アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

ケチャップ強盗(その2)

2006年01月23日 | 雑感
1月22日(日)ときどき

またやられた。
S君が先日やられた場所で、気をつけながら歩いていたのに、打つ手なし。

今日はK君が赴任してきたので、空港まで迎えに行き、久しぶりに昼食に皆で集合して歓迎会をした。Puerto Madero のLas Lilasでステーキを食べ、腹ごなしにフロリダ通りまで歩いていた。Hilton Hotelからまっすぐ西に行くJ.D.Peron通りは、銀行が立ち並んでいる。大通りを横切り、フロリダ通りまでの3ブロック(300m)は、日曜日の今日はほとんど人通りがない。

つい先日、出張で応援に来ているS君が一人で歩いていてここでやられた話をしたばかりなので、今日はIさん、Oさんと3人で歩きながら、後ろを歩いている老人夫妻を見て、ひょっとしてあの二人がケチャップ強盗かもと冗談を言いながら、それでも回りを注意しながら歩いていた。

すると突然、頭に何かかかった。すぐ横が古いビルなので、今日は鳩の糞かもしれないと思ったら、Oさんが、「いっぱい何かついてますよ。」と言うので、お互い確認しあうと、忘れもしない、灰色のコンクリートモルタルのような点々が背中からズボンにかけてついている。3人ともやられている。するとどこから現れたか、中年のおっさんが、ビルから何か落ちているようだからこっちに来なさいと手招きしている。

こいつだ。
Iさんが日本語で「馬鹿ヤロウー!」と怒鳴りつけ、「・・・貧しいな。」とつぶやいた。
その男は、待たしていたタクシーに乗り、すぐに立ち去った。こうなると、強盗ではなく、単なる嫌がらせだ。たぶん、タクシーでそっと近づき、うしろからスプレーのようなものでも吹き付けたのだろう。

これだけ注意していてもこれだから、どうしようもない。
せっかくいい天気になり、腹いっぱいで気分良く散歩していたのに台無しだ。
このオイル状の付着物はクリーニングしてもなかなか取れない。ズボンを一本だめにしてしまった。
全く、この街は・・・、 なさけなくなってくる。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿