南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

24.1.15 AIには膨大な失敗例こそ重要 インドNavIC-1E太陽合ピークアウト 来週明けにも日本QZS-1R太陽合へ 北五座IGSO-3来週末まで小休止

2024年01月15日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
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24.1.15 画面南端接近中の北五座IGSO-3軌道が象限切替に入ります.本日から1週間くらいのお休みになりますが,補完データリダクションを予定しています.

3年くらい前までは,象限の問題の扱い方が揺らいでおり,全衛星軌道が,くまなくスクリーンに入るように,縮小表示していたので,データの解像度・精度を損していました.現在は2-3週間のブランクを補完できるコツが見えてきたので,スクリーンサイズギリギリまで拡大してデータを取得することができるようになりました.

やはりデータリダクションの基本は,失敗を恐れずにトライして,記録として残しておき,後からなんとかする気風・仕組みが大事です.綺麗事の国の日本人は失敗の表面化をおそれて,失敗談を隠してしまう傾向が強いです.そうではなくて失敗談を記録するためにも何年かにわたるデータリダクションを手作業でもやり続けることです.データの癖を見つける地道な作業を積み上げべきです.ただこれを若い人に,あまり多く押し付けてはいかんでしょう..

このあたりは失敗する時間が取れる高齢者の任務のような気がします.その失敗経験を記録として公開で残しておき,失敗経験AIの検索にかかるようにすること,AIにたっぷり失敗談をも食わせることが,特に日本の高齢者の任務ではないかとさえ思います.未来のAIは成功談よりも失敗談の経験を何倍も必要とするでしょう.綺麗事の集積ではAIは脆弱で駄目でしょう.優れたAIは失敗談の多さ・厚さが勝負を分けると思います.

90年代バブル大崩壊,失われた30年,津波軽視の原発大事故など日本人は桁違いの大失敗をやらかしてきました.それらも失敗経験AIにたらふく食わせてしまいましょう.

本日インド東輪NavIC-1Eが太陽合ピークアウトしました.いよいよ次の太陽合ターゲットは来週明けにも日本QZS-1Rが到達予定です.

北三・四IG両座の直線状南下傾向は2月までは平行して進行し,春分頃には北三座は北上象限切替します.北四座の北上への反転は夏至頃となるでしょう.つまり両座は3ヶ月のずれをもって反転をしてゆきます.インクリが大きいことと太陽赤緯がゼロは上昇しますので,β角プロットの振幅は大きいという特徴をもちます.

一方のQZSS三衛星のβ角プロットは対照的に,安定な雄大なβ角プロットを描いてゆく特徴を示します.日本列島上空のGEO空間で,相対角速度を最小化するという基本デザインに起因します.このユニークさは高層ビルの多い都会での測位の連続性において貴重です.現在もゆったりとしたQZS-4の反象限切替が進展しています.

韓国がQZSと同様のIGSO衛星群KPSを,外国ロケットにて打上げてゆく予定との状況の中で,東アジアの天空において特徴あるQZS座の存在意義を高めるためにも早期のQZS衛星7機体制の構築・確立が望まれます.



最新β角プロット図で,QZSS三衛星の安定かつ雄大なβ角プロットや,北三・四座の直線的な南下,北五座のパラパラとした黄道縦断や部分同期合など特徴点を,じっくり観察してゆきましょう.北斗IG各座の狙いは未公表の分が多く,その解明には緻密な観察が大事であると考えます.

1日1日の地道なデータリダクションの繰り返しで,モニタリングの年月数を重ねてゆくことが重要だと考えます.幾何学的な観察の積み重ねの上で,数値計算など分析をしてゆくことが,地についたデータ解析に繋がってゆくと考えます.

以下のURLのN2YOサービスの画面コピーを利用したIGSO/QZS衛星軌道群の,地表への射影の16時間分と6時間分弱の,2種のIGSO/QZS群衛星軌道アニメGIFを記録します.必要最小限のNORAD番号リストの見直し結果は以下のとおりです:
https://www.n2yo.com/?s=46112|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|37158|42965|40547|41241|43539|44204|40938|40549|44709|44337|49336

アンカー衛星としてはBSAT-4B(NORAD ID 46112)に変更しています.北斗衛星群の軌道バランスを良くしてトラブルを軽減するするためです.

上記URLによりN2YOサーバによる衛星軌道の表示がWEB上に現れましたら、各衛星マークをマウスオーバーすると衛星名が表示されます.

(1) IGSO/QZSS射影軌道の16時間分の10分毎のアニメGIF


(2) IGSO/QZSS射影軌道の昼間6時間分の2分毎のアニメGIF


日中印のQZS/IGSO軌道衛星群のようなIGSO衛星系は,グローバルに見ても東アジア上空にしかありません.他にない応用ポテンシャルを持つアジア特有のQZS/IGSO衛星群の利用技術を磨き上げることが重要でしょう.現状の日中印のQZS/IGSO衛星系の連携は改善すべきでしょう.

わが国のQZSSやインドや中国のIGSO衛星群にご関心の方は、是非ともご自身でWEB上の個別衛星をマウスオーバーされて、衛星名をご確認ください.数値計算に依存しがちなりがちな分野ですので,幾何学的・視覚的な活用・分析に切り替えてみることも大切といえるでしょう.
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