アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

さよならブエノスアイレス

2006年03月26日 | 旅行
3月25日(土)

ついにあと二日、月曜日には出発しなければならない。
今日は、昨夜のカラオケの二日酔い状態のまま、荷作り。昨日は、会社の書類を箱に詰め込んで、月曜日にDHLで発送してもらうことにした。

仕事がうまくいかずに撤退するため、気持ちよく出発すると言った気分にはなれないが、ブエノスアイレスでの8ヶ月の生活で感じたことを以下列挙。

女性が美しい。
なんで、こんなに美しい女性が多いのだろう。スタイル、顔、金髪も黒髪もいるが、美人が多い。出身地のイタリアやスペインは美人の産地とは思えないが、白人だけの混血でこのような美人が生産されたのだろうか。

緑が街にあふれている。
碁盤の目のように整理された道路の両側に、街路樹が一定の間隔で並んでいる。ティーパやハカランダといった、花を咲かせる木が多く、季節によって違った色で目を楽しませてくれる。その下には、いたるところに犬のフンを放置しているのは、他人の迷惑を考えない人が多い証拠か。しかし、アパートの周りの道路は、毎朝掃除している。

車がオンボロ。
アパートが大通りの交差点に立っているので、騒音がひどい。その原因はコレクティーボと呼ばれるバスのディーゼルエンジン。いつも唸りをたてて走っている。タクシーは、ドアをバタンと閉めると、ドアが外れて落ちるのではないかと心配するほどオンボロ自動車が多い。ヘッドライトが2個共壊れたまま走っている車もあり、日本のような車検制度はないんだろう。

黒人をほとんど見かけない。
ブラジルと違って、黒人がほとんどいない。白人以外との混血をきらう排他的なところがあるのか?その昔、原住民をほとんど虐殺してしまったようで、街で見かけるその子孫には、裕福そうな人がいない。

薬屋がいやに多い。
Farmaciaと表示された店が、街のいたるところにある。24時間開店している店も多く、この街は病人が多いのだろうか?また、小さなDrugstoreも多く、店先にチョコレートやキャンディを並べているが、生活必需品がいろいろとおいてある。Tulipan(チューリップ)までおいてある。Kioscoと呼ばれる、簡易雑貨店も多く、男性雑誌をカラフルに配置してある。我がアパートの目の前のKioscoは、朝の6時にはオープンし、昼過ぎにはさっさと閉めている。

手をつないだカップルが多い。
と言うより、カップルはほとんど手をつないでいる。仲がいいのはいいけれど、要は、ジェラシーが強く、自分の彼氏が、たとえ友達でも、自分以外の女性と話をすることも耐えがたいことらしい。

プライドが高い。
たまたま働いていた会社が、アルゼンチンではトップクラスの大手企業だったせいもあるが、態度のでかさに閉口した。生来のものなのか、たまたま日本人に対してそうなのか、短期間では判断しにくいが、仕事を仲良くやっていくのは難しそうだ。

スペイン語は音が美しい。
美しいと言う表現が適切かどうかわからないが、秘書のAnaがしゃべるとき、リズミカルな発音が、まるで歌っているような錯覚を覚えることがある。スペイン語の単語は、ほとんど後ろから二つ目の母音にアクセントがあるので、リズミカルに聞こえる。もう少しここにいることが出来れば、そのような発音で話すことが出来るようになったかもしれないのに残念だ。


月末から東京で仕事をすることになるが、都会の雑踏が待っている。しかし、日本語の生活に戻れるのはうれしいが、仕事は・・・楽しめる状況がまるっきり思い浮かばない。憂鬱だ。


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