しまだりかのmake home-make life

建築・インテリアに関わること、くらしや不動産に関わること、働きながらの子育てなど、女性の気になる情報を綴っていきます。

太陽光発電事情について

2009-08-18 | インテリア

みなさん、夏休み、満喫しましたか?
うちの子たちは自宅の屋上でプール&バーベキュー三昧でしたよ。

今年の夏は涼しいですね。
こう涼しすぎると、これから野菜や米が値上がりするだろうな、と、心配です。
地震も多いし・・・

さて。
今日は、太陽光発電のお話。
太陽光発電というと、エコ!なイメージが大きいですね。
屋根の上にパネルをのせて、太陽の光がキラキラ反射されている光景が増えてきました。

実は10年前、これを付けようと思った事がありました。
当時、いくらだったかは忘れてしまいましたが、とても高かったんです。
太陽光パネルを設置することにより減る電気代の何年分で設置できるかを計算すると、35年でした。

「36年目以降はどんどんお得になっていくんです!」
と自信たっぷりに話すメーカーの方に、

「で、何年で壊れるの?」

と聞くと、トーンダウンして
「20年から25年くらい・・・」
と。

ああ、エコは得しようなんて思っちゃいけないんだ。
地球のために、高くてもやる!という意志が必要なんだ。
と、納得したものです。


あれから10年。
今の太陽光発電事情はどうなっているでしょうか。


日刊ゲンダイ2009年8月12日掲載の記事にこうあります。

 標準の出力3.5キロワットのシステムだと、工事費など込みで1キロワット当たり約70万円で、設置に245万円かかる。やっぱり結構高いが、その後のランニングコストはかからないから、負担はこれだけである。
 しかし、実際はもっと安く設置できる。国や自治体の補助があるからだ。たとえば、東京・武蔵野市のケースで見てみよう。国の補助は1キロワットあたり7万円、東京都は同10万円、武蔵野市は同3万円で、合計すると3.5キロワットで70万円。設置費用は175万円で済むということである。
 では、電気料金の節約はいくらぐらいか。
「太陽光発電を付けても蓄電能力はないので、昼間は電気を売れますが、夜は買わなければなりません。売却価格は来年4月から1キロワットあたり48円、武蔵野市はさらに15円の上乗せ補助があります。これまでの実績では、売却電力は発電量のだいたい半分。毎月450キロワット程度使う家庭なら、年間約13万円の電気料金を払っているはずですが、太陽光発電をつけると6万円前後に減り、武蔵野市なら電力会社への売却益が約13万円出ますから、差し引き約7万円のプラスとなります」(生活アナリスト)
 年間7万円なら175万円の設置費用の元が取れるのは25年後ということである。しかし、減った電気料金もプラスと考えると、15年で元は取れる。今後、設置費用は1キロワットあたり60万円以下まで下がるとみられ、屋根のリフォームと同時に工事をすればさらに安くなる。検討してみるか――。


だいぶ、お得さも見て取れるようになったんですね。
この不況、地球のためにお金を使える人はそうそういないでしょうから、お得さを出さないと地球に優しくなりません。


そんな中、民主党のマニュフェストは環境エネルギーの分野に力を入れているようです。
現状では、太陽光発電で発電した電気のうち、昼間の余った電気は電力会社(東京なら東京電力)が買い取ってくれます
畜電はできないため、夜は電気が足りず、一般の家と同じように電力会社から電気を買い取り使います。
ただし、東電との契約内容がお得なコースになるので、夜の電気代も安い という訳です。
電力会社は自主的に1キロワット時あたり、23~25円で買い取っていますが、経済産業省では今後この買い取り価格を倍の50円に引き上げる方針を発表しています。
ただ、この計画では対象となるのは太陽光発電の余剰電力に限定されています。


民主党案は何が違うかというと、家庭や企業が自然エネルギーで発電した電力を電力会社に買い取らせる「固定価格買い取り制度」の導入、つまり、太陽光に限らず、すべての自然エネルギーを対象とし、発電したすべての電力を買い取らせることを義務づけ ているのです。
風力やバイオマスなどすべての自然エネルギーで発電した全量を買い取る計画で、自宅で使う電力もいったんは電力会社が買い取る形にすることで発電設備を設置した人のメリットを多くするのだそうです。
今後の動きから、目が離せませんね。


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3 コメント

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Unknown (ソクシラベ)
2009-08-18 21:04:58
おじゃまします。
お盆が過ぎましたが、いかがお過ごしでしょうか。
まだ、暑いですね。
特に外でする仕事は大変ですね。
よろしかったら、私のブログに遊びに来てください。
時事ネタのほか、住宅や測量、地質調査などの話題を扱っています。
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太陽光発電の損得勘定 (杜瀞蕗さん棲家)
2009-08-20 13:09:02
太陽光発電、判り易く、なるほどと思います。
「買い取らせる」民主党マニフェストは電力会社が納得するのでしょうかね。
それはともかくとして、なんとか我が家でもやっておきたい課題ではあります。
公費補助を考えても170万台・・・、パネルはもっと安くなるはずですね。普及率がアップ傾向とはいえ、まだまだという状態ですから。
数万円の利益で投資費用を回収する年数と改修費用を考慮すると、100万円を切ってもいいはずです。
もう少し様子を見ようと思います。
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杜瀞蕗さん棲家 (島田理香)
2009-08-20 13:29:19
いつもありがとうございます!
170万円台って、なかなか「安い!」とはまだまだ飛びつけないですよね(^^;)
最近では印刷技術で、紙のようにぺらぺらのシートが太陽光パネルになる技術も開発されているそうですよ。
商品化されるのはいつになるのか・・・。
でも、そのくらい大きな転換があればグッと安くなる可能性もありそうですね。
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