アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

ポーランドの旅(その9 最終回)

2020年06月10日 | 旅行
久しぶりのポーランド
2013年02月12日 14時08分33秒 投稿

2013年2月11日
久しぶりにやってきました。4カ月ぶりです。
空からの眺めは、雪が少なく、昨年の同じ時期の白一色の世界とは違っています。
9回目の訪問となれば、エコノミークラスも慣れたもので、6時間爆睡です。
目が覚めて、映画も3本見ました。

頚椎のヘルニア再発で、右腕が痛いのは相変わらず。
いつもの宿に着くと、同じ部屋を予約してくれていたので、ラッキーと思ったのも束の間、これまで、生活しやすいように日本から持ってきたもの、地元スーパーで買いそろえたもの、すべてが撤収され、宿の標準調度品だけです。
また一からやり直し。

米を持ってきたのに、炊飯器が無くなっていたので、早速文句を言うと、持ってきたのは、「Tristar」という、聞いたことのないメーカー品。昭和初期の、初めてできた電気釜と同じ仕様です。前回までの最新式の象印炊飯器とは大きな違い。
高い「西条のこしひかり」が台無しです。

どんぶりも茶碗も無くなっているので、通常の形に戻すには数日かかりそうです。
また、退屈な2週間が始まります。


銀世界
2013年02月13日 06時23分10秒

2月12日
今年は雪がないと喜んでいたら、昼過ぎから粉雪がちらつき出した。
夕方になるにつれて振り方が激しくなった。

車を借りたので、帰れなくなる前に、定時でさっさと帰ったら、そのあと一面銀世界。
さすがに、北緯51度、樺太よりも高い緯度なので、雪が降り始めたらあっというまに積もってしまった。長靴持参で大正解。

明日は、無理せずにバスで出勤しよう。


ポーランド料理
2013年02月14日 06時12分11秒

2月13日
会社の昼食が変わった。
先月までは、ケイタリングの弁当を注文していたが、あまりにまずいので、滞在期間、自分で弁当を作って持参していた。今月から、キャンティーンが出来て、食事を選ぶことができるようになった。日本人のためにご飯もある。

出張者が、物珍しさにピエロギ(ポーランド風餃子)を選んで、あまりの不味さに顔をしかめている。しかし、カツレツとか、魚のフライは結構いける。今回は弁当を作る必要なし。

明日帰る同僚に、典型的なポーランド料理を食べさせてあげようと、街の中心部にあるレストラン「SPIZ]に連れて行った。注文したのはジュレック。ポーランド風味噌汁。パンをくりぬいた器にスープが入っている。決してまずいわけではないが、美味しいとは言えない。

ポーランドの人にお勧め料理を聞くと、ピエロギとジュレックと言う。
ポーランドに旅行した人の旅行記によると、ピエロギは毎日食べても飽きないほどおいしいと書いてある。
人の好みは様々だ。


ポークステーキ
2013年02月15日 03時40分01秒

2月14日
職場で、あまり若くはない女性が、チョコレートを配ってくれた。
「何ですか?」と聞くと、「今日はバレンタインデーですよ。」
ポーランドにも義理チョコがあるみたい。日本の商法恐るべし!

同僚がポーランドの豚肉は美味いと言うので、帰りにスーパーで豚肉を買ってきた。
ステーキと言えば、塩・胡椒だろう。
塩は日本から持ってきたので、胡椒らしきものを探す。
ポーランド語は、全く読めないので、それらしいパッケージを買ってきた。

夕食は、塩ネギスープとご飯に混ぜるだけのドライカレー。
最近の日本のインスタント食材はなんでもある。
しかし、ご飯は、高級「西条のこしひかり」を最低の機能の電気釜で炊いた、少し芯のあるごはん。

メインは豚のステーキ。
塩・胡椒をしてたっぷり寝かせた厚めのステーキをフライパンで焼く。
味は・・・・まずくはないが、ミステリアスな味。
次回は塩だけにしよう。

頚椎のヘルニアがますます悪化しているようで、昼を過ぎると右腕から肩甲骨にかけて痛くなる。
今日はコルセットをして職場に行ったら、皆、「どうした」と聞いてくる。
「ネックウォーマーだよ!」


軽油高騰
2013年02月16日 02時33分14秒

2月15日
この一週間は暖かかった。最低気温-2℃程度。一日雪が降ったものの、車の屋根に積もった雪もほとんどどけた。主要道路は、すぐに除雪車が出動するようで、一日車通勤をやめただけで、あとは問題なし。

ところで、アパートの目の前にあるガソリンスタンドの油の値段、ガソリンとディーゼル用の軽油が逆転した。軽油 5.51ズウォッチ(165.3円/L)、ガソリン 5.49ズウォッチ(164.7円/L)。

日本より高い。おまけに円安なので、1ズウォッチが25円から30円に2割も上昇している。
高い買い物をするわけでもないので、あまり実質的な影響はない。

ところで、昨日今日で、予定した契約の終了手続きが終わった。
もう日本に帰りたいが、来週は、契約終了の正式セレモニー。

土曜、日曜はすることもない。
雪景色を見ながら散歩でするか。


油高騰 雪降り始め
2013年02月19日 14時01分14秒

2月19日(火)
また今朝から粉雪が舞っている。一週間ぶり。
積もるかもしれない。

今年のポーランドは暖かい。
最低で-2℃程度、日中はプラス1℃くらいなので、少しずつ雪も解けていく。
事務所もアパートも、屋内の暖房はしっかりしているので、シャツ一枚で問題ない。

目の前のガソリンスタンドでは、また価格が上昇している。
ディーゼル用の軽油が 5.63ズヲチ(168.9円/L)、ガソリンが 5.60ズヲチ(168円)。

結局、土日は、ゴミ出しに2回、外に出ただけ。
車はあっても、ヘルニアで腕は痛いし、どんよりした寒空を見ると、出かける気もしない。
「少女」と、iPodのアプリに入っていた「走れメロス」と「山椒大夫」を読んで時間をつぶした。
こんな海外生活にあこがれを持つ人もいるのかな。


雪の通勤
2013年02月21日 05時18分59秒

2月20日(水)
いよいよあと一日。
ヘルニアはよくならない。早く帰って、リハビリしたい。

(工場の駐車場)


雪がやまない。
通勤道路は、除雪車が出て、いつも雪の無い状態にしてくれるが、会社内はご覧のとおり。

しかし、日本の水っぽい雪と違って、ドライなので、タイヤの滑りを感じることがない。
毎日運転していると、雪道もなれるものだ。


やっと帰国
2013年02月22日 17時36分21秒

2月22日(金)
4時半起床で、身支度をして5時半にタクシーで出発。今回の出張は長かった。
ヘルニアの痛みが続き、毎日ロキソニンのお世話になっている。

空港で、窓際の長椅子が空いていたので、出発までの30分横になる。
フルフラットではなく、散発屋で髭そりをしてもらうようなスタイルになるが、腕の痛みが少し楽になる。こんなベッドがあるといい。

(空港の長椅子)


不思議なことに、今日は何のトラブルもなく定時に出発し、無事フランクフルトに到着。
ANAの乗継まで2時間、ルフトハンザのファーストクラスのラウンジで現在休憩中。
エコノミー切符だが、スターアライアンスのGOLDカードは重宝だ。

今回は、仕事の引き継ぎがすべて終わり、帰りはなにも負担なし。ゆっくり映画でも見よう。
明日の朝の、羽田の国内線レストランでの、卵かけごはんを楽しみにしながら・・・


羽田到着
2013年02月23日 08時41分02秒

2月23日(土)
昨日フランクフルト発の羽田便の搭乗口で、RプロジェクトのMさんと会いました。
偶然、しかし、フランクフルトの空港で2回目の遭遇。
当然、彼はビジネスクラス、こちらはエコノミー。
弱小プロジェクトなので仕方がない。(本当にそうかな?不公平極まりない。)

しかし、運よく、今日のシートはプレミアムエコノミー。隣に人がいないし、シートは広い。
座席は十分に倒れないが、十分に眠れた。エコノミーにも慣れたものだ。

そして、11時間、無事羽田到着。
機内のまずい朝食は少し余し、国内線の定食屋へ直行。
しかし、入口で長い行列が出来ている。

冬場は、ヨーロッパとの時間差が1時間長くなるので、夏場と比べて、到着時間が1時間遅くなっている。いつもは、開店してすぐで、広々としているが、一時間でえらいちがう。

仕方なく、近くのうどん屋で定食。
味噌汁が、ミニうどんに代わっただけだと思えば、我慢が出来る。

やっと一息ついて、現在、ANAのビジネスラウンジで休憩中。
一時間足らずで松山便が出発。これで、今回の旅は終わり。

やれやれ。


(後日談:2020年6月10日)
この旅行がポーランド最後の旅になりました。
2012年末で定年退職し、翌年からは同じ職場で嘱託として再就職させてもらいました。
当然、役職・肩書はすべてなくなり、海外出張も自分の判断でアレンジすることが出来なくなりました。
ポーランドの建設工事も、建設工事のリーダーとして予算内、工期内で無事完成させましたが、年明けの竣工式には招待されることもなく、所詮サラリーマンはこんなものです。(少し愚痴)

しかし、ただ40歳直前に英会話を勉強しただけで、たまたまグローバル化の波に乗った会社の海外進出で世界中を回ることが出来たのは、かなりラッキーでした。この時点で27か国を訪れました。
それ以降は自腹で30か国制覇を目指しています。


(ポーランド おわり)


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