クローン病患者の生活

クローン病とは難病(特定疾患)であり、クローン病患者である私の生活を書きたいと思っています。

Vol.30 クローン病患者の生活

2007-07-11 | Weblog
普通は入院すると、退院が決まれば嬉しく思います。
今までの私もそうでした。
今年の四月に入院し、退院が決まったときは嬉しかったです。
一時だけ。
あとは考え込んでしまいました。
クローン病になってから入退院を繰り返し、体調が良いときに前に進もうとすると、また入院という形でリセットされ、腸が悪くなっている検査結果。
前を向くことができても、歩くことはできない。
歩いて一歩踏み出したとしても入院でスタート地点どころか後退させられる。
クローン病という手が私の背中を後へ引っ張っている。
エトセトラ・・・エトセトラ・・・。
こんなことを病院のベッドの上で考えてしまいました。
考えたというより見えてしまった感じです。
初めてでした、このような感覚は。
退院したくない、このまま入院していたいという思いがでたのも初めてでした。
退院したらまた後に歩いてしまう。
自宅療養で体調が良くなっても、それは実質、悪化に結びつく。
手術へ確実に近づいている。
二度目以降の手術は厄介。
人工肛門への不安。
明日の自分も見えない。

これが私の「クローン病患者の生活」です。