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りょうさんの思う壺・・!

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IBS茨城放送 開局50周年

2013年04月05日 | 思うところ
IBS茨城放送とのご縁は、2005年秋から始まった人気番組「Masaco歌のタイムマシン」から始まりました。
歌が取り持つご縁をネタに、その時々の世相や流行の話題を追いかける番組で、それなりに人気がありました。
ついでに自慢すると音楽教養番組でした、エヘン・・!
残念ながら、3・11東日本大震災の為に水戸への往復が不自由になったこともあり定時番組から離脱しました。
2005年10月、水戸駅を降り立ってから足かけ6年間神戸と水戸の往復をしたことになります。



その間、可能な限り茨城県を旅しよう!!を合言葉に県内を駆け巡りました。
アンカーのMasacoさんが繰り広げる、初期の頃のおどおどしたラジオトークは、逆に初々しく新鮮なスタートでした。
今ではすっかり成長し、イベントの生中継のアシスタントなどに加え、ナレーションや語り部としても力をつけてきました。
その力が本来の歌い手としてのライブやステージに活かされています。
茨城放送は、Masacoさんを育てた場所でもあり、茨城は彼女にとって第二の故郷以上に思い入れの深い場所です。

茨城放送は、1963年(昭和38年)4月1日開局しました。
日本では、1951年(昭和26年)9月1日、愛知の中部日本放送と大阪の新日本放送(今の毎日放送)がラジオ放送を開始しました。これが日本初の民間放送の始まりです。
この日から12年後、昭和38年に栃木放送と並び中波ラジオ局で日本で最後に開局したラジオ放送局が茨城放送です。



ラジオ受信にかけては子どもの頃から大好きなジャンルであったこともあり、自分の番組が神戸で聞くことができるか!!
かなり真面目に挑戦ました。
高性能の受信機は数台あるので心配はなかったのですが、受信するためのアンテナは自作を含め、いろいろ挑戦しました。
ラジオ番組自体も昼間から夜に変わったり、さらに曜日が変更されるなど3度ばかり変遷しました。

そんなこんながありましたが、さて、本題の神戸で茨城放送が聞こえるかですが・・・。
答えは、「イエス」
聴こえるかという質問にはイエスですが、物理的な観点から明瞭度や了解度は実用にならないというのが正解かもしれません!聞こえると聴こえるの違いもあります。

その理由に周波数の問題があります。
ご承知のように日本の各県下には一つづつ(例外はありますが・・)ラジオ局があります。
これらのラジオ局の送信出力は決まって5KWです。
ちなみに東京のラジオ局は何と100kw・・・日本全国が聴取対象です。

5Kw局は、県を単位に免許が与えられている性質上、お隣のエリアとバッティングすることを極力抑制する意図があります。しかし、国境の無い電波ですからそんなに上手く働くことはありません。

茨城放送に与えられている周波数1197khzは中波ですから、特性上夜間と昼間とでは電波の届く範囲が大きく異なります。
これを承知で、神戸で茨城放送を聞こうとすると、同じ周波数で放送されている中で5つの放送局の番組が入り混じって聞こえます。
私の住まいで一番強く聞こえるのが、熊本放送と何と北海道のSTVラジオの中継局です。
北海道が強いという理由は、おそらく深夜の海上伝搬のせいで、関西とご縁があるのかもしれません。
次に高知放送の中継局などが同じ周波数で聞こえるのですが、これらを少しばかり超えて茨城放送がかろうじて聞こえます。どうして茨城放送だとわかるのかといえば、CMを聞けばわかります。
もちろん隣接するハイパワー局の影響も受けますが、選択度の高い受信機ならそう気にはなりません。
ただ、聴こえるか?という問いの答えはイエスですが、常時聞く気になるかという問いに対しては別問題です。

最近ではインターネットでこれらの放送が配信されるため世界中どこでも故郷の放送が聴かれるようになりました。
今後、中波放送局の使命と目的などは自ずから変わっていくとは間違いないでしょう・・・
それより大きな課題は、テレビが完全にデジタル化されたようにラジオにもデジタル化の議論があります。
ただこれに関しては、設備投資とそれによる効果を考えれば躊躇せざるをえない状況も多く簡単には進めません。
それより半世紀を超える歴史を重ねてきた中波局は機材の老朽化に加え、心臓部の一つ巨大な送信アンテナの老朽化という現実に直面しています。
高速道路のトンネルの天井が落ちたのも老朽化であったようにこれは避けることができない課題ですが、巨額の設備投資は営業政策上大きな悩みとなっているのは例外ではありません。
地方の基幹局であった中波のラジオ局がこれまで果たした貢献度は言うまでもありません。
どんな形にせよ愛すべき地域のラジオを維持し環境に適合したメディアとして応援するのが私たちの使命でもあります。

4月2日、久しぶりにMasacoさんとともにその茨城放送を訪ねました。
社屋には開局50周年の記念垂れ幕や、ロビーにも同じ飾り付けがありイメージがさらに明るくなりました。



さっそく前日から始まった生放送「ハッピーパンチ!」のスタジオを訪問し、パーソナリティのKATSUMIさんと宮田英里さんと再会!KATSUMIさんとは数年前のラジオまつり以来です。



私はブースに入りましたがマイクの前に座らず、カメラマンとしてMasacoさんの語りに注目!
昨日この番組が始まって最初のゲスト出演となりました。
翌日からはこれまた仲良しの、たかとりじゅんさんの番組もスタートすると聞いて、きょう会えないのが残念・・・の思いがありましたが都内に戻る時間になってしまいました。
その後、多くのリスナーの皆さんから「聴いたよ!」のお便りを頂きました。



茨城放送では、今年は多くのイベントが計画されていいるようで楽しみです。
こっそり聞いた情報は内緒ですがご期待ください。
関西からはご縁の少ないラジオ局かもしれませんが、今も親しくおつきあいしてくれるスタッフのいる茨城放送はかけがえのない良き仲間の拠点です。
是非応援をお願いします。

頼まれもしない祝辞のようですが、これをもちまして開局50周年のお祝いの言葉に代えさせていただきます!!


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