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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

静岡旅行記・その2

2023-05-29 18:29:39 | 雑記
5/26〜27静岡旅行記の続きです。

二日目の朝は、ビュッフェで朝ごはん。混むことが予想されるためいつもよりかなり早く起きましたが、レストランに着いた時には、開始早々から各コーナーに列ができていました。以前泊まった時はビニール手袋必須でしたが、今それはなくなったようです。
というわけで——



基本は小皿に盛られたものを取って行く方式ですが、以前はホテルの人がよそってくれたご飯とお味噌汁は各自で盛り付けるようになっていました。
ご飯にしらすと温玉をのせ、だしジュレをかけて、わさび漬けやミニまぐろ漬けという静岡名産を添えていただきました。餃子のお皿があるのも静岡ならですね。



シェフがその場で焼いてくれるオムレツもやっぱり欲しくなり、ハムとサラミに少しだけパンも添えて、こちらも美味しくいただきました。オムレツはプレーン、しらす、桜えびの3種類。自分は桜えびでお願いしました。食後のお茶は静岡紅茶です。

息子がホテルに迎えに来てくれることになっていたので、部屋に戻って荷造りをして、後はTVで【ぶらり途中下車の旅】(静岡でも放送しているんですね)や【ドキュメント72時間】の再放送を観て暫く時間をつぶし、チェックアウトを済ませてロビーや車寄せでウロウロしながら待っていましたが、いつまで待っても現れず……結局当初の予定より30分くらい遅くなりました。クルマで来たら道路が思いのほか混雑していたそうです。

気を取り直し、静岡市美術館を目指して葵ビルへGO!息子のクルマは別の場所に駐めてから来たということで徒歩ですが、駅前から地下道を使えば大通りを渡ることなくすぐ着きます。



こちら美術館の入り口。これは「絵」ではなくオブジェです。一定の角度から撮らないと正しい形にならないのがミソ。



開催中の展覧会は、何度か言及したこちらになります。

おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物ものがたり

展覧会概要は、上記公式サイトの文章をそのまま引用します。

「18~19世紀に世界をリードする大国として発展した英国では、他国との交易や国内での技術革新にともない、世界中の新しい植物が導入、栽培されました。これらの植物は英国の食文化の多様性を大きく広げました。
本展では、20万点を超える世界最大規模のボタニカル・アート(植物画)コレクションで知られる英国キュー王立植物園の協力のもと、18~19世紀に描かれた野菜や果物、ハーブやスパイス、お茶などの植物画をはじめ、食卓を飾るティー・セットや当時のレシピ帖ほか資料類など約200点を紹介し、新たな植物の発見が英国の食文化にもたらした影響と発展の歴史をひも解きます。」

館内展示は以下の区分にて。

プロローグ 食を支える人々の営み-農耕と市場
第1章 大地の恵み 野菜
第2章 イギリスで愛された果実『ポモナ・ロンディネンシス』
第3章 日々の暮らしを彩る飲み物
第4章 あこがれの果物
第5章 ハーブ&スパイス
第6章 ブレジア=クレイ家のレシピ帖と『ビートン夫人の家政読本』

リンゴやモモ、ブドウ、イチゴなど美味しそうな果物の絵が数多く展示された「第2章」は写真撮影可。自分も何枚か撮りましたが、1枚だけ上げておきます。



技法について触れると、果実だけでなく19世紀初期の植物画は基本銅版画に後から彩色していたのですね。それによって繊細な描写を美しい色で彩ることが可能になったようです。それにしても牧野富太郎博士と言い、このところ植物画がちょっとブームなんでしょうか。

「飲み物」と言えば、英国ではもちろん何はなくともお茶。第3章では英国の紅茶文化を取り扱い、絵画ではなくウェッジウッドやミントンなど、名だたる陶磁器メーカーのティーカップやポットなどが展示されていました。そのティーセットを再現したエリアも撮影可能です。



18世紀末から19世紀初頭、ジョージ王朝〜リージェンシー時代のティーセット。器だけでなく、テーブルや椅子も当時のものです。



19世紀後半、ウィリアム・モリス主導によるアーツ・アンド・クラフツ運動時代のティーセット。こちらも器だけでなく、テーブルも当時の折りたたみ式テーブルです。

名高い帆船カティサーク号がお茶の輸送船だったことも、恥ずかしながら初めて知りました。しかし、英国が世界を股にかけての航海と交易の時代には「負」の側面もあり、すぐ思い浮かぶのはアヘン貿易ですが、解説パネルで「三角貿易」などという言葉を久しぶりに目にして「ぐえぇ…」と思ってしまいました……

薬草でもあり香辛料でもあるハーブ&スパイスコーナーに料理好きの心がくすぐられたところで、レシピ帖や家政読本のコーナーに移るという構成も良いですね。しかしこの読本、実物が展示されていましたが、広辞苑並みの分厚さで、めくるのも大変そうです。



この読本に基づくヴィクトリア時代のテーブルセッティング。トップ画像もそれです。現代、一般的にイメージされるところの「お金持ちの食卓」はこの頃に完成したのでしょうね。

見ていて飽きないこの展覧会、図録も美しく、その内容も充実していて、最後の方に英国の代表的なお菓子(洋ナシのタルト、アップルパイ、プラムケーキ、トライフルそしてスコーン)のレシピが掲載されているのも嬉しいです。
美術館サイトで通販も受付中。→こちら
実はアマゾンでも購入できるようです。



展示会場を後にして、目の前のミュージアムショップへ。どの美術館でもショップを覗くのは楽しみです。自分も息子も図録や気になるものを買い(娘へのお土産も)、併設のカフェで一休み。息子は暖かい紅茶、自分は冷たい和紅茶を頼みました。



富士山を象った可愛いお菓子が付いていて、ちょっと嬉しくなりました。このカップや入り口のオブジェ等、富士山またそれを逆さにした造形がこの美術館のシンボルなんですね。

葵タワーを出た後はお昼を食べようと、歩いて新静岡のセノバへ。実は息子がクルマを置いていたのはそこの駐車場だったのです。かの有名な《さわやか》は、息子が調べたところセノバ店や御殿場店だけでなく県内どこもかしこも2〜3時間待ちでした。セノバ内では何回か行った海鮮のお店その他が閉店してしまった影響もあるかもしれません。
というわけで、まだ少しは待ち時間が短かそうな《西安健康キッチン》へ。西安餃子と同じ系列なのね、と思いましたが、後で調べたらとんかつの《さぼてん》とも同系列と知ってびっくりです。





今季初冷やし中華!美味しかったです。手包み餃子はセット。たたききゅうりと辛味ポテトも頼みました。

食後すぐ東京へ帰るのも何なので、クルマで静岡浅間神社へ連れて行ってもらいました。それについては昨日触れましたが、大河ドラマ館目当てと言うより、普通に参拝に来た人やお宮参りのご家族などでかなりの人出で、駐車場もほぼ満車状態でした。
昨日記したように、大河ドラマ館の前を通り、本殿でちょっとお参りだけして、またクルマで静岡駅前へ出てもらいました。
しかし、その時になって、セノバまたは神社の中でハンドタオルを落としたことに気づき……取りに戻る時間はありませんでしたが、もう売っていないものだしお気に入りでもあったのでショックです まあ何かの厄を持って行ってくれたものとして諦めることにします。
ところで、GW中に壊れた息子のクルマは修理・整備して無事戻って来ました。もう異音もなく快適な走行でした。

クルマを駅近の駐車場に駐め、まず駅で息子に手伝ってもらいながら新幹線の切符を買い、まだ時間があったので更なるお土産を買ったり、駅ビルのカフェで一休みしたり。カシスソーダなどという珍しいものがあったので、二人ともそれを頼みました。冷たく甘く、ほのかに酸味ある飲み物が沁みわたります。
その後、翌朝食べるパンも買いました。静岡で買ったパンを東京で……いえ、全国展開しているベーカリーだから、殊更しみじみする話でもありませんが。

駅前で息子と別れ、早めにホームへ上がって列車を待ちました。行きは「こだま」で帰りは「ひかり」です。降車駅は新横浜ですが、ひかりだと40分もしないで戻れるんですね。うたた寝の暇もありませんでした。新横浜駅の売店に立ち寄り夕食用に崎陽軒のお弁当を買っても、静岡駅から自宅まで(最寄駅でさえなく)ジャスト2時間で戻れました。新横浜静岡間はこだまでも1時間ちょっとだし、そんなに早く行き来できるなら、もっと頻繁に行ってもいいかも……と思いました。静岡停りはひかり・こだまとも1時間に1本しか来ないのが難点ですが。

帰宅後、息子とそして娘にも電話して無事戻れたことを伝え、買って帰った崎陽軒のチャーハン弁当で夕食にしました。その後のことは一昨日書いた通りです。ともあれ、突発的に出かけたプチ旅行でしたが、楽しかったです。次は娘も一緒に、もう少し時間を取って行きたいと思います。

静岡旅行記・その1

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