アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

フエフキダイ

2008年11月14日 | 雑感
11月14日(金) 32℃

今日も中途半端な7時50分ごろが満潮。潮止まりの前が勝負と、夜明けと同時に6時40分ごろ砂浜に出ると、既に沖の岩礁には釣り師が出ている。地平線に上ったばかりの真っ赤な太陽は肉眼で見える。空中の砂のカーテンが摺りガラスの役割をはたしている。海辺に大きなサギが一羽いる。これを捕まえて、毛をむしり取れば、いいルアーができるのにと思いながら、満潮の海に入っていった。

2匹目のドジョウを狙って、先週と同じ場所へ。ルートを変えてみたが、やはり途中深い。胸まで浸かりながら岩礁に到着。やはり今日はダメ。すぐに満潮時間になった。潮止まりでジタバタしても始まらないので、場所を移動することにした。更に北側へ歩いていくと、今日の岩礁には日本人は2人だけで、あとはフィリピーノが4人出ている。彼らは、浮きを使って餌釣りをしている。声を掛け合ってにぎやかだ。

その一人の横を通りかかったとき、彼の竿が大きくしなり、しばらくすると60cm程度の大物を上げた。タモ網を持っておらず、直接魚を空中に釣り上げ、エラに紐を通そうとしている。よく見ると平アジではない。鯛のような姿をしている。口先の模様に特徴があるので、フエフキダイの一種、ハマフエフキのようだ。会社のレストランでも、25cm前後の塩焼きが昼食に出ることがあるが、こんな大物は初めて見た。以前、手釣りのサウジ人が、ユカタハタの大物を上げるのを見たことがあるが、少し沖で浮き釣りをすれば、平アジ以外でも大物が釣れるようだ。

なかなかいい足場の岩礁が見つからないので、珊瑚礁の上を歩きまわっていると、靴底のゴムを通して珊瑚の岩の凸凹が足の裏を刺激する。バランスをとる必要があるし、足裏のマッサージ代わりにもなるし、いい運動だと思っていると、バランスを崩して顔から海に飛び込む羽目になった。またリールを水没させてしまった。泳ぎながら足場を確保していたら、左足が攣った。

新しい場所で9時までねばったが、結局当たりなし。
大物のいるはずもない内海で、日本人4人が釣っていたが、試しにと小さなルアーを投げてみたが、やはり場所が悪い。月に1枚釣れれば上等とあきらめて引き揚げることにした。





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