以前mayumamaさんの旅行記で見て行きたいと思っていた「北前船主の館右近家」に行ってきた。
交通の便が悪い場所なので、洋風建築巡り講座のお仲間を誘って車で連れて行ってもらったのだ。
お天気もよく快適なドライブ。敦賀で遊んだ後、日本海沿いを走り右近家へ。
海に迫った山の裾に、海辺のむららしい板張りの壁をもつ邸宅が建っていた。ほぉ~
蔵が一体化した長屋門を抜けると、さらに塀があり路地があるのは何だか不思議。。。
堂々とした和風邸宅。表側に土間、囲炉裏があり高い吹き抜けになった田舎の民家風だ。

そして目的の洋館は、その裏側の崖のように切り立った山の中腹に建っている。和館の土間から
いったんイングリッシュガーデン(?)に出、瓦屋根を見下ろしながら山道を登っていくと、、、
現れた!うぉ~!

1階はクリーム色の壁と木のドアがかわいいスパニッシュ、バルコニーを大きく張り出した
2階はスイスシャレー風と言われる、野趣と温かみを感じさせる丸太のログハウスである。


2階をこういう造りにしたのは、板張りの壁が特徴の河野の街並みと調和させるためだとかで、
なるほど、表から見ると1階のクリーム色の壁は木々に隠れて見えず、自然な木の色をした
2階部分は周囲の景観に溶け込んでいる。

開いたドアから玄関ホールのタイルが見えている。
先述のサイトで、インテリアにタイルが使われているのを見ていたので、期待いっぱい、気合い十分!
ところが・・・「建物の外からはいいですが中は写真ダメです」・・・えーっ!?そんなぁ~~
減るもんじゃなし。しかし係員のおばちゃんは「撮影にはお役所に申請が要ります」とつれない態度。
仕方ないので玄関からズーム(と言っても私のカメラでは光学3倍・・・)。
窓ガラスに貼り付いてズーム。ベランダからズーム。マクロで撮りたいよう~(涙)

玄関ホールのニッチに貼られたタイルは3cm角ぐらいのタイル。黒と金色の十字がポイント。
廊下の床タイルは長方形のタイルを風車形に組んだ中央に赤と黒と緑の正方形のタイルが
はめ込まれ、全体で籠目模様になっている。
廊下の巾木部分も、旧琵琶湖ホテルの玄関脇で見たのと似たてろっとした色のタイル。
使い込まれた革のようなつやが美しい。

そしてなんと言ってもここの見所は暖炉まわりである。実際はストーブ置き場であるが、
凹みの中にベンチをしつらえたイングルヌックと呼ばれる空間。その凹みの内側にびっしりと・・・
クラフト感溢れる陶器のタイルが!!うわぁ~

うっすらと布目が浮き出た褐色のタイルの間に3種類の模様のタイルが散らされている。
幾何学模様の2種はチューブライニングで、菊の葉(?)模様のものは沈文。それぞれに趣が異なる。
そして周囲を縁取る二丁掛くらいのサイズのタイルはリボンが交互に重なったようなデザインで、
下側のリボン(茶色の部分)は実際に1~2mm彫り込まれている。色のにじみが味わい深い。

土の手ざわりが感じられるような民芸風のタイル。昼間は白日に照らされあまり質感が
生きていないが、夜に暖炉やストーブの火に照らされれば陰影とつやを増し、この小空間は
親密な空気に包み込まれるに違いない。
また階段ホールも素敵だ。踊り場にはステンドグラスが。右近家の屋号である「//」(一膳箸)
のマークの旗を掲げた帆船の図柄である。階段手すりや2階の廊下の装飾柱も絵になる。
照明もオリジナルとか。この奥に和室があるというのも驚きだ。

バルコニーに出ると、きらきら光る日本海と河野集落の屋並が眼下に広がる。あぁ、気持ちいいなぁ~

と、、、うわっ?
カメムシだぁ~~!!(寒)ひぃ~っ!退散。。。
右近家は地元のインフラ整備にも寄与してきたといい、今こうして建物が一般公開されているのも
また文化事業への貢献である。ありがたいことだ。写真はダメでも文句は言うまい。。。
※右近家のサイトには「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏ともいわれている」と
書かれているが実際は違うらしい。
交通の便が悪い場所なので、洋風建築巡り講座のお仲間を誘って車で連れて行ってもらったのだ。
お天気もよく快適なドライブ。敦賀で遊んだ後、日本海沿いを走り右近家へ。
海に迫った山の裾に、海辺のむららしい板張りの壁をもつ邸宅が建っていた。ほぉ~
蔵が一体化した長屋門を抜けると、さらに塀があり路地があるのは何だか不思議。。。
堂々とした和風邸宅。表側に土間、囲炉裏があり高い吹き抜けになった田舎の民家風だ。

そして目的の洋館は、その裏側の崖のように切り立った山の中腹に建っている。和館の土間から
いったんイングリッシュガーデン(?)に出、瓦屋根を見下ろしながら山道を登っていくと、、、
現れた!うぉ~!

1階はクリーム色の壁と木のドアがかわいいスパニッシュ、バルコニーを大きく張り出した
2階はスイスシャレー風と言われる、野趣と温かみを感じさせる丸太のログハウスである。


2階をこういう造りにしたのは、板張りの壁が特徴の河野の街並みと調和させるためだとかで、
なるほど、表から見ると1階のクリーム色の壁は木々に隠れて見えず、自然な木の色をした
2階部分は周囲の景観に溶け込んでいる。

開いたドアから玄関ホールのタイルが見えている。
先述のサイトで、インテリアにタイルが使われているのを見ていたので、期待いっぱい、気合い十分!
ところが・・・「建物の外からはいいですが中は写真ダメです」・・・えーっ!?そんなぁ~~
減るもんじゃなし。しかし係員のおばちゃんは「撮影にはお役所に申請が要ります」とつれない態度。
仕方ないので玄関からズーム(と言っても私のカメラでは光学3倍・・・)。
窓ガラスに貼り付いてズーム。ベランダからズーム。マクロで撮りたいよう~(涙)

玄関ホールのニッチに貼られたタイルは3cm角ぐらいのタイル。黒と金色の十字がポイント。
廊下の床タイルは長方形のタイルを風車形に組んだ中央に赤と黒と緑の正方形のタイルが
はめ込まれ、全体で籠目模様になっている。
廊下の巾木部分も、旧琵琶湖ホテルの玄関脇で見たのと似たてろっとした色のタイル。
使い込まれた革のようなつやが美しい。

そしてなんと言ってもここの見所は暖炉まわりである。実際はストーブ置き場であるが、
凹みの中にベンチをしつらえたイングルヌックと呼ばれる空間。その凹みの内側にびっしりと・・・
クラフト感溢れる陶器のタイルが!!うわぁ~

うっすらと布目が浮き出た褐色のタイルの間に3種類の模様のタイルが散らされている。
幾何学模様の2種はチューブライニングで、菊の葉(?)模様のものは沈文。それぞれに趣が異なる。
そして周囲を縁取る二丁掛くらいのサイズのタイルはリボンが交互に重なったようなデザインで、
下側のリボン(茶色の部分)は実際に1~2mm彫り込まれている。色のにじみが味わい深い。

土の手ざわりが感じられるような民芸風のタイル。昼間は白日に照らされあまり質感が
生きていないが、夜に暖炉やストーブの火に照らされれば陰影とつやを増し、この小空間は
親密な空気に包み込まれるに違いない。
また階段ホールも素敵だ。踊り場にはステンドグラスが。右近家の屋号である「//」(一膳箸)
のマークの旗を掲げた帆船の図柄である。階段手すりや2階の廊下の装飾柱も絵になる。
照明もオリジナルとか。この奥に和室があるというのも驚きだ。

バルコニーに出ると、きらきら光る日本海と河野集落の屋並が眼下に広がる。あぁ、気持ちいいなぁ~

と、、、うわっ?
カメムシだぁ~~!!(寒)ひぃ~っ!退散。。。
右近家は地元のインフラ整備にも寄与してきたといい、今こうして建物が一般公開されているのも
また文化事業への貢献である。ありがたいことだ。写真はダメでも文句は言うまい。。。
※右近家のサイトには「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏ともいわれている」と
書かれているが実際は違うらしい。
玄関のタイルや暖炉のタイル素敵ですよね・・
ほんとに、夜の明かりに照らされたタイル、更に魅惑的になることだと思います。
洋館も写真、ダメだったんですか?!
私はそうじのおばちゃんがいる前でバシバシ撮っていましたが
何も言われなかったので・・てっきりよいものかと;
後で行った和館の方では内部の写真は撮影禁止となっていたので撮りませんでしたが~
右近家は大阪からはるばる出かけた甲斐がある素晴らしい建築でしたね。
バルコニーからの眺めも最高でしたし、その他、町の風情なども良かったです。
洋館内部の写真撮影禁止は予想外のことでホントに残念でしたが、ならばとお互いに外から窓越しの撮影を敢行するなど必死になったのも後から考えると楽しかったです。
イングルヌックの腰掛け部(?)足元のタイルは凝縮された美しさですね。私はここの写真は撮りそびれました。お見事です。
先に和館の方を見たのですが、写真撮影禁止と書いてあるのが
気になって受付のおばちゃんに聞いたのが悪かった。。。
警戒されて洋館の方へも連絡が行っていたようなのですよ(苦)。。。
先に洋館へ行って知らない顔して撮ればよかったですねぇ~
mayumamaさんの記事のページにリンクしようと思ったのですが、
どこかよくわからなくて・・・
よろしければURLをコメントに書いてもらえませんか?
気合入れていただけに写真ダメと言われた時はガクゼンとしてしまいました。。。
こういう時は10倍ズームがうらやましかったですね(笑)
私たちは和館をすっ飛ばして先に洋館へ行ったのが功を奏した;ようですね。
でもなぜ写真いけないんでしょう?!
訪れた人の写真を見て、行こうと思う人が増えるのはこういう観光施設の場合だと
良いことではないのかと思うのですが・・
そう簡単にはいかないことがいろいろあるんでしょうか・・
撮影禁止と知った今、宣伝していいのか躊躇しますが・・
こちらの旅行記の方が写真を多く載せているのでアドレス記しておきます。
(余計なものも入ってますが;)
http://4travel.jp/traveler/mayumama/album/10362315/
そうですよねぇ、デザインを盗まれるとかいうものでもないと思うし・・・
そうでなくても行きづらい場所なのに、ちょっとアピールしても
いいんじゃない?と思ってしまいますね。
でも帰るころに、観光バスが来てぞろぞろと人が入って行きました。
意外と、これ以上お客がきたら困るほど有名なんだったりして!?