散歩をしていたらいきなり
こんな立派な桜の木に、遭遇しました。
民家の庭と空地の境目あたりに
一本だけ映えています。
ちょうど、満開です。
Cocoさんといっしょに歩くようになってから
5回目の春。
散歩コースに含まれるこの道は
今までにも、何度も歩いているはずですが
この木に気づいたのは、今年が初めてです。
おそらく去年までは、
道路に面していた壁が高くて
しかも中が見えないタイプの物だったのでしょう。
それが、今年は写真のようなフェンスに変わったので
立派な桜の姿が、道路からよく見えるようになったのです。
壁は
存在や素材によって
向こう側とこちら側との関係を
いろいろに隔てます。
Cocoさんの向こうに見える白い塀とその上のフェンスは
近所の高校のグランドを囲む壁。
中の様子は見えませんが
野球部らしい活動の様子が
活発に聞こえてきます。
大通りの真ん中にも、壁。
この向こうには、
地下に潜っていく別の車道が、走ります。
公園を囲む壁。
わんこの立ち入りは、禁止されている公園です。
物理的な壁だけでなく
世間の壁が立ちはだかります。
「誰も見ていないすきに、
こっそり入ってしまいましょうか」と
小声で相談しても
壁に耳あり。
誰が聞いているかわかりませんから、
悪い相談はやめましょう。
壁を乗り越えることで成長できる、という場合もありますが
規則は守らなくてはいけません。
このあたりを縄張りにしているにゃんこ。
いつものように、睨んできます。
いつの日か
言葉や文化の壁を越えて
Cocoさんと仲良くなれるといいですね。
以前に撮った、横顔の写真。
「可愛い」とたくさんほめていただいたので
パソコンの、壁紙にしてみました。
網の向こうの壁に
不思議な壁画を発見!
細身の猫のようにも
首の長い鳥のようにも見えます。
と、思ったら
ただの、剥がれかけた貼り紙の影でした。
ネットの壁の向こうの真実を
見極めるのが難しいのは
Webも現実も
同じようです。
ランキングに参加しています