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オートバイスポーツ、トライアルを中心にディレクター生野涼介が日々の気がついた事、取材した時の思いなど、日常のブログです。

2018JTR R7東北大会 Episode2 小川毅士選手vs柴田暁選手

2018-10-30 22:20:22 | トライアル
2018年全日本トライアル最終戦。
ここまで74ポイントでランキング4位に着けるのは、ゼッケン4番の小川毅士選手です。


こちらは1ポイント差、73ポイントで5位のゼッケン5番、柴田暁選手。

ここ数年ほとんど固定ゼッケンのようになっている4番と5番ですが、この2人の最後の闘いは第1セクションから動きます。

先に入った柴田選手はクリーン。


ところが毅士選手は、3点をとってしまったのです。


毅士選手は、第3、第4、第8、第9セクションも失敗。



でもあの壁のような第5セクションは、クリーンで登っています。

柴田選手は第3、第4は5点。



毅士選手が5点だった第8を3点で抜けますが、毅士選手がクリーンした第5は5点でした。
第9、第10はお互いクリーンしますが、1ラップ目が終わって2人は合計18点の同点です。


2ラップ目も2人の同点は続きます。
第3セクションの毅士選手。


同じセクションの柴田選手。


でも柴田選手は、毅士選手が失敗した第4セクションを3点でアウトします。

ここまで柴田選手の26点に対し、毅士選手は28点。

毅士選手は1回目にクリーンした第5で逆転を目指しますが、2ラップ目は5点。


続く第8でも転倒です。


ここまで2点リードの柴田選手。差を広げたいところですが、毅士選手が失敗した第5セクションでは5点。


第8セクションも上まで届きません。


2人の差は2点のまま、3ラップ目。
毅士選手がクリーンすると柴田選手も0点。自分が5点だと相手も5点が続きます。
第3セクションもお互い5点。


でも柴田選手は毅士選手が失敗した第4を2点で登ります。これで差は5点に広がりました。


3ラップ目はすでに毅士選手が1点で上がった第5セクション。これまで2回失敗している柴田選手は、また5点をとると追いつかれるところです。
ところが柴田選手はついにここでクリーンをとり、逆に点差を広げます。


3ラップが終わって毅士選手の合計59点に対し、柴田選手は53点。
数年前までは田中善弘選手と長らく競って、ようやく抜いた柴田選手。
今度はその先にいた小川毅士選手を破っての、初めてのゼッケン4番が見えてきました。

※東北大会レポートEpisode3「斎藤晶夫選手vs氏川政哉選手編」に続く

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