おっさんのライフサイズ(classic)

- 過ぎていったこと 選ばなかった道 何もかも、覚めてしまった夢と同じ -  『この世界の片隅に』より

自分にとっての音楽の先生

2009-06-30 21:59:06 | 音楽全般
野球を挟みましたが…そんなわけで前回の話の続き(例によって春樹さんのパクリです)。

自分はこと音楽に関しては、その傾向が強いなぁってつくづく思う。雑誌とかで気になっているアーティストのインタビューを見つけて「インスピレーションされたアーティストは?」とかいう記事を見つけると、どんな風に影響を受けたのか、それがしばらく頭から離れなくなったりする。

自分が一番影響を受けたと言えば、邦楽なら小田和正、洋楽ならエリック・クラプトン…この二人がいなければ、自分の今聴いている音楽が存在していないと言っても過言ではない―「音楽の先生」みたいなもの。

小田さんは毎年末に『クリスマスの約束』という番組をされているんだけど、そこでカバーされたり、共演したアーティストの曲のほとんどは気になって聴くようになった。大学時代、邦楽を全く聞こうとしなかった時期があったんだけど(その頃の邦楽は今でも苦手だったりする)、今となってはほとんど邦楽。
だって…当時はミスチルですら『Tomorrow never knows』と『Everything(It's you)』くらいしか知らなかったし、ゆずもウルフルズも椎名林檎も、一青窈もMONGOL800も熊木杏里も…自らすすんで聴くなんて思ってもいなかった。いきものがかり、くるりと立て続きにライブに行ったけど、これも然り。そんな意味でもいろんな機会を与えてくれた小田さんには本当に感謝している。

クラプトンは…初めて観たライブが自身のヒット曲はほとんど唄わず、クラプトン自身が音楽を始めたルーツとなる、古いブルース曲を連発するセットだった(1995年)。自分にとってはそのステージがとにかく衝撃で、同じようにブルースに深く傾倒するようになり、一時期は本当にどっぷりと浸かっていた―寒い冬でも暑苦しい夏でも―むつこいとんこつラーメンのようなブルースを聴きながら、頭をうねらせていた(笑)。
それにクラプトンはいろんなジャンルの音楽を演ずることができるアーティスト。ブルースやロックはもちろん、レゲエやカントリー、シャッフルやテクノだって簡単にやってのけてしまう。クラプトンの奏でるギターを聴いていると自然と体に染みついてくる。



ちょっと前、友人(女の子です…念のため)がずっと探してたCDを見つけてプレゼントしてあげたんだけど、「洋楽とかほとんど聞かない子なのにどうして…」と思って理由を聞いてみたら、恥ずかしそうに「自分の好きなアーティストがよく聴いてるんだけど、それが恥ずかしくておっさん(オイラのことですね)に言えなかった」とのこと。



そんなに恥ずかしがることもないのにね。自分の思いに誇りを持ちましょう。自分にとっての音楽の先生と思えるように。
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