アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

晩秋の紅海

2007年12月02日 | 雑感
11月30日(金) 早朝の気温23℃

2週間ぶりの海、3mmのウェットスーツで完全防備の状態で怖々海に入った。気温が涼しい割には、水は温く、凪の状態からすれば、たぶん気温と同じ程度の水温だろう。もう今日で11月も終わる。

5時半頃が干潮なので、7時過ぎに海に入ったが、水位はあまり低くなく、いつもの岩場で、腰まで浸かった状態になった。ウェットスーツがあるので、足の怪我を心配する必要もなく、保温性がいいので風邪を引く心配もない。

沖合い200~300mのところで、魚が跳ねている。イルカよりは小さいが、ハマチのようなかたちに見える。残念ながら、ルアーの飛距離は30m程度で、腕があったとしても、道糸の長さは100mしかない。潮の動きがいいので、今日は大物に当たる予感がする。

まずは、30分程度ルアーで様子を見るが、全く当りがないので、餌釣りに変更。いつもの通り、鳥の砂肝を餌にして釣り始めると、疫病神のクマドリ(カワハギ)が連続して釣れた。以前は、冷凍小エビを使って、クマドリを釣ること自体が難しかったが、砂肝は簡単に餌を取られないので、今は、すぐに釣り上げることができる。

場所を変えて、水面近くでまずキュウセン(ベラ)を釣り上げ、それに三又フックをつけて、ルアーのように沖に投げてみる。ルアーより生餌のほうが釣れ易いかもしれない。結果は、無残にも、同じ小魚に腹だけ食いちぎられたベラが上がってきた。魚は残酷だ。弱った魚がいれば攻撃して食いつく。

同じように、また生きたキュウセンをつけて泳がしてみたら、今度は底の方に泳いでいって、根掛かりしてしまった。小魚で大きな魚を釣る、なかなか漫画のようには行かないものだ。

正攻法で、砂肝の餌で、底の近くでハタを狙ったら、予想通りの引き、一度根に入り込まれたが、ここが我慢のしどころで、数分待って、根から出たところを引き上げたら、25cmの形のいいアオノメハタ(ガルーパ)が上がってきた。いつもは20cmくらいなので、少し大物に見える。

沖合いの魚の群れが、50m程度の近くまでやってきたので、場所を移動して、出来るだけ群れに近づいてルアーを投げてみるが、当りがない。水面に背びれが見えるのに、ルアーは無視される。じれったいが、ルアーが悪いのか、腕が悪いのか。潮目が良いだけに悔いが残る。

(大物2尾:アオノメハタ、小物:ユカタハタ)


結局、今日の釣果は、ハタ4尾、クマドリ5尾(縁起が悪いので全部廃棄)、ベラ2尾(餌に使った)の計11尾で、まずまずだが、大物のルアー釣りがずっと空振り続きなので面白くない。

次週は、朝は満潮なので、久しぶりに潜って写真撮影でもしてみよう。水温が下がって、透明度が上がっている。

ハタは、吸い物にしたが、ちょっと魚醤を入れすぎて、スープとしてはいまいちの味になったが、タンパク源にはなっただろう。同じ魚ばかりでは少し飽きが来ている。目指すは平アジ(ギンガメアジ、カスミアジ)の刺身。


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