まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

一身田のタイル

2021-01-22 18:42:58 | 風景
さて次は・・・またちょっと短めのものを(苦笑)。
ちょうど一年前ぐらいに鳥羽方面へ行ってきたときのことを書こうかな。



近鉄で向かったが、あいにく雨予報・・・
乗り換えで20分ぐらいあったので駅前をひと回り。カッコイイ松阪駅舎!
レトロな木造駅舎や華麗な洋館駅舎も好きだが、こういう単機能の戦後駅舎も好きなのだ。


松阪は5年ほど前に母親と麻吉旅館に泊まりに行ったときにまち歩きをしたのだが・・・書いていないな(汗)。


一身田で下車。町はずれにぽつんと建っている古い木造駅舎。
古き良き日本の木造駅舎。美しいフォルム。白い部分がサイディングなのが惜しい。

以前駅舎めぐりをしたときに下車したことがある。 →紀勢線・参宮線の駅舎めぐり ~その2

かつては中央にも線路が敷かれていたのだろう、棒線駅ながら駅構内はかなり広々していて、ホームもめちゃくちゃ長い。
今でこそローカル線っぽい雰囲気だが、真宗高田派総本山専修寺及びその門前町の最寄り駅として大勢の人や
荷物を運んだのだろう。


前回眺めていた駅前のレトロビル、落合運送だったところはおしゃれなカフェに変貌を遂げていた!


近寄ってちょっと中を覗いてみたがすごくセンスがよくて居心地がよさそう~~
しかしお客が多くてガラス越しの写真も撮れず。。


よく見ると、モルタル塗りのビルの背後には塀に囲まれたお庭が続いていて、横には和館がくっついている。
庭を挟んで離れもあるようだ。うわ、なんかよさそうだな!こちらはまだ住まわれているような雰囲気。
カフェに入ったら和館の様子も窺えるかな?




入ってお茶しようかとも思ったが、到着して早々にマッタリするのもなぁ(苦笑)。それに友人と合流して
ランチすることになっていたので、またの機会に。。。


まちを少し歩いてみたが、やたら人が多いな!今日は高田本山の新年のイベントか何かがあるらしく道に警備員も
立っている。出店もでて賑やか。お祭り気分を味わいながらふらふらお店を覗いたり、建物を見たり。




商店や町家、蔵などが並び、こんな洋風意匠も見られた。
しかし人が多くて途切れないので建物の写真も撮りづらいなぁ(汗)




友人が到着、目的の下津家住宅長屋門にやって来た。ここにはタイルがあるのだ(笑)。
下津家は江戸時代に一身田村の庄屋を務めた家で、現在まで醤油醸造業を営む。→下津醤油のサイト こちら
三重県のサイトによると、この長屋門は下津家がここに「珂雪園」という接客用の離れを建てる前からあった
もので、専修寺の警固を担った寺侍宅の長屋門だったのだとか。
しかし・・・建物の前には出店が小屋掛け、のぼりがはためき、お客がずらりと並んで、人々が途切れなく
行き交い、、、全く外観の写真が取れない(汗)
ここに入っている中華そば屋が今日のランチの予定場所。少し待って店内へ。さてタイルはどこに・・・?

あった。お店の裏の窓から見えた庭先に、2種類の本業タイルが並べて置いてあった。よくある柄だ。


おそらくもともと便所などに貼られていたもので、改修工事で剥がしたのを取っておいたのだろう。
しかし、長屋門にあったのか、珂雪園にあったのか、それともその他の建物に使われていたのかは、不明。
お店の人はあまり建物のことを知らなそうだったし、とても忙しそうだったのであれこれ尋ねるのは控えておいた。


長屋門は江戸末期の築というのでこのタイルが作られた時代とは合わないが、明治中期以降に便所が増改築
された可能性もある。一方珂雪園は1922(大正11)年築ということで、こちらはちょっと遅すぎる気が
するが、このタイルの雰囲気を気に入って使ったということもあり得るので、、、結局わからない(苦笑)


中華そばはとろとろでボリュームあるチャーシューが載ってとってもおいしかった!
タイルを眺めながら食べるとおいしさもひとしお(笑)。

さて、小腹が満たされたら伊勢方面へ移動しよう。

続く

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