まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

紀勢線・参宮線の駅舎めぐり ~その2

2011-04-24 00:58:46 | 鉄道風景
参宮線続き。

車窓から外を見ていると、ところどころで赤く錆びたレールが沿っているのが見える。
いつの間にか始まり、ぷつっと終わっている。貨物線の名残なのだろうか。


宮川駅の手前に現れた広大な工場。あっあれは!?ギザギザ屋根に混じって何だか気になる建物が。
下車してまず見に行こう。


ユニチカテキスタイル宮川工場と書いてある。左右対称のこの建物は、事務所棟かな。
ほほぅ、鴟尾がついているぞ。中央のぴょこんと飛び出た三角の破風といい、上下で
別々の建物を見ているみたいな異質さ。


そしてこれは変電所棟だな、屋根より上に張り出した妻壁は波状に形取られ、優雅な
雰囲気を醸し出す。

そしてやはり工場内へ引き込み線があったのだろう、倉庫らしき建物の一部が
プラットフォーム状になっているのが見えた。

駅へ戻りしな、長く伸びたホームの下のレンガ積みを発見。あぁ、今月極駐車場になっている
この場所も線路だったんだな。そしてユニチカの工場へと続いていたんだな。


この小さくてかわいい宮川駅が、明治26年、参宮鉄道開業当初の終着駅だったという。



こちらは一身田駅。ホームはやはり広く長い。この駅では跨線橋でなく地下道で線路を渡る。


古いホーム上屋と裏腹に、外から見ると駅舎はきれいに改修されていた。ふーん。
でも足元の石段などはそのままでいい感じ。


車窓からも見えていた駅前の落合運送有限会社の建物は洋風のモルタル塗り。建物の横に
防火水槽が二つ転がっていた。


まちをちょろっと歩いてみると、高田本山専修寺という巨大なお寺が。今も古いまちなみが残る
一身田はこのお寺の寺内町として発達した歴史あるまちらしい。
なるほど、駅舎も改修されるわな。サイディングはいただけないが、整ったフォルム。



深い歴史のありそうな一身田だがちょっと早めに切り上げて津へ戻ろう。津駅の近くに
気になるものがあるのだ。2回もここを通ったのに2回とも写真を撮るのを失敗していた。
ギョギョッと目を引かれた、これは何!?


こんな架線柱見たことない!気がする。最初見たとき、デリックかと思った。
津駅は近鉄とJRが一緒になった駅で、これはどうやら近鉄側のようだ。津で20分確保、下車してそれを見に行く。

うぉ~っ!渋い!どうやら変電所から直接送電されている柱のようだ。

しかもその先は、近鉄の上下線がカーブしながらJR線を越えていくとっても絵になる
ロケーション。
時間があればいいアングルを探して近鉄電車をからめて撮りたいところだが、時間がない。


さて日も暮れてきたしちょうどカメラの電池もなくなった。亀山から関西本線で帰ろう。
空いてるし西九条まで乗り継ぎは1回のみで楽々~

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