崎山駅の素敵なトイレ

行橋駅を出た平成筑豊鉄道の気動車はあっけらかんとした田園風景の中を走る。
途中の駅もホームだけのシンプルなのが多くさほど面白みもないが、たまに長い石積みホームと
ヤード跡のある駅が現れ、石炭の積み出し鉄道の名残をわずかに感じられる。


油須原へ行く列車は１時間に１本だが、その合間に崎山止まりの列車がたまに走っている。
これを利用してもうひと駅下車しようと探していて、崎山駅がよさそうだと目を付けていた。


果たして、期待以上にいい駅だった！行橋で時間を取ったので省こうかとも考えたが
省かなくてよかった！


ここのトイレは！すごい、木造だ！


こんな美しい駅のトイレは初めて見た！


ルーバーの目かくしが涼しげで素敵～


このトイレの美しさを伝える写真を撮ろうと、ああでもない、こうでもない、とトイレのまわりを
うろつきながら試行錯誤していると、もう１人降りた人が不審そうな顔をして出て行った（苦笑）。


駅舎の中はボロボロで荒れ果てているがエントランスのコンクリートの階段がいい感じだし、
やっぱり駅舎があると恰好がつく。


トイレと反対側には小さな小屋と井戸があった。小屋は、、、浴場だ。那岐駅にもあったが
ここのはもっと小さい。




次の直方行きが来るまで２０分間あったが足りない～。ここなら１時間でも居れたなぁ。


あと５分というときになって、駅前の案内板に「旧豊州鉄道建造物群」と書かれているのに
気付いた。えっ、近くにそんなんがあったのか。うわぁ～、今から見に行っていたら１時間
ずれこんでしまう。残念だが今回はパスしよう。。。ちゃんと下調べしていないのが悪い。


もう少し長く見たかったが追い立てられるように車内へ乗り込む。


さて次は油須原駅へ向かおう。