アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

マルデルプラタの大晦日

2005年12月31日 | 旅行
12月31日(土)

明日の予行演習にご来光を見ようと、5:30に目覚ましをかけて起きてみたが、外は白々と開けており、曇りのため太陽も見えない。日の出時間がわからない。

もう一度寝て、鳥の声で目が覚めた。
ここは静かだ。まわりは、プール付きの一戸建てが立ち並ぶ、高級住宅街。車の音もほとんど聞こえない。天気予報によれば、昨日の最高気温、最低気温がそれぞれ22℃と11℃、とても真夏の気候ではない。ブエノスアイレスよりも7~8℃低い。これなら、海岸、プールで水に入らず、日光浴だけしている理由もわかる。

(海岸のホテル街の裏手は高級住宅街)


朝食後、海岸を散歩していると、少しずつ空が青くなり、日差しが出てくるとともに人出が増えてきた。せっかくここまで来たからには我々も水につかろうと、いちどホテルに帰り、泳ぐ準備を整えてもう一度浜へ。

(海水浴風景)


試しに水に浸かってみたが、思いのほか冷たくない。ついでに泳いで見た。こんな海水浴場で泳ぐなんて何年ぶりだろう。正月は約30年前のハワイ以来。しかし、日本の冬に泳いだのは、オーストラリア、フィリピン、タイと潜りに行ったことを思い出し、何回もあることに気が付いた。
水の冷たさは、どうも南極の寒流ではなさそうだ。昔、茨城の大洗海岸で泳いだときの水のほうが冷たかった。寒流は氷のような温度のはずだ。

日差しは暑いが、パラソルの下の日陰はむしろ寒い。湿気が少ないようで、風が気持ちがいい。日焼け覚悟で、昼食も含め11時から2時ごろまで浜辺で過ごした。パラソルと5人分の椅子をかりて$20(ペソ。約800円)安いものだ。ついでに昼飯も、飲み物とパンを買ってきて全員分で約$17。回りには目の保養が出来るビキニ姿もいっぱいで、安く楽しめる海水浴だ。

さて、帰って、昼寝をして、夜に備えようと5時ごろに目を覚ましたら、外は雷雨。ホテルの18階の窓から海岸を見るとさすがに人っ子一人いない。今夜の花火は中止か?
幸い、夕方には雨も上がり、夕食のレストランを予約しようとしたが、今日は大晦日、名のあるレストランは全て満席。仕方が無いので、昨日と同じ、漁港のレストラン街に出かけた。

(港のレストラン街)


一番よさそうなレストランに入ろうとすると、「予約はありますか?申し訳ありません。Happy New Year!」と体よく断られた。次のレストランで、何とかフリーの席が確保できたが、今日は大晦日特別メニューで$85(約3500円)だという。まずはワインで乾杯。しかし、今日は9:30からとなっており、我々が入った9:00にはお客は一人もいない。ワインを飲みながら時間をつぶし、やっと前菜。それが終わり、10時にメインのフィレ肉。少しもてあましながら平らげて、次のデザートが出たのが11時。

ワインを飲みすぎて眠くなり、また寒くて我慢できず、引き上げることにした。満席になったお客は、これから12時の新年の乾杯を待っている。外に出たが、タクシーの気配が無い。仕方なく、ホテルまで歩いて帰ることにした。一時間の道のりの途中で新年になり、街中花火に包まれる中を歩いて帰った。道の途中で、見知らぬ人から「新年おめでとう!」らしきスペイン語で挨拶され、「Happy New Year!」と返事する。

やっとホテルに着き、冷えた体を風呂で温めようとするが、体中日焼けしてぬるま湯しか浸かれない。そして、いま1時を過ぎたが、まだ花火の音が続いている。いつまでやるつもりだろう。
明日のご来光は無理だ。睡眠不足になってしまう。ゆっくり寝よう。




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