦で今季G大阪が示してきた『攻守のバランス』がとれたサッカーが90分を通して示せれば、必ず勝利は手に入る。点が欲しいあまりに攻め急ぐことなく、守備への意識を高く持って試合に入る中で、浦和ゴールを揺さぶりたい。
今季、浦和とはゼロックススーパーカップに始まり、リーグ戦でのホーム&アウェイ戦と3試合を戦ったが、いずれも勝てていない状況。とはいえ、「そのことは敢えて口にしなくても選手が感じている。その気持ちをいかにコントロールして、ピッチで示せるか。お互いがあわせるところはあわせながら、全てをぶつけたい」と西野監督も言うように、味わった悔しさはピッチで戦う選手たちが誰よりも感じているはず。と同時に誰もが「リベンジするチャンス(MF遠藤)」「借りを返せるときが来た(MF二川)」という思いを強めていることだろう。その思いが、2007年の到来を告げる『元旦・国立』で花開く時、2007年最初のチャンピオンの座にG大阪が立っているに違いない。
以上
2006.12.31 Reported by 高村美砂
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G大阪はほぼベストメンバ-で行きそうですね。
最終戦のリベンジしに行くので警戒しないとね。
今年の最初の勝利はレッズですよ。
あと13時間後楽しみだね。
「自分のラストゲームというよりは、やっぱりタイトルを穫りたい」―DF宮本の言葉が、全員の気持ちを代弁する。ディフェンディングチャンピオンとして挑んだ2006年だったが、ここまで手にしたタイトルは1つもない。だからこそ、彼らのプライドがこの天皇杯を前に熱く煮えたぎる。いや、試合を重ねるごとに、より熱さを増してきた『タイトル』への欲が、明日の決戦を前に沸々と音を立てているような状況だ。準備は整った。あとは、すべてやり尽くして迎える明日の一戦にすべてを出し尽くすのみ、だ。
決戦前の、そして2006年最後のトレーニングが行われた今日。万博練習場には終始、和気あいあいとした、いい雰囲気が流れていた。トップ,サテライトに関係なく選手全員が顔を揃え、かつスタッフもトレーナーからチームドクターまで、全員が揃ってミニゲーム・・・いや、21対21に分かれてのビッグゲーム(?!)を行う。
本来のポジションは関係なく、GKがフィールドプレーヤーになり、DFがFWを預かる。オフサイドもなく、ただ全員が協力してゴールを奪いあうゲームに、全員が熱くなってしのぎを削る。1つ1つのプレーに歓声があがり、笑みが漏れる。その雰囲気を受け、西野監督は言う。「一番大事なのはこういうことだからね。いろいろ、試合に向けて持っていく事は必要だけど、それ以上に気持ちが先攻しているので、それを活かす事が大事だから」と。実際、ここまできたらもはや相手も、メンバーも関係ない。全員で気持ちを一つに揃え、たった一つの目標を目指して戦うだけだ。「リーグ戦は勝つだけではなく、3点差以上という条件もあったけれど、今回は勝てばいい(DF實好)」のだから、ただひたすらに、勝利を求めて戦い抜く。チーム史上初の天皇杯を手にするため。そして、この試合がG大阪でのラストゲームとなるDF宮本のために、「ツネさんが最後、笑顔で出ていけるように必ずみんなでカップを勝ち取る(FW播戸)」ために。
メンバーはおそらく、前回の先発メンバーとほぼ変更なし。唯一、出場停止だったFW播戸がFW前田に代わって先発を預かることになりそうだ。そのFW播戸は決戦を前に「今年ガンバに移籍をしてきて1つもタイトルを穫れていないから。絶対にみんなで勝ち取りたい。相手がどうとか関係ない。ただ自分たちのサッカーをやるだけ」と語ったが、明日の決戦で今季G大阪が示してきた『攻守のバランス』がとれたサッカーが90分を通して示せれば、必ず勝利は手に入る。点が欲しいあまりに攻め急ぐことなく、守備への意識を高く持って試合に入る中で、浦和ゴールを揺さぶりたい。
今季、浦和とはゼロックススーパーカップに始まり、リーグ戦でのホーム&アウェイ戦と3試合を戦ったが、いずれも勝てていない状況。とはいえ、「そのことは敢えて口にしなくても選手が感じている。その気持ちをいかにコントロールして、ピッチで示せるか。お互いがあわせるところはあわせながら、全てをぶつけたい」と西野監督も言うように、味わった悔しさはピッチで戦う選手たちが誰よりも感じているはず。と同時に誰もが「リベンジするチャンス(MF遠藤)」「借りを返せるときが来た(MF二川)」という思いを強めていることだろう。その思いが、2007年の到来を告げる『元旦・国立』で花開く時、2007年最初のチャンピオンの座にG大阪が立っているに違いない。
以上
2006.12.31 Reported by 高村美砂
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G大阪はほぼベストメンバ-で行きそうですね。
最終戦のリベンジしに行くので警戒しないとね。
今年の最初の勝利はレッズですよ。
あと13時間後楽しみだね。