スマイル～聖夜の奇跡～

映画、「スマイル～聖夜の奇跡～」を観てきました。
本当は、クリスマス前に観たかった映画。
ちょっと時期を外れちゃったけど、もうすぐ上映が終わってしまうようなので、
急いで観てきました。
監督、陣内孝則さん。主演、森山未來くん。

森山未來くんが好きです。
セカチューの演技に一目惚れ。
ちょうどその頃、TVで未來くんの特番のようなものをやっていて、それを偶然見て。
彼の演技にかける情熱に、圧倒されてしまいました。
若いのに、すごい。怖い子、という印象。

ここから、ネタバレです。





北海道の弱小アイスホッケーチーム、スマイラーズ。
このチームを優勝させたら、娘との結婚を許す、というオーナーの話に乗って、
監督を引き受けたのが、未來くん。
オーナーの娘役が、加藤ローサちゃん。（かわいかったー）
膝を痛めてダンサーの夢を諦め、小学校の教師になった男。
大学では児童心理学を専攻。
もちろんアイスホッケーの経験なし。
テンションだけは高い。（笑）
そんな監督に、最初は子供たちも嫌な顔、でもしだいに上手く乗せられていく。
子供の心理を上手く操り、自分のペースに乗せ、アイデアとひらめきで作戦を立て、
タップダンスを踊りながら、弱小チームを優勝へと導いていく監督。
もう、それだけで、とっても面白い話！
こういう単純明快なストーリー、大好き！

ここに、また1つ、涙を誘う話が添えられているからたまりません。
スマイラーズのエース、昌也。
昌也は過去に両親を亡くした傷を持ち、笑うことが出来ずにいるんですが・・・。
昌也が恋したフィギュアスケートを習う可憐な女の子、レナ。
この子が、白血病に侵されていることがわかります。
メンバーはみな、レナのために、奇跡を起こそうと、必死で戦います。
チームが優勝したその日、レナは命尽きてしまうのですが・・・。

そんな悲しい内容を含みながらも、映画全体には明るいパワーが溢れています。
出てくる子供たち、一人ひとりがとにかく明るくって可愛い！
子供たち（特に、男子たち）が出てくるお話、大好きなんですよ、私。（笑）
男子たちが集まってワイワイやってるのって、見ているだけで楽しい！
自分には味わえなかった世界だからかな～。
そしてまた、スポ根ものが、大好き！
いやいや、いい映画作りますよ、陣内監督。

そして、やっぱり圧倒されたのが、森山未來くんの演技力。
この役はきっと、彼じゃなきゃ出来なかっただろうな～。
全身全霊で演じている、その本気な姿勢がビシビシ伝わってきます。
頭の先から、足の先まで、役になりきっている感じ。
そしてまた、素晴らしいタップダンス！
スクリーンの中で、弾けて跳んで、生き生きと輝いていて。
美男子じゃないところが、またいいのよね。（顔は美形じゃないぐらいが好き！笑）
一緒に見に行った次女、三女と、「いいよねー、未來くん。」って言いながら帰ってきました。

新春1発目に、いい映画をみせてもらいました。
奇跡を信じること。誰かのために頑張ること。
大切なものを、大切にすること。

笑いあり、涙ありで、観終わったあとには、爽やかな感動が残りました。
今年もできるだけたくさん、映画館に足を運びたいです。

さあ、これから「のだめ～」スペシャルを観なければ～（笑）