プンプイ的生活

ウワンな 【プンプイ@オーサカ】 がお届けする
 分かる人にしか分からない少々マニアックなタイ専門のブログですが。。。

ソンクラーン紀行 ①

2004年10月14日 | ★プンプイ的タイ旅行★
タイの正月と言えば毎年4月に行われる 『ソンクラーン』 が「水掛け祭」として有名ですが、私は3年連続してこの期間をタイで過ごしています。
ちょっと早めの夏期休暇を4月に取り、バンコクでタイ人の友人達と合流して十数名で 『パタヤ』 へ繰り出します。
最大の目的は 『水掛け合戦 タイvs日本vsヨーロッパ連合軍』 です! 骨休めに行くのではなく、戦いに行くのです!!

水掛祭りで有名なのはチェンマイですが、近年最もハードなのがパタヤです。 バンコクでもハードなんですが、やはり 『ファラン』 (白人全般を指すタイ語)が集中するカオサンロード周辺に限られ、それ以外の地区では様々な規制や取締りが厳しくなり、依然野放し状態で何でもアリなのが、パタヤのいい所です! (注:パタヤのソンクラーンはチェンマイやバンコクの1週間後に行われます。)
期間中は早朝から深夜まで、バケツを積み込んだピックアップトラックが大音量で音楽を流しながら、パタヤ中の道路を埋め尽くし、いたる所から 『悲鳴とダンスミューック』 が聞こえます。 ホテルから外に出れば、30秒以内には確実に全身ずぶ濡れとなります。 また、徒歩軍団は 『ペーンイェン』 (ベビーパウダーのタイバージョンです)を水で溶いてドロドロにした状態の物を持ち、すれ違う人の顔面に塗りたくります!! これが非常に厄介で、私の様にコンタクトレンズをしていると、その都度顔を水で洗い流さないと目を開ける事も出来ません。 しかし、これで怒ってはいけません! 相手側も『サワディー ピーマイ カップ』 や 『コトート ナー カップ』 と言ってから塗って来るので、こちらも笑顔で 『コープクン カップ』 と塗り返します。 これも祝い事での行為ですから... 

しかしながら、半端ではありません! 女性であろうと赤ちゃんであろうと、関係ありません。 屋台のオバちゃんや、警官やパトカーもズブ濡れで真っ白になっています!! さすがに高級ホテルのロビーでは若干ヒンシュクですが、白い足跡だらけだし、フロント内のタイ人スタッフにちょっと水鉄砲で水を掛けるぐらいなら、彼らも大喜びです。 ハードロックホテルなんか、ホテルの前にダンス用のお立ち台を作って、ロックをガンガン流し、水の給水所まで作って、ホテルぐるみでヤル気満々です!! 
タイ人達はいいのですが、厄介なのはノーテンキなファラン連中です! 奴らはルールもマナーもお構いなしに暴れ放題です。 今年はわざわざ日本から日本製の巨大ポンプ式水鉄砲を持参したのですが、惨敗でした。

またパタヤには通常のタクシーはなく、『ソンテウ』 と言う、トラックの荷台に乗る乗り合いタクシーが足になるのですが、これに乗っていると、すれ違うトラックや信号待ちの度にあらゆる方向から水が飛んで来て、全く油断出来ません。
深夜になると毎晩ディスコへ行くのですが、さすがに最近は 『水鉄砲持ち込み禁止』 です。 本来なら、ディスコの営業は深夜1時までなんですが、この期間は 『無視』 です。 1時頃から盛り上がりだし、3時頃には店内でもミネラルウォーターやソーダで水掛け合戦が始まり、コーラやら氷水も使いだし、『ペーンイェン』 も登場すれば、収拾が付かなくなり、とんでもない状況になるのですが、これによって周囲との連帯感がイッキに増し、知らない間に友達の輪が広がり、全く知らない奴等と5時位まで 『乾杯合戦』 となります。 特に私の様な外国人は彼らのターゲットにされ易いので、大変です。

この 『心地よさ』 が忘れられずに毎年通う様になったのですが、皆様も一度体験して下さい。 ハマりますよ!!!
ただし、あまりハメを外さない様には注意して下さい。 事故や事件や死者も年間最大の期間であり、宗教的なイベントでもあり、我々はあくまでも 『外国人』 です。 ディスコで刺されたファランも見た事があります。 あくまでも節度を持って、出来れば私の様に 『タイ人の友人達』 と一緒に遊べば、最高に楽しむ事が出来ますよ!!!

では、また来年!!! 

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