昭和39年からずっとお付き合いをしている趣味がアマチュア無線です。
西暦では1964年ですからきょうまで47年・・・よく飽きもせず来れたものです。
一番熱心な頃は昭和50年代、当時としてはかなりでかいアンテナをタワーのてっぺんに上げ、DX通信といわれる海外との交信に一生懸命でした。
体力もあり、加えて情熱もあり・・何でもござれ!の馬力ある時代でした。
20数メートルの高さの鉄塔へ、命綱をつけてあがったり下りたり元気そのものでした。
そして大きなタワーとはお別れし神戸市内へ引っ越し・・少し小さな規模の設備になりました。
その間無線が取りもつご縁で、中国へは30数回、アジア各国やスリランカやインド洋の島にも10回近く遠征し結構楽しい時間をいただきました。
その後、生まれて初めて共同住宅暮らしとなり、海を見下ろす絶好の場所に引っ越しましたが、アンテナの設備など無縁の場所でベランダから細々と小さなアンテナで、それでも朝方はヨーロッパの国々とも交信していました。
6月、小さな新居に移転しました。
真っ先にアンテナを・・という思いとは裏腹に、引っ越しの激務は想像以上でしかも猛暑がすべての意欲を減退させます。
そうはいってもやがて冬の到来です。
引っ越しの後遺症は今も残りますが、真面目にアンテナ工事をやらなければ冬を迎えてしまう!と思い直し作業を始めました。
そして、ついに完成しました。本格的な時代から見るとおもちゃのような感じですが、基本はすべて一人の手で作業が出来るもの・・という条件です。
駅の階段でも何時かは踏むはずす予感の毎日ですから、こんなところで落下などはお笑いです・・
しかも大迷惑です。
リタイヤ組みの友人も浦島太郎のようにこの遊びに戻ってきました。
青春時代の郷愁かもしれませんが、再びお空で出会うというのも悪くはありません。
明石海峡を望むこのアンテナは、FM放送などを楽しむアンテナです・・
ラジオをゆっくり時間もいいものですね!!