しばらくあいたが、、、萩からの続き。
長門市からはまた美祢線に乗って厚狭まで。長門湯本に泊まりたいと思って宿を探したりも
したのだが、温泉宿は一人で泊まるとどうしても割高になってしまうのだ。。。
重安の石灰石積み込みヤードは前回見たのと変わらぬ姿のまま沈黙していた。
前回ここに降り立ったときのことを懐かしく思い出すが、あぁあれはつい4か月ほど前のことか・・・
もうずいぶん前のように感じられる。
美祢に着いたら、高校生がドカッと乗り込んできた。見る間に車内は人であふれ、目の前にまで
人が迫り、今までののんびり静かなローカル線風情から空気は一変した。
読書に夢中になっている純朴そうな女の子、3~4人でふざけ合っている男の子たち、
ケータイを見ながらいちゃいちゃしているかわいらしいカップル、先生も乗っている。
この列車を逃すと次2時間ぐらい待たねばならないので、みな万事くりあわせてこの列車に
乗るんだろうな。大人になったら皆一緒に乗ったこの列車を思い出すんだろうな。。。
体を捻って車窓風景を楽しむことができなくなったけど、高校生たちのおしゃべりを聞きながら
ほのぼのした気分で厚狭までの車中を過ごした。
さて厚狭から、こだまに乗って新岩国へ。西岩国駅を見に行くためである。当初徳山から
岩徳線で行くつもりだったのだが、時刻を間違っていることに出発してから気づいて、急遽変更。
こだまはゆったりしていてN700系のぞみなんかよりずっと豊かな気分が味わえる。
さて新岩国という駅は、今回初めて降りるために地図でじっくり見たのだが、JRの在来線が
接続していない。錦川鉄道という第三セクターの駅が200mほどの距離のところにあるが、
1~2時間に1本、それも新幹線と連絡しているわけではない。
新岩国駅は、新大阪駅や新神戸駅など他の新幹線駅とも共通する70年代デザイン。
長いホームを持つことから必然的な形なのだろうが、現代の駅のように店舗や何やと
余計なものの全くないシンプルでストイックな形がカッコイイ。
バスがあるらしいので、連絡しているのだろうと思ったらこちらも全然バラバラ。
結局20分近く待って岩国行きのバスに乗った。
あっ、0系新幹線が健在!
西岩国駅前を通らないバスだったので最寄りの見当をつけ裁判所前で降り、少し歩くと、
道路の正面に西岩国駅が見えた!夕暮れ間近の駅舎は本で見た写真通りの堂々たる姿。
錦帯橋にシンクロしたアーチ型のデザインが随所に散りばめられ、全体としてはモダンながら
ちょっといかついイメージ。
萩駅もそうだったが、なんでここに、と思ってしまうような、周りは特に賑わいもないまちなみで
この町に住み暮らす人々を除けば、よそから来る目的は駅舎を見に来る以外になさそうに思える。
有名な錦帯橋からほど近いところにありながら、偶然目にふれられる機会もない街の片隅で
西岩国駅舎は静かにたたずんでいる。
待合室に灯りがともると、無人駅の西岩国駅も温かく感じられる。
部活帰りの学生たちと共に電車に乗り岩国まで。岩国駅もまた古く味わいのある駅だ。
岩国には引込線があるというのをどこかで読んでいたので、ちょろっと降りて探してみよう。
しかし駅前の案内地図にも載っていないな。もう日は落ちて外は薄暗い。
線路沿いに歩いて行くと駅構内を見渡せる跨線橋に出た。
あっ、あれか。いちばん端の線路が大きく弧を描きながら、本線からそれて行っている。
う~ん、いい感じ。
その先をたどっていくと、日本製紙岩国工場の中へと続いていた。白い煙を吐く煙突。
現役の工場だ。敷地はとても広い。
単線の踏切には遮断機がない。そのことはここを通る列車が多くないことを語っている。
遮断機のない踏切で車を待たせてゆっくり通る貨物列車、、、、あぁ見てみたいな。
この奥にはディーゼル機関車が数台と山積みのコンテナが見えたが、敷地境界で
クサリが張られ、「立入禁止」の表示が・・・・あぁ無情。
柵はなくても工場内に入るのはやっぱりはばかられる。小心者の自分がうらめしい。。。
横からでも回り込むことができないかと歩いてみたが、工場敷地は水路により完全に隔離され
近づくことすらできない。まぁ工場だからな、当然だろう。
もうすっかり暗くなってきた。そろそろタイムリミット。。。
後ろ髪引かれながら日本製紙岩国工場を後にして岩国駅へ、そして帰途についた。
寝坊からはじまった旅であったが、なかなか楽しかった。
この旅、JR西日本株主優待券を使ったので、約18600円(JR乗車券+特急券+優待券代)。
安~!!もう一回同じルートで旅してもいいな(笑)。
だらだらした旅記事におつきあい頂きありがとうございました。
長門市からはまた美祢線に乗って厚狭まで。長門湯本に泊まりたいと思って宿を探したりも
したのだが、温泉宿は一人で泊まるとどうしても割高になってしまうのだ。。。
重安の石灰石積み込みヤードは前回見たのと変わらぬ姿のまま沈黙していた。
前回ここに降り立ったときのことを懐かしく思い出すが、あぁあれはつい4か月ほど前のことか・・・
もうずいぶん前のように感じられる。
美祢に着いたら、高校生がドカッと乗り込んできた。見る間に車内は人であふれ、目の前にまで
人が迫り、今までののんびり静かなローカル線風情から空気は一変した。
読書に夢中になっている純朴そうな女の子、3~4人でふざけ合っている男の子たち、
ケータイを見ながらいちゃいちゃしているかわいらしいカップル、先生も乗っている。
この列車を逃すと次2時間ぐらい待たねばならないので、みな万事くりあわせてこの列車に
乗るんだろうな。大人になったら皆一緒に乗ったこの列車を思い出すんだろうな。。。
体を捻って車窓風景を楽しむことができなくなったけど、高校生たちのおしゃべりを聞きながら
ほのぼのした気分で厚狭までの車中を過ごした。
さて厚狭から、こだまに乗って新岩国へ。西岩国駅を見に行くためである。当初徳山から
岩徳線で行くつもりだったのだが、時刻を間違っていることに出発してから気づいて、急遽変更。
こだまはゆったりしていてN700系のぞみなんかよりずっと豊かな気分が味わえる。
さて新岩国という駅は、今回初めて降りるために地図でじっくり見たのだが、JRの在来線が
接続していない。錦川鉄道という第三セクターの駅が200mほどの距離のところにあるが、
1~2時間に1本、それも新幹線と連絡しているわけではない。
新岩国駅は、新大阪駅や新神戸駅など他の新幹線駅とも共通する70年代デザイン。
長いホームを持つことから必然的な形なのだろうが、現代の駅のように店舗や何やと
余計なものの全くないシンプルでストイックな形がカッコイイ。
バスがあるらしいので、連絡しているのだろうと思ったらこちらも全然バラバラ。
結局20分近く待って岩国行きのバスに乗った。
あっ、0系新幹線が健在!
西岩国駅前を通らないバスだったので最寄りの見当をつけ裁判所前で降り、少し歩くと、
道路の正面に西岩国駅が見えた!夕暮れ間近の駅舎は本で見た写真通りの堂々たる姿。
錦帯橋にシンクロしたアーチ型のデザインが随所に散りばめられ、全体としてはモダンながら
ちょっといかついイメージ。
萩駅もそうだったが、なんでここに、と思ってしまうような、周りは特に賑わいもないまちなみで
この町に住み暮らす人々を除けば、よそから来る目的は駅舎を見に来る以外になさそうに思える。
有名な錦帯橋からほど近いところにありながら、偶然目にふれられる機会もない街の片隅で
西岩国駅舎は静かにたたずんでいる。
待合室に灯りがともると、無人駅の西岩国駅も温かく感じられる。
部活帰りの学生たちと共に電車に乗り岩国まで。岩国駅もまた古く味わいのある駅だ。
岩国には引込線があるというのをどこかで読んでいたので、ちょろっと降りて探してみよう。
しかし駅前の案内地図にも載っていないな。もう日は落ちて外は薄暗い。
線路沿いに歩いて行くと駅構内を見渡せる跨線橋に出た。
あっ、あれか。いちばん端の線路が大きく弧を描きながら、本線からそれて行っている。
う~ん、いい感じ。
その先をたどっていくと、日本製紙岩国工場の中へと続いていた。白い煙を吐く煙突。
現役の工場だ。敷地はとても広い。
単線の踏切には遮断機がない。そのことはここを通る列車が多くないことを語っている。
遮断機のない踏切で車を待たせてゆっくり通る貨物列車、、、、あぁ見てみたいな。
この奥にはディーゼル機関車が数台と山積みのコンテナが見えたが、敷地境界で
クサリが張られ、「立入禁止」の表示が・・・・あぁ無情。
柵はなくても工場内に入るのはやっぱりはばかられる。小心者の自分がうらめしい。。。
横からでも回り込むことができないかと歩いてみたが、工場敷地は水路により完全に隔離され
近づくことすらできない。まぁ工場だからな、当然だろう。
もうすっかり暗くなってきた。そろそろタイムリミット。。。
後ろ髪引かれながら日本製紙岩国工場を後にして岩国駅へ、そして帰途についた。
寝坊からはじまった旅であったが、なかなか楽しかった。
この旅、JR西日本株主優待券を使ったので、約18600円(JR乗車券+特急券+優待券代)。
安~!!もう一回同じルートで旅してもいいな(笑)。
だらだらした旅記事におつきあい頂きありがとうございました。
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