ほんとうに大切なこと

最近、東京の飲食店に”星”が付けられた『ミシュランガイド東京2008』が発売された。これがバカ売れのようで…。この本の発売に向けて、審査員（？）が1年半もかけて東京の飲食店を回ったらしい。審査方法とかの細かいことは知らないけど…誰か”星”を付けるように頼みました？

とにかく日本人の行動は”ランキング”っていうのに大きく左右されるらしい。「何が売れた」「どの番組の視聴率が良かった」とか…「人気ブログランキング」だってある。挙句の果てには「今年生まれた子供に一番付けられた名前ランキング」…知りたい？こういうのって難しい問題だけど、さすがにここまで来たら「懲りないなぁ」と思ってしまう。

高校生の自分にとって、特に音楽やファッションは売上ランキングが重要な”ものさし”だった。自分の好みとか関係なく、オリコンの売上ランキングに出てくる音楽ばかり聴いてきた(その大半は今はもう聴いていない)。ファッションだって「この冬、一番流行るのはＰコート！」って『MEN’S NONNO』に書かれていたら、ディテールの違ったものを何着も買ったことがある(それらはもう手元にはない)。

…で、今更ながらふと思ったこと。流行に流されてはいけないなぁ…と。というのも、ここ最近の自分の判断基準がどこかランキングに基づいて行動してしまっていたような気がしていたし、マスコミやネットで取り上げられていたアーティストの曲（最近出てきたグループだ）を聴いて、少し失望したのもあったから。

このブログだってそうで、今話題になっていることを書けば、見てくれる人たちが増える。でも「本当に今、自分の書きたいことはそうじゃないんだよなぁ」と思いながら書いたこともあったり…。見ていただける人があってのブログだけど…やっぱり難しい。

とにかく、自分の判断基準をランキングや流行、ましてや”星”によって左右されずに、ほんとうに大切なことや訴えかけてくるものを大事にしたり、ブログに書いていこうと、ふと我に返ったおっさんでした。