まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

内湾線に乗りに行く ~竹東駅(台湾)

2009-01-05 02:18:02 | 建物・まちなみ
鹿港より先にこっちの記事を書いてしまったので先アップします(苦笑)。


鹿港から戻ってきて台中駅を見たあと、新幹線(台湾高速鉄道)に乗って新竹まで戻る。
台鉄の3つの支線のうち未踏であった、内湾線に乗りに行くためだ。
ちなみにあと2つは、以前書いた平渓線と集集線(こちらも以前乗ったがうろ覚え)。

実は、台湾へ来る前に現地在住の友人から、現在内湾線は工事のため不通に
なっていると聞いていて諦めていた。
去年台湾新幹線が開通したが、多くの駅は在来線から遠く離れていて、新竹におい
ても在来線から新幹線へのアクセスが良くないのを改善するための工事だという。
しかし調べてみると、新竹~竹東間が不通であるがその先竹東~内湾間は運行して
いるらしいことがわかった。つまり、現在はどこにも接続していない状態なのだ。
もともと中間駅である竹東駅へうまくたどりつけるかな。。。

高鉄(新幹線)新竹駅で聞いてみると無料バスがあるが乗り換えがややこしそう。
ここはタクシーに乗るのが手っ取り早い。運転手に「内灣線竹東站」と書いた紙を
渡すと10分ほどで簡単にたどり着くことができた!


着いてびっくり。竹東駅舎の素敵なこと!!
これは一部不通になっていたからこその発見。もしも新竹から乗っていたら、
車窓からホームを眺めるだけで気づかずに通り過ぎていただろう。よかった!!


これはホーム側から外を見たところ。外側には四角い柱があったが(最初の写真)
内側の柱は丸である。


どちらも茶色の濃淡のモザイクタイルを市松に貼ってあって、遠目で見ると
地味だがなかなか粋だ。


駅長室のドアまわり。屋根瓦と同じえび茶色にペイントされた建具と、腰壁の
青の三本ラインがかわいい~~


支線の中間駅にしては大きく立派な駅だ。桟瓦が使われているので和風な雰囲気。
後から調べてみると、内湾線は日本統治時代に着工されたが未成のまま終戦し、
その後1947(昭和22)年に新竹~竹東が開通した。当初はここが終着駅
だったんだな。現在の終着駅内湾まで延伸したのは1951(昭和26)年という。


現在内湾線は電化されておらず、ディーゼルカーが走っている。
しかし、新竹から高鉄(新幹線)新竹駅経由内湾行き、になるとすると、
内湾線も電化して、縦貫線から直接乗り入れるようにするのかもしれない。

今の工事が終わったら、このローカル支線の雰囲気も変わってしまうだろうか。

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