こんばんは。
前回の記事で、EOSのカメラ内に於ける補正について、少し言及しました。
見返したところ、8000D/kissX8iから、対応した、と記載していました。
これは、間違っているわけではないのですが、語弊があるので、もう少し詳細に書いておきます。
まず、カメラ側からデータをロードしているっぽいのは、カメラ、レンズ、どちらもそれに対応している必要があるようです。
つまり、8000Dと、例えば、EF50mm F1.2L USM の組み合わせですと、レンズ側からデータをロードしません。
レンズ側の対応は、EF-Mが最初から対応していた事を考えると、EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM、若しくはEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM からでしょう。
発売時期を考えると、レンズ側の方が早く対応していて、カメラ側の対応が遅れた事になります。
7Dmk2の発売が2014年10月でありながら、レンズからのデータロードに対応していないのは、
それだけ、カメラの開発が長期に行われているから、と考えられます。
その次の機種である、8000D/kissX8iから対応されているので、カメラが大幅に遅れてきたわけではないと思います。
先のレンズから、光学補正データのロードが行われているとすると、現時点で、以下のレンズが、データのロードに対応している事になります。
(発売順、EF-M除く。)
EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
EF16-35mm F4L IS USM
EF-S24mm F2.8 STM
EF400mm F4 DO IS II USM
EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
EF11-24mm F4L USM
EF50mm F1.8 STM
EF35mm F1.4L II USM
EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM
EF16-35mm F2.8L III USM
EF24-105mm F4L IS II USM
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM
EF-S35mm F2.8 Macro IS STM
追記:公式サイトによると、データのロードに対応したのは、EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM からです。なので、EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM は含みません。
対応しているカメラは、以下です。
(発売順、EOS M除く。)
EOS 8000D / kissX8i
EOS 5Ds / 5DsR
EOS 80D
EOS-1DXmk2
EOS 5Dmk4
EOS 9000D / kissX9i
恐らくですが、6Dmk2も対応していると思います。
kissX9は対応していない可能性もあると思います。
尚、kissX70, kissX80 は対応していません。
カメラは、現行機種で言えば、7Dmk2、kissX7、kissX80を除けば、全機種対応済みです。7Dmk2が非対応なのは痛いですね。
レンズの対応機種は、かなり少ない印象です。
ところで、古いEOSカメラ(kissX3とか)に、nanoUSMのレンズが出てから、ファームアップがあったのはご存知でしょうか。
あれは、まさに光学補正の対応でした。どうせなら、データのロードに対応させればよかったと思うのですが、そうはなっていませんでした。
このファームアップは、2016年9月に行われています。
上記の話で予想出来ていると思いますが、8000Dより前のカメラだけ、この修正が行われています。
(正確に言うと、7Dmk2もこの修正は行われていませんが、別のファームアップがあったことから、裏でやったのかもしれません。)
例えば、kiss系だとkissX3, X4, X5など。二桁D系だと、60D, 60Da, 70Dです。
何故か分かりませんが、50Dや、5Dmk2はファームアップされてませんでした。
恐らく、カメラ内部のファームウェアが、どの程度まで共通なのか、というところに理由があるのでしょう。
ファームウェアというのは、一から全部作るわけではなくて、流用するものですから。
注意ですが、レンズからのデータのロードに対応しているのは、
・周辺光量補正
・倍率色収差補正
・歪曲補正
以上、3点のみです。
DLOは、含みません。
これは恐らく、通信仕様としてデータのロードを定義した時に、DLOが存在しなかったからでしょう。
尚、タムロン、シグマ、トキナーなどの、サードパーティ製レンズは、データのロードに対応していません。
ですが、このような通信仕様があるということは、遠からず、ハックROMで対応してくる事でしょう。
そうなれば「Tamron 24-70mm F2.8 G2 + 5Dmk4 で、歪曲補正が使える!」とかになります。
夢のようです。
以上。
前回の記事で、EOSのカメラ内に於ける補正について、少し言及しました。
見返したところ、8000D/kissX8iから、対応した、と記載していました。
これは、間違っているわけではないのですが、語弊があるので、もう少し詳細に書いておきます。
まず、カメラ側からデータをロードしているっぽいのは、カメラ、レンズ、どちらもそれに対応している必要があるようです。
つまり、8000Dと、例えば、EF50mm F1.2L USM の組み合わせですと、レンズ側からデータをロードしません。
レンズ側の対応は、EF-Mが最初から対応していた事を考えると、EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM、若しくはEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM からでしょう。
発売時期を考えると、レンズ側の方が早く対応していて、カメラ側の対応が遅れた事になります。
7Dmk2の発売が2014年10月でありながら、レンズからのデータロードに対応していないのは、
それだけ、カメラの開発が長期に行われているから、と考えられます。
その次の機種である、8000D/kissX8iから対応されているので、カメラが大幅に遅れてきたわけではないと思います。
先のレンズから、光学補正データのロードが行われているとすると、現時点で、以下のレンズが、データのロードに対応している事になります。
(発売順、EF-M除く。)
EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
EF16-35mm F4L IS USM
EF-S24mm F2.8 STM
EF400mm F4 DO IS II USM
EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
EF11-24mm F4L USM
EF50mm F1.8 STM
EF35mm F1.4L II USM
EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM
EF16-35mm F2.8L III USM
EF24-105mm F4L IS II USM
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM
EF-S35mm F2.8 Macro IS STM
追記:公式サイトによると、データのロードに対応したのは、EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM からです。なので、EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM は含みません。
対応しているカメラは、以下です。
(発売順、EOS M除く。)
EOS 8000D / kissX8i
EOS 5Ds / 5DsR
EOS 80D
EOS-1DXmk2
EOS 5Dmk4
EOS 9000D / kissX9i
恐らくですが、6Dmk2も対応していると思います。
kissX9は対応していない可能性もあると思います。
尚、kissX70, kissX80 は対応していません。
カメラは、現行機種で言えば、7Dmk2、kissX7、kissX80を除けば、全機種対応済みです。7Dmk2が非対応なのは痛いですね。
レンズの対応機種は、かなり少ない印象です。
ところで、古いEOSカメラ(kissX3とか)に、nanoUSMのレンズが出てから、ファームアップがあったのはご存知でしょうか。
あれは、まさに光学補正の対応でした。どうせなら、データのロードに対応させればよかったと思うのですが、そうはなっていませんでした。
このファームアップは、2016年9月に行われています。
上記の話で予想出来ていると思いますが、8000Dより前のカメラだけ、この修正が行われています。
(正確に言うと、7Dmk2もこの修正は行われていませんが、別のファームアップがあったことから、裏でやったのかもしれません。)
例えば、kiss系だとkissX3, X4, X5など。二桁D系だと、60D, 60Da, 70Dです。
何故か分かりませんが、50Dや、5Dmk2はファームアップされてませんでした。
恐らく、カメラ内部のファームウェアが、どの程度まで共通なのか、というところに理由があるのでしょう。
ファームウェアというのは、一から全部作るわけではなくて、流用するものですから。
注意ですが、レンズからのデータのロードに対応しているのは、
・周辺光量補正
・倍率色収差補正
・歪曲補正
以上、3点のみです。
DLOは、含みません。
これは恐らく、通信仕様としてデータのロードを定義した時に、DLOが存在しなかったからでしょう。
尚、タムロン、シグマ、トキナーなどの、サードパーティ製レンズは、データのロードに対応していません。
ですが、このような通信仕様があるということは、遠からず、ハックROMで対応してくる事でしょう。
そうなれば「Tamron 24-70mm F2.8 G2 + 5Dmk4 で、歪曲補正が使える!」とかになります。
夢のようです。
以上。
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