おっさんのライフサイズ(classic)

- 過ぎていったこと 選ばなかった道 何もかも、覚めてしまった夢と同じ -  『この世界の片隅に』より

『Tomorrow never knows』 2

2007-03-14 18:55:59 | 音楽全般
家のネットの調子が悪いんで、今日は会社で更新…昨日の続き。
地元での就職活動の時。数少ない大学の親友ともケンカしていたし(下らないケンカだったけど、それは一年も続いた)、いい感じで付き合おうとしていた女の子(その子は今でも友達だ)にもフラれたし、何をやってもうまくいかなくて、浮き沈みの激しい生活を送っていた。それに"元来"の人見知りも手伝って、就職ガイダンスへ行って数年振りに友人に出会っても、割り切って話せる友達はほとんどいなかった。自分の人生で一番、長期間ハマったスランプだったかも知れない。
ある会社の面接を終え、駅の屋上のうどん屋できつねうどんを食べていると、有線から『Tomorrow never knows』が流れてきた。そこでついに、この曲と正面から向かい合うことになった。

『-心のまま僕はゆくのさ 誰も知ることのない明日へ-』

…なぜか分からなかったけど、この歌詞が胸に突き刺さってきた。いろんなところで何度も耳にしながら、自分に届かなかった(っていうか耳を塞いでいた)4年間。そして、その足で駅ビルにあるCDショップで『BOLERO』を買って、何度も何度も『Tomorrow never knows』を聞いた。それから就職活動だけに関わらず、すべてのことに何か吹っ切れたような気がした。
数ヶ月後、現在勤めている会社の内定をもらったし、ケンカしていた親友とも仲直りした。会社に入ってからは嫁とも出会った。あのうどん屋で『Tomorrow never knows』を聴いていなかったら、今はニートになっていたかも知れない…とも思っている。2007年3月。

この曲に限らずだけど、数回前に紹介した小田和正さんの『ためらわない、迷わない』も同じような意の曲です。自分はどうやら、元気付けられる曲が好きらしい。


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