南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

24.7.11 だいち4号と2号の軌道比較 関東本格梅雨に入る 本日印NavIC 1E太陽合状態に, 来週早々には日QZS-1R準太陽合状態に 9月QZS-4太陽合まで夏休み空白

2024年07月11日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
24.7.11 だいち新4号と2号の比較です.打上げ後の記者会見でALOS-4の有川善久プロジェクトマネージャは「だいち4号は2号と同じ軌道面に投入する。投入精度の良さのおかげで2号と4号の連携が非常にしやすくなる」と述べていました.軌道と基本的な機能は共通しながら2機の衛星が観測することで、より強力に国土を調査できるようになるとのことです.。

さて,この2つのALOSの軌道をどうさばいてゆくか考えています..

遅まきながら関東本格梅雨に入った模様です.本日インドOGSO NavIC 1Eが太陽合状態に入りました, ついで来週早々には日本のQZS-1Rが太陽合状態に入ります.その後は9月の日本のQZS-4までは太陽合はありません.太陽合の長い夏休みに入ります.

じわじわとIG3座の北緯での象限切替のアルゴリズム適用を準備しています.象限切替のリダクションアルゴリズムがうまく機能しますかどうか.
前回は2月も8月も象限判定がジタバタした記録が明々に残ってしまっていますので.リダクションアルゴリズムの名誉挽回をしなければとおもっています.

β角プロットを用いてQZSとIGSOの太陽合の前倒し現象を年単位の時空間現象として確認しようとしているところが,ここ数年の本ブログの重要な狙いです.



QZS/IGSO座群はグローカル・イーストが達成した21世紀の現時点における衛星軌道技術の到達点のひとつでしょう.欧米先進地域でもQZS/IGSO座構築を実現しているところはありません.QZS/IGSO座軌道群のデータリダクションを継続して,記録してゆく意義は大きいと考えます.その応用技術として月面測位技術への応用に未来を見たいと思います.
2024/5/18から以下のN2YOデータベース・アクセスのURLを使用するように改定しました(アンカーKOREASAT-7).
https://www.n2yo.com/?s=42691|37256|37384|37763|37948|41434|42738|42965|40547|41241|43539|44204|40549|40938|44709|44337|49336

N2YOサービスの画面コピーを利用したIGSO/QZS衛星軌道群の地表への射影の16時間分のIGSO/QZS群衛星軌道アニメGIFを記録します.
(1) IGSO/QZSS射影軌道の16時間分の10分毎のアニメGIF


(2) IGSO/QZSS射影軌道の昼間6時間分の2分毎のアニメGIF
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