『餃子の王将』で思いをつらつら

先月京都へ行った際、四条大宮の『餃子の王将』でランチを食べました。「何も京都まで行って『王将』で食べてくることはないだろうに」と数人からつっこまれましたが（笑）。

京都・四条大宮店というのは、数多くある『餃子の王将』の一号店。その後、関西を中心に幅広いチェーン展開を繰り広げるようになったんだけど、いわば始まりの場所。感慨深い思いで…餃子を食べたわけではありません（笑）。立ち寄った店の場所をさっき調べてたら、たまたま一号店だっただけです。でも何よりも安い。餃子200円、焼き飯350円ですよ。ビールを飲んでも1000円ちょっとという…こんな激安でやっていけるんだろうか？こっちが心配してしまう。

しかし…焼き飯、スープ（ビールも）は一般的な速さで出てきたんだけど、何故か餃子が届くまで、やけに時間がかかっていた。「餃子は後でお届けしますんで」と、あらかじめ店員に言われていたけど、そこそこゆっくり食べていた焼き飯が終わるくらいの遅いタイミングで現れ、ビールも手伝って、もう何も入らないくらいにほぼ満腹に近い感じだったから、少しクレームを言ってやろうかとも考えたけど、時間がないわけでもなかったので、それは心の中にしまった。

…

その餃子が届くまで…昔食べた王将の餃子のことを思い出していた。あれは10年以上前、大学時代のこと…大阪の友人の家に遊びに行った際に行った王将（寝屋川だったか、えらく狭いところに店があった）で、頼んだ餃子が出てくるのがすこぶる速かった。「いらっしゃい」と言われて友人と二人でカウンターに座り、水が届き、色々と注文してオーダーが厨房に届いてから…5秒もしないうちにカウンター越しに餃子が出てきた。「早っ」って店員にはっきりとつっこんだもん(笑)。

後で色んな人にこの話をしたら、諸説が出てきた。「他のオーダーがダブって、たまたま自分たちが注文した」…コレが一番有力なんだろうけど、ある人に「『王将』に行く客は必ず餃子を注文するから、その人数分の餃子をあらかじめ先に焼いているんだよ」と真剣に話をされた時は最初「へぇー」って思ったけど、ウソと気付くまでそう時間はかからなかった(笑)。「餃子を頼みそうな人を入店と同時に判別する」とか言う人もいたけど、自分はそんなにあの時、「餃子が食べたいオーラ全開」だったんだろうか(笑)？。

…

そんなこんなを考えながらも結局、全部食べられるかどうか少し焦りを感じた餃子…でも残さずに食べるんですよ（笑）。やっぱり”屋号”に名前が付いているだけに、ここの餃子はどこまでも美味しい。チープだけど、一億二千年後にも食べることができたら…と思わせてくれる一品です。