まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

旧高橋源次郎家 その2

2018-11-11 23:40:19 | ディテール
飫肥の続き。

めくるめくお風呂を見たあと、隣のドアを開けてみたら、手洗い場だった。丸窓の格子は、家紋なのだろうか?


主屋から再び前庭に戻り、今度は奥へ続く軒下の通路を進む。通路沿いには部屋があるようで、何とも
変わった造りだなぁ。。


それに通路の床がレンガ敷き。しかも六芒星の刻印レンガだ。このマークは時々見かけるがどこのだっけ・・・


進んで行くと正面に蔵、左手奥に広い空き地が見えてくる。蔵の手前に台所があった。


おぉ、ここにも!さっきお風呂場で見た瀬戸の磁器製レリーフタイルが流しまわりにびっしりと貼られている。




台所のタイル貼りは素人仕事のように見える。お風呂場用に多めに買っていたタイルを自分で貼ったのだろうか。


かまどが4口もあるとは、当時かなり大所帯だったのだろう。
ところで半屋外に台所があるというのは、宮崎という南国の民家の特徴なのだろうか。
アジアの中国式の民家では中庭に面してこんな感じで台所があるのをよく目にしたが、、、日本では冬寒すぎる。


右手と左奥の2つの蔵や右奥の納屋はいずれもかなり老朽化していると見え、内部公開はしていなかった。
奥の蔵の前には氏神の祠もあった。




玄関から入って来たレンガ敷きの通路は左へ折れて続いている。こんな広場に面して屋根付きの通路があると
いうのも不思議な感じなので、この空き地には建物が建っていたか、それとも手入れされた庭園だったのかも
しれない。


通路の途中にポツンとこんなタイル貼りの水場があるのも不思議な感じ。ここにもまた同じレリーフタイルが
使われている。


ここは石鹸入れ??ここには例の色なしマジョリカタイルが。


足元を覗いてみると浴室と同じ菊花レリーフタイルとトルコブルーのタイルが貼られていた。


下にタライが置いてあって、その中にはがれたタイルが何枚か入っていた。手にとって裏返して見てみると
ブルーのタイルの裏足に佐治のマークが入っていた。へぇ~、ダントーかと思ったが佐治タイルだったのか!!
そしたら高橋家と山本家のタイルはすべて名古屋から運ばれたのだろう。色なしマジョリカも佐治と推測。




さて、11時にランチを予約してあるのでもうタイムリミット!高橋家はこのぐらいにして切り上げよう。

続く。

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