「受験生のための『世界史B』」 もくじ
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こんにちは!
この前、共和政までのローマ文化はやったので、残りは帝政時のローマ文化です。
ですが、せっかくやるんですから、共和政時代の文化ももう一度見直してみましょう。
どの時代の書物か、まで問われることはなかなかないと思うので、名前と著者、内容だけ覚えておけばいいかと思います。
[文学]
ウェルギリウスの叙事詩、「アエネイス」が最も重要です。
ギリシア時代の2大叙事詩、「イリアス」「オデュッセイア」の影響を受けました。
ホラティウスなんかも出るかもしれませんが、まあ覚えなくていいかな……。
カエサルの「ガリア戦記」は大丈夫ですよね。
[歴史]
まずは、リヴィウスの「ローマ建国史」が大事。
リヴィウスは、「愛国者リヴィウス」というニックネームで覚えておくといいです。
アウグストゥスにかわいがってもらったこともあり、ローマの建国から帝政までの歴史を愛国的に、好意的に著しました。
それに対して、辛口だったのがタキトゥス。
有名な著作は「ゲルマニア」です。
ゲルマン人の素朴な生活をたたえ、ローマの退廃した文化に警鐘を鳴らした作品です。
そのゲルマン人によってローマは滅ぶわけですから、ある意味でタキトゥスは予言を行ったのかもしれませんね。。。
ちょっと異色の作品が、プルタルコスの「対比列伝」です。
ローマの英雄とギリシアの英雄を比較しつつ評論しました。
まあつまり、
「ウルトラマンVS仮面ライダー」
とか
「エイリアンVSプレデター」
みたいなもんです。
おもしろそうですよねー。
一度読んでみたいなぁーと思いつつはや6年ですよ。
[自然科学]
自然科学は、ふたつだけ覚えておけばOKかと。
プリニウスの「博物誌」。
これは、現代で言う百科事典みたいなものです。
今読み返してみると、おもしろいとおもいますよ。
「足だけ人間」とか「植物ヤギ」とか載ってます。笑
百科事典というものは、往々にしてその国の文化レベルを表す指標になります。
自分たちや他者の文化を体系的にまとめることができる、という意味ですからね。
こうした書物が編さんされていたということは、ローマ文化の成熟を表しているんじゃないでしょうか。
ちなみに、このプリニウスという人物、ヴェスヴィオ火山の噴火の際に亡くなっています。
ヴェスビオ火山て、ご存知ないですか?
では、ポンペイという地名はどうですか?
ローマのリゾート地であったポンペイという町は、ある日、背後にそびえていたヴェスヴィオ火山の噴火によって火砕流に呑みこまれてしまいます。
そこでは、なんと、一瞬にして生き埋めになった人々が石膏という形で残されており、現在でもその姿を見ることができるのです。

ちょっと怖いですよね。。。
でもまあ、非常に貴重な資料ですよね。
次に、ストラボンの「地理誌」。
内容は、名前を見ればわかりますよね。
「地理誌」はギリシア語で「ゲオグラフィカ」。
「ゲオ」が「地理」、「グラフィカ」が「記述」ですから、「地理を記述したもの」となりますよね。
それが英語でいう「地理学」の「ジオグラフィー」の語源となっているわけです。
[法学]
今まで見てきたとおり、法律大好きだったローマ人。
でも、書物として覚えておかなければならないのは、「ローマ法大全」ぐらいです。
これは、東ローマ皇帝ユスティニアヌス帝が編さんさせたものです。
古代ローマ法の集大成。
[キリスト教]
キリスト教は、そうですね、とりあえずアウグスティヌスという人物が重要です。
彼はもともと、キリスト教的立場から言えばアウトローでした。
よくわからん他国の宗教に手を出したり、女の人にだらしなかったり。。。
でもひょんなことから(?)キリスト教信仰に目覚めるんですね。
彼の職務は教父。
キリスト教の信者の団体である教会によって認められた著作家のことです。
アウグスティヌスはその中でも最大の人物で、「神の国」という神学書を著しました。
「神の国」の中で、アウグスティヌスは言います。
『崩壊しつつあるローマ帝国を救えるのは、神と教会への信仰だけです!』
これによって、キリスト教徒の間では教会に対する畏敬の念が生まれ、教会権威が確立したのです。
さて、ローマ世界は終わりました。
その後釜に座るのは、キリスト教に支配されたヨーロッパ世界です。
私利私欲と血にまみれた歴史!
……の前に、ほかの地域の古代の歴史でもやっておきますか。笑
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こんにちは!
この前、共和政までのローマ文化はやったので、残りは帝政時のローマ文化です。
ですが、せっかくやるんですから、共和政時代の文化ももう一度見直してみましょう。
どの時代の書物か、まで問われることはなかなかないと思うので、名前と著者、内容だけ覚えておけばいいかと思います。
[文学]
ウェルギリウスの叙事詩、「アエネイス」が最も重要です。
ギリシア時代の2大叙事詩、「イリアス」「オデュッセイア」の影響を受けました。
ホラティウスなんかも出るかもしれませんが、まあ覚えなくていいかな……。
カエサルの「ガリア戦記」は大丈夫ですよね。
[歴史]
まずは、リヴィウスの「ローマ建国史」が大事。
リヴィウスは、「愛国者リヴィウス」というニックネームで覚えておくといいです。
アウグストゥスにかわいがってもらったこともあり、ローマの建国から帝政までの歴史を愛国的に、好意的に著しました。
それに対して、辛口だったのがタキトゥス。
有名な著作は「ゲルマニア」です。
ゲルマン人の素朴な生活をたたえ、ローマの退廃した文化に警鐘を鳴らした作品です。
そのゲルマン人によってローマは滅ぶわけですから、ある意味でタキトゥスは予言を行ったのかもしれませんね。。。
ちょっと異色の作品が、プルタルコスの「対比列伝」です。
ローマの英雄とギリシアの英雄を比較しつつ評論しました。
まあつまり、
「ウルトラマンVS仮面ライダー」
とか
「エイリアンVSプレデター」
みたいなもんです。
おもしろそうですよねー。
一度読んでみたいなぁーと思いつつはや6年ですよ。
[自然科学]
自然科学は、ふたつだけ覚えておけばOKかと。
プリニウスの「博物誌」。
これは、現代で言う百科事典みたいなものです。
今読み返してみると、おもしろいとおもいますよ。
「足だけ人間」とか「植物ヤギ」とか載ってます。笑
百科事典というものは、往々にしてその国の文化レベルを表す指標になります。
自分たちや他者の文化を体系的にまとめることができる、という意味ですからね。
こうした書物が編さんされていたということは、ローマ文化の成熟を表しているんじゃないでしょうか。
ちなみに、このプリニウスという人物、ヴェスヴィオ火山の噴火の際に亡くなっています。
ヴェスビオ火山て、ご存知ないですか?
では、ポンペイという地名はどうですか?
ローマのリゾート地であったポンペイという町は、ある日、背後にそびえていたヴェスヴィオ火山の噴火によって火砕流に呑みこまれてしまいます。
そこでは、なんと、一瞬にして生き埋めになった人々が石膏という形で残されており、現在でもその姿を見ることができるのです。

ちょっと怖いですよね。。。
でもまあ、非常に貴重な資料ですよね。
次に、ストラボンの「地理誌」。
内容は、名前を見ればわかりますよね。
「地理誌」はギリシア語で「ゲオグラフィカ」。
「ゲオ」が「地理」、「グラフィカ」が「記述」ですから、「地理を記述したもの」となりますよね。
それが英語でいう「地理学」の「ジオグラフィー」の語源となっているわけです。
[法学]
今まで見てきたとおり、法律大好きだったローマ人。
でも、書物として覚えておかなければならないのは、「ローマ法大全」ぐらいです。
これは、東ローマ皇帝ユスティニアヌス帝が編さんさせたものです。
古代ローマ法の集大成。
[キリスト教]
キリスト教は、そうですね、とりあえずアウグスティヌスという人物が重要です。
彼はもともと、キリスト教的立場から言えばアウトローでした。
よくわからん他国の宗教に手を出したり、女の人にだらしなかったり。。。
でもひょんなことから(?)キリスト教信仰に目覚めるんですね。
彼の職務は教父。
キリスト教の信者の団体である教会によって認められた著作家のことです。
アウグスティヌスはその中でも最大の人物で、「神の国」という神学書を著しました。
「神の国」の中で、アウグスティヌスは言います。
『崩壊しつつあるローマ帝国を救えるのは、神と教会への信仰だけです!』
これによって、キリスト教徒の間では教会に対する畏敬の念が生まれ、教会権威が確立したのです。
さて、ローマ世界は終わりました。
その後釜に座るのは、キリスト教に支配されたヨーロッパ世界です。
私利私欲と血にまみれた歴史!
……の前に、ほかの地域の古代の歴史でもやっておきますか。笑
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