紀伊中ノ島駅と新興橋

前からの続き。

和歌山駅へ戻ってきて、ＪＲでひと駅、紀伊中ノ島駅で下車。
紀伊中ノ島駅のホーム屋根の鉄骨はこんなナミナミでかわいい！
もちろんレールで作ってある。


和歌山駅からは、北(大阪方面)へ向かう阪和線、東(橋本・五条方面)へ向かう
和歌山線、そして紀勢本線の西(和歌山市駅)へ向かう線と南(新宮方面)へ
向かう線が発着する。
紀伊中ノ島駅は現在は阪和線だけの駅なのだが、昔は和歌山市から橋本方面へ
東西に直接つながる線があり、阪和線との立体交差の部分が駅になっていたという。
高架の阪和線のホームから階段を下りると地上にプラットホームが残っている。


立体交差部分。上が阪和線。奥には建物が建ってしまった。


改札を抜けると駅舎がある。無人駅だ。
高い天井にラティス状のシルエットがとても美しい。


外観も美しい。。。こんな意匠は他にないらしい。
窓はちゃんと開くようになっている。一番下の部分が上げ込み窓になっている。
ただし今は錆びついて動かないが。



紀伊中ノ島駅から歩いて新興橋を見に行く。大門川沿いのこのあたりは
工場が立ち並ぶ地区。
この新興橋は古い鉄道橋を転用したもので、英国製のワーレントラスである。
（Ｓさんは古い鉄道橋の転用を専門に調べており、この物件などはベタらしい）


以前も何度か話題にした、十三大橋の横の浜中津橋とよく似ているが、
実際に見るとこちらのトラスの方がかなり大きく、形も違う。
斜めの材の内部の構造も違っている。
新興橋と同じトラスが、市内の市堀川に架かる中橋でも使われているというが
今回は見れていない。


さて・・・さすがにそろそろ疲れてきたし、和歌山駅前まで戻って反省会（？）
としよう。
おや、駅前のＪＡビルはかなりカッコイイ。


駅近くで渋い純喫茶はないかな、、、、見つけたのが「ウメ珈琲館」。
外観は正統派純喫茶である。しかし・・・ウメ？
和歌山は梅の産地でウメが県の花。おぉ～～渋いネーミング！！気に入った。

はぁ～～早朝から夕方までよく歩き回ったものだ。
しかし楽しい遠足だった！こんなに計画通り動いて充実した一日となったのは
私のわがままな日程・ルート設定につきあってくれ、ちゃんと下調べや準備・
解説までしてくれたＳさんとＡさんのおかげであります。感謝します！！


いつも一人でうろうろするけど、たまにこういう仲間と計画して行くのも
楽しいですね！
また楽しそうなルートを思いついたら一緒に行く人いませんか～！？