はじめまして、私が噂の灰塚ダムのダム湖でございます。以後お見知りおきのほど、よろしくお願い致します。
というわけで2018年の全日本トライアル会場となった、灰塚ダムトライアルパーク。
ダムというからには山ひとつがまるまる会場なのか、と恐れていたのですが、意外にこぢんまりとしております。
用意されたセクションは、10個。IASはこのうち8個を3ラップ+SSふたつ、という設定です。
西日本豪雨で開催が心配された今年の中国大会ですが、この会場付近はそれほど影響はなかったのだとか。
会場は前日まで雨が降っていて雨対策がなされていましたが、この程度です。
でも選手とスタッフは土曜日「今年のJTRは雨が多いねえ」「天気ばかりは仕方ないねえ」と口々に。
日本列島には台風21号が近づきつつあり、試合当日、日曜日の天気は雨が予想されていたのです。
台風はともかく、雨の予報に密かにニッコリしていたのが、野崎史高選手です。
第3戦九州大会では優勝、第2戦近畿大会と第4戦北海道大会でもあと一歩で勝っていたかもしれない野崎選手。
どの大会も、天気はいずれも雨でした。
赤土と黒土が混ざってグリップが非常に難しい、というこの会場。雨が降ると、野崎選手には有利になると思われるのです。
そして日曜日の朝。
空を見上げた野崎選手は「話が違うじゃないか!」とつぶやいたとか。(事実確認済み)
今日1日は多分雨とは無関係だろうという輝く太陽の下、選手たちはスタートを切りました。
第1セクションは、IASの半分がクリーン。
第2からがいよいよ勝負の始まりです。
出口手前のこのヒューム管。リアタイヤを当てる場所が空洞になっていて、どうやって登ろうか?
最初に入った成田亮選手。右からヒューム管の角を狙いますが、リヤタイヤが杭を折ってしまいます。
2人目の平田雅裕選手も同じポイントを狙ったのですが、リヤが滑って転倒。
雅裕選手はかねてから傷めていたという右膝靭帯をまたやってしまい、リタイアです。
3人目、磯谷玲選手。前の2人のタイヤマークより高いとことにリヤを当てて、登りました。
でもその先、出口手前のヒューム管で、マーカー接触。
平田貴裕選手。リヤが大きく滑って、黄色マーカーに接触5点。
岡村将敏選手。一つ目はのぼったのですが
出口手前で失敗。
藤原慎也選手。足をつきながら一つ目をのぼり、ふたつ目もクリア。
2点での初走破に、ニッコリです。
吉良祐哉選手はヒューム管の上でダニエル。一つ目をクリア。
でもふたつ目で、前輪がマーカー接触。
柴田暁選手。一つ目をダニエルでのぼったあと、マシンをひねって飛び降ります。
ここまで0点だったのですが、ふたつ目て転倒。
黒山健一選手は足を着きながら登って
2点で確実にアウトです。
これでクリーンすれば黒山選手をリードのはずの小川友幸選手。
気負ってしまったのか、なんと一つ目で失敗してしまいました。
ところでこのセクション、ひとつ目のヒューム管の手前に土曜日まではなかった発射台が、いつのまにやら。
他の選手も見ていたけど使わなかった発射台に、氏川政哉選手は迷わずマシンを進め、真正面から攻めます。
それでも高さがあって難しいと思われたのですが、スパンとクリア。
ふたつ目も抜けて、このセクションを初めてクリーンでアウト。キレのあるライディングにお客さんも大喜びです。
へっへっへ、やったぜい!
次に入った野崎選手は、発射台を使わない横からのラインでクリーン。
斎藤晶夫選手は逆に左からのラインを選びます。
でも後輪が滑ってしまいました。
最後に入った小川毅士選手。正面からのラインを選びますが
勢い余って、転倒です。
まだ1ラップ目の第2セクソションが終わったばかりですが、トップは合計0点の野崎選手と氏川選手。3位に2点の黒山選手と藤原選手。5点をとってしまった友幸選手は挽回のためこのあとクリーンを狙うライディングを続けなければならず、早くも苦しい試合を強いられることになってしまいました。
第3セクション。
高い岩を登り切れない、吉良選手。
この岩は、柴田選手、藤原選手も叩き落とします。
第2で正面突破に成功した氏川選手は、一旦手前で停まってウーポン的に行く方法。
でもマシンは上まで届きません。
毅士選手は足を着いてマシンを引き上げ、この岩を登ります。
アウトに向かうヒルクライム+ステアで失敗。
黒山選手は一つ目をノーミスでクリアし、アウトへのステアの上は足を着いて、2点で走破。
野崎選手は岩で転倒。
最後に入った友幸選手は、岩を1点。
ヒルクライムとステアはノーミスで越えて、このセクションを最小減点の1点で走破。第2での失敗を少し取り戻しました。
スーパークラスは第4と第5は無し。第6はトップライダーはほぼクリーンで、試合はコンクリートブロックからヒューム管に飛び移る第7セクションです。
吉良選手はヒューム管に飛び乗ったあとフロントを落としてしまい、5点。
柴田選手はきれいにクリーン。
氏川選手も0点。
黒山選手はブロックに降りる前のステアで2点を取ってしまいますが、飛び移りは成功。
野崎選手は黒山選手が足を出したポイントをクリア。飛び移りもキレイに決めます。
友幸選手も上はクリア。
ところがこの飛び移りで、フロントが浮きません。
ヒューム管に突っ込んでしまった友幸選手。胸を強打し、フロントフォークも傷つけてしまいます。
第9セクションは、柴田選手がポカミスの1点を着いた他は、全員がクリーン。
試合は1ラップ目最後の第10セクションを迎えます。ここも中空ヒューム管がポイントです。
斜めから入りヒューム管の角にリヤを当てた、藤原選手。タイヤが滑って5点。
柴田選手も斜めから攻めます。
のぼったあとマシンはヒューム管を滑り落ちてしまいますが、足着きをこらえてリカバリーし、クリーン。
氏川選手は、ここも真正面からアタックします。
またもや成功で、大喝采。
野崎選手は斜めからでクリーン。
黒山選手も0点。
友幸選手もクリーンで抜けますが、第2と第7のミスで1ラップ目の順位は4位と、予想外の位置です。
【1ラップ目終了時点】
1位 野崎史高 6
2位 黒山健一 8
3位 氏川政哉 11
4位 小川友幸 12
5位 柴田 暁 13
6位 小川毅士 15
7位 吉良祐哉 20
8位 藤原慎也 22
9位 岡村将敏 29
10位 斎藤晶夫 31
10位 成田 亮 31
12位 平田貴裕 33
12位 磯谷 玲 33
リタイア 平田雅裕
と、1ラップ目が終わったところで、このブログの写真のアップ枚数が規定を超えてしまいました。
なんだよぉ、1日に100枚までしかアップできないのかよぉ。
原稿はできているので、残念ですが2ラップ目以降の熱戦は明日におあずけです。
おっ楽しみに〜。
というわけで2018年の全日本トライアル会場となった、灰塚ダムトライアルパーク。
ダムというからには山ひとつがまるまる会場なのか、と恐れていたのですが、意外にこぢんまりとしております。
用意されたセクションは、10個。IASはこのうち8個を3ラップ+SSふたつ、という設定です。
西日本豪雨で開催が心配された今年の中国大会ですが、この会場付近はそれほど影響はなかったのだとか。
会場は前日まで雨が降っていて雨対策がなされていましたが、この程度です。
でも選手とスタッフは土曜日「今年のJTRは雨が多いねえ」「天気ばかりは仕方ないねえ」と口々に。
日本列島には台風21号が近づきつつあり、試合当日、日曜日の天気は雨が予想されていたのです。
台風はともかく、雨の予報に密かにニッコリしていたのが、野崎史高選手です。
第3戦九州大会では優勝、第2戦近畿大会と第4戦北海道大会でもあと一歩で勝っていたかもしれない野崎選手。
どの大会も、天気はいずれも雨でした。
赤土と黒土が混ざってグリップが非常に難しい、というこの会場。雨が降ると、野崎選手には有利になると思われるのです。
そして日曜日の朝。
空を見上げた野崎選手は「話が違うじゃないか!」とつぶやいたとか。(事実確認済み)
今日1日は多分雨とは無関係だろうという輝く太陽の下、選手たちはスタートを切りました。
第1セクションは、IASの半分がクリーン。
第2からがいよいよ勝負の始まりです。
出口手前のこのヒューム管。リアタイヤを当てる場所が空洞になっていて、どうやって登ろうか?
最初に入った成田亮選手。右からヒューム管の角を狙いますが、リヤタイヤが杭を折ってしまいます。
2人目の平田雅裕選手も同じポイントを狙ったのですが、リヤが滑って転倒。
雅裕選手はかねてから傷めていたという右膝靭帯をまたやってしまい、リタイアです。
3人目、磯谷玲選手。前の2人のタイヤマークより高いとことにリヤを当てて、登りました。
でもその先、出口手前のヒューム管で、マーカー接触。
平田貴裕選手。リヤが大きく滑って、黄色マーカーに接触5点。
岡村将敏選手。一つ目はのぼったのですが
出口手前で失敗。
藤原慎也選手。足をつきながら一つ目をのぼり、ふたつ目もクリア。
2点での初走破に、ニッコリです。
吉良祐哉選手はヒューム管の上でダニエル。一つ目をクリア。
でもふたつ目で、前輪がマーカー接触。
柴田暁選手。一つ目をダニエルでのぼったあと、マシンをひねって飛び降ります。
ここまで0点だったのですが、ふたつ目て転倒。
黒山健一選手は足を着きながら登って
2点で確実にアウトです。
これでクリーンすれば黒山選手をリードのはずの小川友幸選手。
気負ってしまったのか、なんと一つ目で失敗してしまいました。
ところでこのセクション、ひとつ目のヒューム管の手前に土曜日まではなかった発射台が、いつのまにやら。
他の選手も見ていたけど使わなかった発射台に、氏川政哉選手は迷わずマシンを進め、真正面から攻めます。
それでも高さがあって難しいと思われたのですが、スパンとクリア。
ふたつ目も抜けて、このセクションを初めてクリーンでアウト。キレのあるライディングにお客さんも大喜びです。
へっへっへ、やったぜい!
次に入った野崎選手は、発射台を使わない横からのラインでクリーン。
斎藤晶夫選手は逆に左からのラインを選びます。
でも後輪が滑ってしまいました。
最後に入った小川毅士選手。正面からのラインを選びますが
勢い余って、転倒です。
まだ1ラップ目の第2セクソションが終わったばかりですが、トップは合計0点の野崎選手と氏川選手。3位に2点の黒山選手と藤原選手。5点をとってしまった友幸選手は挽回のためこのあとクリーンを狙うライディングを続けなければならず、早くも苦しい試合を強いられることになってしまいました。
第3セクション。
高い岩を登り切れない、吉良選手。
この岩は、柴田選手、藤原選手も叩き落とします。
第2で正面突破に成功した氏川選手は、一旦手前で停まってウーポン的に行く方法。
でもマシンは上まで届きません。
毅士選手は足を着いてマシンを引き上げ、この岩を登ります。
アウトに向かうヒルクライム+ステアで失敗。
黒山選手は一つ目をノーミスでクリアし、アウトへのステアの上は足を着いて、2点で走破。
野崎選手は岩で転倒。
最後に入った友幸選手は、岩を1点。
ヒルクライムとステアはノーミスで越えて、このセクションを最小減点の1点で走破。第2での失敗を少し取り戻しました。
スーパークラスは第4と第5は無し。第6はトップライダーはほぼクリーンで、試合はコンクリートブロックからヒューム管に飛び移る第7セクションです。
吉良選手はヒューム管に飛び乗ったあとフロントを落としてしまい、5点。
柴田選手はきれいにクリーン。
氏川選手も0点。
黒山選手はブロックに降りる前のステアで2点を取ってしまいますが、飛び移りは成功。
野崎選手は黒山選手が足を出したポイントをクリア。飛び移りもキレイに決めます。
友幸選手も上はクリア。
ところがこの飛び移りで、フロントが浮きません。
ヒューム管に突っ込んでしまった友幸選手。胸を強打し、フロントフォークも傷つけてしまいます。
第9セクションは、柴田選手がポカミスの1点を着いた他は、全員がクリーン。
試合は1ラップ目最後の第10セクションを迎えます。ここも中空ヒューム管がポイントです。
斜めから入りヒューム管の角にリヤを当てた、藤原選手。タイヤが滑って5点。
柴田選手も斜めから攻めます。
のぼったあとマシンはヒューム管を滑り落ちてしまいますが、足着きをこらえてリカバリーし、クリーン。
氏川選手は、ここも真正面からアタックします。
またもや成功で、大喝采。
野崎選手は斜めからでクリーン。
黒山選手も0点。
友幸選手もクリーンで抜けますが、第2と第7のミスで1ラップ目の順位は4位と、予想外の位置です。
【1ラップ目終了時点】
1位 野崎史高 6
2位 黒山健一 8
3位 氏川政哉 11
4位 小川友幸 12
5位 柴田 暁 13
6位 小川毅士 15
7位 吉良祐哉 20
8位 藤原慎也 22
9位 岡村将敏 29
10位 斎藤晶夫 31
10位 成田 亮 31
12位 平田貴裕 33
12位 磯谷 玲 33
リタイア 平田雅裕
と、1ラップ目が終わったところで、このブログの写真のアップ枚数が規定を超えてしまいました。
なんだよぉ、1日に100枚までしかアップできないのかよぉ。
原稿はできているので、残念ですが2ラップ目以降の熱戦は明日におあずけです。
おっ楽しみに〜。
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