アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

サウジ着任

2007年01月16日 | 旅行
1月15日(月) 24℃

16時ちょうどにジェッダ(Jeddah)空港に到着。東京の寮を出てから、実に30時間。待ち時間が長く、効率が悪いフライトだ。この空港は、古い田舎の空港のため、到着ゲートまでバスで行く。前回は、真夏に来たため、飛行機のタラップを降りるとき、湿気を帯びた熱風が吹き上げてきたが、今回は夕方のさわやかな風が吹いている。日本から着てきたダウンのジャケットを着たままでも問題ない。冬場は過しやすい気候になるようだ。

今回は、あずけた荷物3個、64kgの重量のため、ポーターを雇った。例によって、荷物が出てくるまで30分程度待たされ、税関では一個の荷物を開けさせられた。中に、「アルコール含有」と書いた醤油が2本はいっていたので、少し緊張の一瞬だったが、袋を開けず、セーフ。どうせ日本語は読めないだろうが・・・。

しかし、その後、ハードディスクを見せろと言われ、会社のコンピュータの業務情報をすべて書き込んだ80GBのディスクと、自分のPCからバックアップを取った、40GBの2個のハードディスクを渡すと、念入りにチェックされた。幸い、2台持っていたPCについては、カバンを開ける必要が無かった。プライベートの写真等は40GBのハードディスクから削除しており、問題なく通過することができた。

無事、税関を通過して、名札を持って待っていたタクシーの運転手を見つけて、荷物はポーターに持たせて、車へと向かった。1SR(サウジリアル)が約30円なので、また、物価が5分の1程度と想定して、10SRもチップを渡せば、彼らにとっては1500円相当の収入になるはずだから十分だろうと思い、「サンキュー」と言って、10SR渡そうとすると、不満気な顔で「一緒に待ってあげたんだから50SRくれ。」と言う。強欲なおっさんだ。「高すぎるよ。20SRでいいだろう。」と、もう一枚10SR札を渡しても、「50くれ。」と引かない。「よし、40SR出そう。」と言ったら、やっとにっこりし「フレンド」と呼びかけてくる。現金なアラブ商人だ。(しかし、押しが足りなかった。20程度で上等だったのに・・・。)

空港を出たタクシーは一路北へ、3車線の高速道路を120Km/hで飛ばしていく。両側は、何も無い砂漠の地平線ばかり。ちょうど一時間で、工場地帯に到着し、それから更に20Kmのコミュニティに向かった。

コミュニティのセキュリティーゲートで、人事担当者の出迎えを受け、割り当てられた宿舎に落ち着いた。ワンルームのアパートで、台所、風呂場を除く、居間兼寝室が、5mx5mで、6畳一間のWeeklyマンションの倍以上ある。このあたりは、日本の住宅事情の貧しさを感じざるを得ない。





幸い、無線LANがつながり、このブログも無事更新することができました。
今日から、「RED SEA・紅海からの報告」とタイトルを変え、サウジ情報をせっせとReportするつもりです。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿