おっさんのライフサイズ(classic)

- 過ぎていったこと 選ばなかった道 何もかも、覚めてしまった夢と同じ -  『この世界の片隅に』より

ミラノ中央駅

2007-10-25 21:22:22 | 遠征・旅行記
シャンプーのCMを見ていて思い出し、無性に書きたくなったので。

自分は大学時代にイタリアへ旅行に行ったんだけど、その際、どんな観光地よりも印象的だったのがミラノ中央駅。そのCMには仲間由紀恵が出演していて、駅構内で撮影している。流れてくる回数も多いから、テレビをよくみられる方ならきっと一度は目にしているはず。
各地からの列車が発着する”ヨーロッパ最大”とも言われるミラノ中央駅。ホームは大きなドーム状の屋根がかかったモダンな作りだけど、駅舎自体は荘厳な建造物で歴史も深く、その一部は美術館のよう。
イタリアへ行く前「駅周辺や構内は集団スリやジプシー(物乞い、ホームレスがほとんど)が多いから、特に気を付けて」と言われていたので、旅行中はずっとそのことばかり気にかけていたんだけど、フィレンツェを出発したユーロスターからこの駅のホームに降り立った瞬間、スーツケースを放り出したままそんなことを忘れ、その壮大なプラットホームにとてつもなく感動したのを思い出す。
コンコースの方へ足を向けると、大きなジョルジオ・アルマーニの看板があった…今もまだ残っているのだろうか。他にもベルサーチやプラダといった高級ブランドの看板やポスターが掲げられていて…それがまったく嫌味っぽくなくて、駅の空気にうまく同化している。「さすが芸術の街」と感嘆した。
自分は少しだけ『鉄ちゃん(爆)』の血があるんだけど、今まで降り立った駅で印象的だったのは…昔の高松駅、北海道旅行の際に降り立った函館駅、稚内駅、それに南海電鉄の難波駅…くらいかな?挙げた駅で共通しているのは、どこのプラットホームも”行き止まり”になっている。
ミラノ中央駅ではイタリア語はもちろん、英語やドイツ語、そして日本語も含め、色んな外国語も飛び交っていた。何語かは分からなかったけど、カップルがホームで抱き合って何かをささやき、涙を流しながら静かにキスをしていた。終着駅というのは、どことなく旅愁と別れが漂っている。

あの場所を訪れてから、もうすぐ10年になるのか…。その旅行もこのブログに残しておこうかなと思っています。

Comments (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 喫煙について | TOP | 秋の天皇賞 »
最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
ミラノ☆ (ash)
2007-11-01 00:29:14
イタリアはミラノに!!!
ashはミラノは通過したダケやからうらやましい

駅はちょっと通ったんだケド、ステキやったぁ(^^♪

え!?鉄!?
ash。。。じつは。。。プチ鉄子www
駅ってステキだと思う!
ヒトとヒトが交錯する場所。。。
いいデザインの駅や車両。。。
見てて飽きない

↓ちょこ~っとダケミラノ駅のコト書いた記事↓
http://blogs.yahoo.co.jp/ash_aslanjc/16235094.html

返信する
プチ鉄子さま(笑) (おっさん)
2007-11-01 22:49:07
あの日から、ミラノ中央駅は自分にとって『世界でいちばん好きな駅』になりました。
もう一度行ってみたい…。

自分も駅が好きです。電車も好きです。南海のラピート大好き(笑)。
大きな駅って…出会いも涙も本屋もホー○レスも(爆)、何もかもが潜在していて。
話が合う人がいて(しかも女性の方で)…よかった(笑)。
返信する

Recent Entries | 遠征・旅行記