アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

エールフランス

2006年07月19日 | 旅行
7月19日(水)

現在、10時過ぎ、成田のエールフランスのラウンジ。
いつも利用する第2ターミナルと違い、初めて利用する第1ターミナルは、まるで違った空港に来たようだ。北ウイングの突き当たりにあるラウンジは、アメリカンエアー、ブリティッシュエア、に続いてエールフランスがある。

お客はたった4人。そのうち3人が、ここインターネットの無料LANを利用している。左隣りのフランス人女性は、英語とフランス語をチャンポンで携帯電話で話しながら、まるで遠慮が感じられない。右隣りの日本人女性は黙々とタイプしている。
朝が早いせいか、非常に静かだ。

昨日から雨が続き、今日は、寮から恵比寿スカイウォークまでの3分程度傘をさしたが、あとは荷物になるので、わざと成田エキスプレスに傘を置いてきた。

昨日、3月まで働いていたT社のなじみのプロセスエンジニアからメールが届き、「何で、我が社との契約をしなかったのか理由を教えてほしい。我々のどこが至らなかったのか、今後の反省材料にしたい。」という主旨の内容だった。成田までの電車の中で、その返事についてあれこれ考えてみた。

「何も、個人的にはうらみは無いんですよ。皆さんは、よく働いてくれたと思います。でもね、こちらも予算が限られているので、計画の2倍以上も建設費を吹っかけられてはどうしようもないんですよ。」
「たぶん、御社の幹部の戦略ミスではないですか。あと少し頑張って見積もり金額を下げてくれたら、こんなことにならなかったと思いますよ。」

「いいですか、貴社の計画した建設人員は、今契約しようとしているところと比べて、約3倍ですよ。これで安い建設費が出せるわけ無いでしょう。今の設計メンバーの人数も、貴社で一緒に働いていた頃の1/3ですよ。いかに設計の効率が悪かったかわかるでしょう。でも、今は、多くのメンバーが土曜日も出勤しているし、毎日遅くまで残業しています。貴社のように、音楽を聞きながらコンピュータに向かい、無駄話しながら過ごし、定時になったらさっさと帰るような、うらやましい仕事環境では無いんですよ。」

こんな本音が伝えられたらいいけれど、そうはいかないだろう。
もう少し傷つかないような返事を考えよう。

少しずつ、ラウンジにも人が増えてきたが、まだ静かだ。
そろそろ、仕事にかかることにしよう。



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