高校生の男女が生け花の全国大会の頂点を目指す青春ドラマです。
「全国高校生花いけバトル」
日本国内の高等学校に在学中の生徒を対象とした華道の競技会。
同一の学校に通う生徒2名1組でチームを編成し、
即興で花をいけ、対戦チームと優劣を競う。
2017年に香川県高松市で第1回が開催された。
香川県や同県の花卉業者によって、香川県を、
「生け花に情熱を燃やす高校生の『聖地』」とする目的で企画された。
*
そんな大会があるとはつゆ知らず、何気なく借りた直木賞作家・今村翔吾さんの小説。
第3回の大会では、広島の基町高校が優勝していたなんて・・・
知らなかった!
参加する全国の花を愛する高校生が、花をいける楽しさ、
面白さ、美しさを感じていく様子が、ありありと描かれています。
世の中には多くの花があり、どの季節にも絶えることはない。
それが人生の節目を彩り、思い出を優しく包み込む。
その花が咲き誇る時、あるいは贈られる時、
眠っていた思い出もそっと蘇らせてくれる。
そんな作者の思いがあふれた青春ドラマです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます