goo blog サービス終了のお知らせ 

まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

街を歩けば・・・

2008-12-09 01:38:38 | 建物・まちなみ
先日京大の学祭に出くわしたことで先送りになってしまった「宮武外骨展」を見に
また京都へ行ってきた。
出町柳駅を降りて、今出川通りを東へ。こないだから何度歩いていることか。。。
でも一直線に歩いたことはなく、必ず道を逸れたくなるのよね。
また路地を南へ。


あっ、これが例の!
最近ヴォーリズづいてます。
京都大学YMCA会館。こんな色した洋館は今まで多分見たことないが、
赤く塗られた木部とパテの白がグレーの壁に映えてとってもかわいい~
道路に直接面して建ち、外からフルで見られるのがうれしい。


入り口ドアは閉まっていたが、2階の窓には六角柱のペンダント照明がいくつも
ぶら下がっているのが見える。


隣には京都府立医科大学橘井寮。こちらもYMCAの建物だったようで逆三角形の
YMCAマークが壁についている。同じくヴォーリズだが、京都大学のYMCAを
庶民的にした感じ。窓を赤くペイントすればかわいくなるかも。。。


入り口ドアはYMCAの「Y」?じゃ、その上のVは?
ヴォーリズの「V」か?な~んて


さらに隣には、日本基督教青年会同盟学生部関西駐在主事宅、と書かれた
住宅風の建物が。この3つは同シリーズなのだろう。しかし、まちなかに3つも
ヴォーリズ建築が並んでいるとは、すごい。


さて、宮武外骨展が開催されていた思文閣美術館、その思文閣会館というビルもちょっと素敵だ。

展示はとっても面白かった。
宮武外骨は明治~昭和期のジャーナリストで、庶民の立場から政府や役人など強者を
批判したりパロディ化した記事を新聞や雑誌を次々に出すが、その過激さに度々
発禁や禁固刑に処され、、、、しかし出獄してまた新しい雑誌を創刊し、、、
警察当局を手玉に取るような奇抜でばかばかしくユニークなその発想に引き込まれてしまう。
展示してある新聞や雑誌の文字を端から読んでしまうから時間がかかるかかる・・・
今のメールの絵文字やアスキーアートみたいなのもやっているし、
大日本タイポ組合のやってるタイポグラフィみたいなのもある。
雑誌「スコブル」や「滑稽新聞」の表紙もきれいで。
一方、日々読み捨てられていく新聞や雑誌の資料的価値を訴え収集保存のための
明治新聞雑誌文庫創設という功績も残している。
※宮武外骨展は12/7で終了しています。

思文閣美術館を出てまたうろうろ・・・・
これもなかなかカッコよくていつも目が止まる。京大のプールの建物(?)。
コンクリートにつけられた板目と、突出した四角い窓がトンガッた雰囲気。
こういうのはポストモダンになるのかな?


そして反対側には京大総合体育館。カッチョイイ~!!こういうのも好きなのだ。
こちらが母屋でさっきのは離れみたいなものか。


さて近所には左京区総合庁舎、関西日仏学館も。


出町柳から鴨川を渡って西へ行くと、住宅や商店があちらにこちらに・・・


街を歩けば洋館に当たる・・・・あぁ京都はすごいな!社寺と町家と老舗と、紅葉も!!



コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬の近江八幡へ | トップ | 静が・・・ »

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (荒川防火水槽研究会)
2008-12-11 00:18:38
ぷにょさんこんばんは。
宮武外骨、わたしも大好きです。
「谷根千」というミニコミ誌のある号で、宮武外骨の特集をやっていて、初めてその存在を知りました。
真剣に遊ぶということがとても大事という考え方が、とてもいいです。
返信する
お久しぶりですね! (ぷにょ)
2008-12-12 02:35:47
荒川防火水槽研究会さん、こんばんは。
宮武外骨、面白いですよね!展示を見ながら一人ムフフと笑ってました。
それに不屈の精神がいい!
展示は充実していましたよ~
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

建物・まちなみ」カテゴリの最新記事