花見について考え直そう

小雨の降る土曜日の午後、会社で花見大会をしました…屋内で。
休日で一日中、もしくは夕方まで外出することのない時は、たまに一人で飲んでたりするんだけど、昼間からだらだらと団体で飲酒するという花見について、日本人のこの時期限定の"風習である"と大目に見て判断しても、自分はあまり好きじゃない。
まして今回は屋内。しかも「雰囲気を出そう」と会社の大会議室に青いシートを敷いてまでして…。大会委員長(気さくに話せる、よい部長であります)の意図はよく分かるし、料理の手配等を判断しても(わざわざ別部署の人たちが時間をかけて作ってくれた)、中止にするわけにはいかなかったんだろうけど…会社の人たちも結構このブログを見てくれているんで、これ以上辛口な意見を書くのは止めよう。
桜は自分の中で一番好きといってもいいくらいの花です。ぱっと花が開いても、潔く数日で散っていくという儚い(はかない)イメージがあるし、春風に吹かれて「ひゅるりらー、ひゅるりらー」と散っていくその姿が切なくて、「今年も咲いてくれてありがとう」っていうような気持ちになってしまう。そして散った後、一ヶ月もしないうちに面影もなく、普通の街路樹となってしまう。毎日とまではいわないけど、せめてもう少し咲いていてくれてもいいのにと思ってしまう。
自分には桜にそんなイメージがあるから、「桜の下でワイワイ酒を…」っていうのが好きじゃないのであります。「今回は花の下とちゃうやないか!」っていわれるかも知れないけど、だったら「花見」っていうニュアンスを使って欲しくなかったなぁ(気難しいでしょ？)。
…とにかくそんな思いがあったのと、残っている仕事も結構あったので、15分くらいで席を立った。後で聞くと4時間以上続いたそうだ…平和ボケやね。花もないのに、楽しいんかな？それともただ飲みたかっただけ？