アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

プロジェクト・マネジメント

2005年12月08日 | 雑感
12月7日(水)

天気予報によれば、明日は雷雨だ。
アルゼンチンは国民の休日、しかし、我々プロジェクトチームには休日は無い。

現在、我がPJチームは崩壊寸前だ。
イギリスから応援に来たはずのKさんが、我が物顔にかき回している。
当初は、もとH製作所の部長までして、プロジェクトマネジメントの経験が豊富だと、仕事の考え方に、一部尊敬の念を抱いていたが、今は、ひたすら早く帰ってほしいと願うばかりだ。

海外で一年以上のプロジェクトをやり通す為の第一条件は、チームメンバーの健康管理だと思い、それも、メンタル面の健康管理が必要だと思って気を使ってきた。しかし、連日の指導と称して自分のやり方を押し付け、仕事を強要するやり方は、非常に疑問を感じる。若いS君などは、ほとんど縮みあがっている。

いつも仕事が終わると、みなで一緒にレストランに寄って、食事後アパートまで帰る生活リズムを作っていたが、今日はついに、S君とM君が「仕事が残っているのであとでタクシーで帰ります。」と言って来た。

8時に迎えの車が来ても、Kさんの指導はやむ気配がない。「お先に失礼します。」と両名を気にしながら帰ってきたものの、たぶん、「あの男は、仕事が残っているのに部下を置いて帰るとは、マネージャー失格だ。」とでもいっているに違いない。確かに、このような場面で、部下をかばえないのは、マネージャーとして情けない。

今日は、サッカーを見に行くと計画していたはずだが、自分でアレンジしておいて、参加者にわびの一つも無いような心配りの無い人に、本当にプロジェクトマネジメントができたのだろうか。

今回、プロジェクトの問題があり、その解決の為に応援に来たが、プロジェクトチーム全体で取り組んでいる流れと全く別に仕事を進めており、摩擦の基になっている。会議をしていると、横で日本語で苦情を言われる。「文句があるなら、自分ではっきり英語で反論したらどうですか。」と言いたいが、こちらも年の差があり、反論できないもどかしさがある。

こんな人に限って、最後の成果は、全て自分の指導の結果だと報告するのだろう。


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