京都の7月の歳時記といえば、何といっても祇園祭でしょう。
京都で打ち合わせがあり、さきほど「コンチキチン」一色の京都からとんぼ返りで帰ってきました。
きょうは祇園祭の中でも最も多く人がつめかける宵山です。
あすの山鉾巡行を前にして夜通しにぎわいます。
急ぎ帰ろうとしたら、宵山に行くの?と聞かれましたが[NO!」と言って発車間際の新快速に駆け込みました。
それが何と、部屋に入ると「長刀鉾の粽」が届いているではありませんか・・・!
漢字で粽と書くと馴染みが無いかもしれませんが「チマキ」というと、なーんだ!になると思います。
まるで街に出ずに逃げ帰った私を見計らったようなあまりのタイミングの良さに驚いたのですが、京都の友人からの嬉しい贈り物でした。
端午の節句の食べ物に、柏餅や粽(ちまき)があります。
粽は日本で最も古いお菓子の部類ですが、祇園祭の名物である粽は食べ物ではなく、笹の葉で作られた厄病・災難除けのお守りす。
毎年祇園祭のときにだけ各山鉾のお会所や八坂神社で販売され、京都では多くの人がこれを買い求め一年間玄関先に飾ります。
京都の町を歩くと、民家の玄関の上に飾られているのをよく見かけます。
この粽のいわれは、八坂神社の祭神であるスサノオノミコトが旅の途中、貧しい蘇民将来(そみんしょうらい)の家で一晩の宿と温かいもてなしを受けたお礼に、その子孫を疫病から守る約束をし、目印として茅の輪を腰に着けさせました。
この粽こそ蘇民将来の子孫の証しであり、玄関や門口に飾ることで厄除けになるといわれています。
神戸生まれの私にとって京都は学生時代の思い出の街です。
何より神戸にはない日本の独特の風情が漂う大切な街です。
その中でも宵々山は特に思いがこもる日であり、ある時期欠かさず通った青春時代の道でもあります。
この日の京都は打ち合わせが優先で特に意識して行ったわけではありませんが、駅を下りて気づいたことが「そうだ!きょうは祇園祭の宵山だ!」でした。
慌てて帰り汗を拭いながら机に置かれた届いたばかりの粽に、友人の心を感じました。
明後日は、終日精密検査を受ける日です。
この粽が、蘇民将来の子孫の証しとして疫病から私自身を護ってもらえるなら欲張りと言われてもこれ以上の喜びはありません。
京都で打ち合わせがあり、さきほど「コンチキチン」一色の京都からとんぼ返りで帰ってきました。
きょうは祇園祭の中でも最も多く人がつめかける宵山です。
あすの山鉾巡行を前にして夜通しにぎわいます。
急ぎ帰ろうとしたら、宵山に行くの?と聞かれましたが[NO!」と言って発車間際の新快速に駆け込みました。
それが何と、部屋に入ると「長刀鉾の粽」が届いているではありませんか・・・!
漢字で粽と書くと馴染みが無いかもしれませんが「チマキ」というと、なーんだ!になると思います。
まるで街に出ずに逃げ帰った私を見計らったようなあまりのタイミングの良さに驚いたのですが、京都の友人からの嬉しい贈り物でした。
端午の節句の食べ物に、柏餅や粽(ちまき)があります。
粽は日本で最も古いお菓子の部類ですが、祇園祭の名物である粽は食べ物ではなく、笹の葉で作られた厄病・災難除けのお守りす。
毎年祇園祭のときにだけ各山鉾のお会所や八坂神社で販売され、京都では多くの人がこれを買い求め一年間玄関先に飾ります。
京都の町を歩くと、民家の玄関の上に飾られているのをよく見かけます。
この粽のいわれは、八坂神社の祭神であるスサノオノミコトが旅の途中、貧しい蘇民将来(そみんしょうらい)の家で一晩の宿と温かいもてなしを受けたお礼に、その子孫を疫病から守る約束をし、目印として茅の輪を腰に着けさせました。
この粽こそ蘇民将来の子孫の証しであり、玄関や門口に飾ることで厄除けになるといわれています。
神戸生まれの私にとって京都は学生時代の思い出の街です。
何より神戸にはない日本の独特の風情が漂う大切な街です。
その中でも宵々山は特に思いがこもる日であり、ある時期欠かさず通った青春時代の道でもあります。
この日の京都は打ち合わせが優先で特に意識して行ったわけではありませんが、駅を下りて気づいたことが「そうだ!きょうは祇園祭の宵山だ!」でした。
慌てて帰り汗を拭いながら机に置かれた届いたばかりの粽に、友人の心を感じました。
明後日は、終日精密検査を受ける日です。
この粽が、蘇民将来の子孫の証しとして疫病から私自身を護ってもらえるなら欲張りと言われてもこれ以上の喜びはありません。