日本食レストラン探訪

8月19日

2度目の金曜日、今回はI さんがいっしょなので、先週マルコムに教えてもらったパブで夕食前に一杯やって、開店の8時に夕食を食べようと、ホテルからタクシーで出かけた。タクシー代5ペソ（約200円）、これなら、20分かけて歩いて来るよりずっと楽だ。

店に入ると、8時前の店はかなり埋まっていて、カウンターは満杯。その中に、先週と同じ場所でマルコムほか、４人のFW社のメンバーが飲んでいた。たぶん、６時ごろから飲んでいるのだろう。今日のメンバーは、土建エンジニアのマルコム、配管エンジニアのリチャードのふたりは先週と同じで、購買担当のグラハムと、今日着任したばかりのおじいさん、電気エンジニアのジム（ジェイムズ）の４人。何とか席を空けてくれようとしたが、満席ではどうしようもなく、我々はテーブル席でビールを頼んだ。生ビール一杯５ペソ、安いものだ。

８時過ぎたので、そろそろレストランへ。ついでに、FWのメンバーを誘った。ジムはステーキを食べて腹いっぱいだから遠慮すると言ったが、他の３人は、「アルゼンチンに来て日本料理を食べるとはな。」と興味津々でついてきた。聞くとグラハムは、JGCの仕事で横浜に一年半住んだことがあるという。かなり日本通だ。

パブのすぐ近くに日本食レストラン「入り船」がある。パラグアイ通り４１２（クワトロ・シエントス・ドセ：英語の通じないタクシーの運転手に場所を知らせるため、アンチョコに数字の読み方をメモ）。ブエノスアイレスの通りは、１００ｍ間隔で碁盤の目のように区画され、全ての通りに名前がついているので、非常にわかりやすい。（全ての通りの名前を覚えるのは大変だろうが。）通りの名前と、番地を見れば、ピンポイントで場所を確認できる。

「入り船」は、店に入ってすぐのカウンターの中には、いつも日本人がいるが、従業員はほとんど現地人。これが、全て日本語が流暢で、愛想もよく、よく教育されている。しかも、料理は味がいい。５人のテーブルに、握り鮨盛り合わせ（２５ペソ）、天ぷら盛り合わせ（２５ペソ）、刺身盛り合わせ（３６ペソ：今日は、マグロがあるので、＋３ペソとのこと。）、ちらし鮨、揚げ出し豆腐、等々が豪華に並び、味噌汁とビールはアサヒ・スーパードライで乾杯。腹いっぱい食べて飲んで、しめて２５４ペソ（約１００００円）。値段は日本の１／２～１／３の感覚。しかも、食べた後、５人で割り勘にしようと言うと、いい所を紹介してくれたからと、我々に払わせてくれない。３人で９０ペソずつ出し、残りはチップ。気前のいい連中だ。

９月からアパートに移るので、ダウンタウンのレストランに来る機会も少なくなるので、今月中に、紹介されている日本料理店を片っ端から味見しよう。