南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

23.7.3 ヘリオセントリックβ角象限表示BD四兄弟から 今週末にBD大L字ラストのBD-I1-Sで一連の大L字星座の太陽合生起完了予定⇒印NavIC-1E太陽合生起予定

2023年07月03日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2020 7/3 コロナ東京新感染124名! Nav三兄弟+Q2大交差中 6-7月:BD十字星5衛星連続太陽合中⇒8月:NavIC-1E,-1Iペア同期合
本年と昨年の7/3のアニメGIFの比較については、以下引用記事内のアニメGIFと比較しながらご覧ください。1年前記事との比較により、日本社会の新型コロナ疫などによる1年間の変......
21.7.3 東京新感染716 50 (前週534 37 前々週 388 43) 前週同曜日比恐るべき166% BD3-IGSO-3準太陽合に,18日頃BD-I1-S
2019 07/03 天変地異レベル5 感染症レベル4 住民の命を守るため 太陽合西輪IGSO-5本日準合、東輪IGSO-2本日準合 七夕前のIGSO-2とIGSO-5太陽合......
22.7.03 太陽合ピークアウトBD3-IGSO-3、次はBD-I1-S⇒NavIC-1E QZS/IGSO軌道アニメGIF東京コロナ2004->3788リバウンド加速

2019 07/03 天変地異レベル5 感染症レベル4 住民の命を守るため 太陽合西輪IGSO-5本日準合、東輪IGSO-2本日準合 七夕前のIGSO-2とIGSO-5太陽合......

23.7.3 1920x1200画面コピーで大インクリのBD並列四兄弟のβ角を高緯度まで追えるようになったので,曖昧性のないヘリオセントリックな象限表示に切り替えることが可能となったので,6月からのBD四兄弟データから明示的な切替えを始めています.

BD3-IGSO-3が既にピークアウトし,今週末にもBD大L字星座の最後尾BD-I1-Sのβ角交叉確認にて全完了予定です,次いで印NavIC-1Eの太陽合生起の順番となります.

小インクリのNavIC-1Eが次のターゲットでもあり,どこまで小インクリでも象限表現をとるべきかについては,NavIC-1Eをこなしながら考えることとしましょう.つまり現在の連続表示か位相の180度ジャンプを加えるかどうかのβ角の符号の表示上の問題です.

これまではβ角交点が太陽赤緯より北側であれば正符号・南側であれば負符号を取るというグローバルノース視点の表示法です.
一方,β角交点の象限表示とは,太陽赤緯に接近するときにはβ角に正符号,離脱する場合にはβ角に負符号を付けるというヘリオセントリック(heliocentric)な表示法です.

最近のβ角プロット図において,BD並列四兄弟のβ角プロットが大きな縦軸方向のジャンプをしているのは,このヘリオセントリックな符号表示法を取り込んだためです.

なお,象限表示の問題と,一番の課題のQZS/IGSO衛星の太陽合の年周カーブのβ角交叉現象が,毎年約5日分づつ前倒しとなる現象とは無関係であると考えています.

太陽軌道射影の北回帰線からの非常にゆっくりとした南下・離脱が進んでいます.
QZS/IGSO衛星群のβ角プロットの交叉ぶりを南側へ最大限にシフトさせている時期といえます.その端的がBD並列四兄弟のβ角が年周カーブの極小点付近を通過しつつあることです.反対に四兄弟のβ角プロットの極大点通過時期は2022冬至付近でした.

日中印のQZS/IGSO軌道衛星群のようなIGSO衛星系は,グローバルに見ても東アジア上空にしかありません.他にない応用ポテンシャルを持つアジア特有のQZS/IGSO衛星群の利用技術を磨き上げることが重要でしょう.現状の日中印のQZS/IGSO衛星系の連携は改善すべきでしょう.

以下のβ角線グラフプロットに衛星名のインデックスを付けています.各線グラフプロットの衛星名判別にご利用ください.
こうしたβ角図をみますと,1日1日の積み重ねで年数を重ねることの重要性がよく分かります.
現在はβ角ゼロの目盛赤線の上部はプロットが拡散気味ですが,赤線下部はプロットがまとまって集中できている季節であると分かります.


以下のURLのN2YOサービスの画面コピーを利用したIGSO/QZS衛星軌道群の,地表面射影の24時間全日分と6時間弱の,2種のIGSO/QZS群衛星軌道アニメGIFを記録します.必要最小限のNORAD番号リストの見直し結果は以下のとおりです:
https://www.n2yo.com/?s=46112|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|37158|42965|40547|41241|43539|44204|40938|40549|44709|44337|49336

アンカー衛星としてはBSAT-4B(NORAD ID 46112)に変更しています.北斗衛星群の軌道バランスを良くするためです.

上記URLによりN2YOサーバによる衛星軌道の表示がWEB上に現れましたら、各衛星マークをマウスオーバーすると衛星名が表示されます.

(1) IGSO/QZSS射影軌道の16時間分の10分毎のアニメGIF


(2) IGSO/QZSS射影軌道の昼間6時間分の2分毎のアニメGIF
2分ごとのアニメGIFをご覧いただくと,連日のβ角エベントの変化を確認して頂ける時期です.


わが国のQZSSやインドや中国のIGSO衛星群にご関心の方は、是非ともご自身でWEB上の個別衛星をマウスオーバーされて、衛星名をご確認ください.数値計算に依存しがちなりがちな分野ですので,幾何学的・視覚的な活用・分析に切り替えてみることも大切といえるでしょう.

この記事についてブログを書く
« 23.7.2 BD四兄弟象限表示 7月... | トップ | 23.7.4 初挑戦ヘリオセントリ... »

アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道」カテゴリの最新記事