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篠井英介主演のDEEPな『トーチソング・トリロジー』@PARCO

2006年12月01日 23時18分56秒 | .。・.。Feel。.。・
お友達に誘われて~、篠井さん主演のお芝居を鑑賞。“同性愛♂”を扱った作品です。
この作品、1幕劇3作品をまとめて1981年に『トーチソングトリロジー』になったそう。
トニー賞の最優秀作品賞と主演男優賞を受賞。3年間のロングラン公演をする程の人気公演らしいです。

なんと、相手役は…橋本さとし(ex.劇団新感線)さん!
橋本さとしさん、好きなんです…わたし。

『トーチソングトリロジー』
作:ハーヴェイ・ファイアステイン
上演台本・演出:鈴木勝秀
キャスト(役名)
篠井英介(アーノルド)/橋本さとし(エド)/奥貫薫(ローレル)/長谷川博巳(アラン)/黒田勇樹(デイビッド)/木内みどり(ベッコフ夫人)


ナイトクラブで働くゲイの女装芸人アーノルド。恋人のエドに、ローレルという女性が居る事を知る。
エドの気持ちが分からないアーノルド、2人共に大切で愛しいエド。それぞれが、別々の人生を歩み出す…

彼の人生にを通して“愛”を探るような作品。
関わる人々―エド、ローレル、新しい恋人、母、養子―
出会い、別れを繰り返しながら、成長し続ける彼の“今”が最後にあります。。。


篠井英介さん、もう充分なくらい“妖艶”です
最近は、“男”でも“女”でも見事な演技を魅せてくれる、ベテラン俳優さん。
初めて観たのは、1987年頃『花組芝居』に旗揚げ当時に、フジTVの「冗談画報」という番組の収録でした。
演目は『いろは四谷怪談』だったと思う。
歌舞伎を思わせる美術と舞。篠井さんの1人芝居みたいな感じに、深沢敦さんがサポートするような舞台でした。
当時から、女性より女性で…“美しい”方でした(笑)。

話が反れてしまったので…舞台に戻すと。
トーチソング"というのは、別れの唄、失恋の唄の意味。
同性愛モノは、偏見や、それゆえに虐げられたゆがんだ愛をテーマにしたものが多いので…
「ちょっと、グッタリ系なdeepな作品???」
なんて、思っていたのですが…とても良い作品でした。

生きていく事で、成熟していく人間像が描かれています。
人を想い、その人のために生きていくこと、それが「愛」なのだということ。
それこそが、自分に『幸福・安心・安らぎ』をもたらす事なのだと再認識させられたような気がします。

とーっても、長い上演時間の作品なので、鑑賞する際には!お食事済ませた方が懸命(笑)。
ですが、見ごたえ充分な素敵な作品。