自分から逃げてきたハズやのに～。

桐の箱５重くらいに、超！が付くほど過保護で育てられた母上の下に産まれた。

１人娘のアタクシは、もちろん、過保護で育った。

過剰な親の期待、親の希望するレールの上を真っ直ぐ進むことを求められた。

嫌と言えない「イイ子ちゃん」な私は、なされるがまま進んでた。

でも。

ちっちゃいながらも、ソレが嫌やったのか～

幼稚園のころから既にチック症状（無駄な体の動作・癖）が出てた。

毎週の様に、小児科に、皮膚科に、小児鍼に連れてかれた。

でも、治るわけない。

それがちっちゃいながらも出来る、小さな抵抗やったんやろう。




好きで弾くピアノやなく、親の為に弾かされてるピアノ。

練習の合間に唯一逃げられる場所、数分のトイレ休憩で

トイレの中で大泣きして、タオル噛み締めながら毎晩考えてた。

「大人になったら、ママをコ口シテヤル。そしたら・・・ピアノ弾かなくて済む。

今は子供やから無理やけど、大きくなったら絶対にコ口シテヤル。

私は子供には、絶対にピアノは習わせない！こんなもん、絶対にやらせない。」

毎晩毎晩、同じ事を考えて２時間の練習が過ぎるのを待ってた。



週３回のピアノレッスンや音楽教室の帰りは、

思いつく限りのワガママを言うた。　　（ガキやから知れてるが～＾＾；）

「アレが食べたい。コレが欲しい。アレもしたい。コレもしたい。ソレもやりたい。」

９割がた、ワガママ娘の欲求は叶えられた。




母上がどんなに可愛がり～、どれだけ溺愛し～、一生懸命アタクシの為にしてくれてるか

嫌って程、身に染みて。

自分も、ママの事大好きなクセに～。

その時間だけは、母上の事を恨んでた。




小６になって、母上の望む私立の学校へ行かされそうになった時、

子供ながら思いつく限りの知恵を絞って、ちっちゃな反乱を起こした。

「アタシ、医者になりたい！ピアノよりも勉強の方が楽しい！だからピアノ辞めたい！」

ようやくその呪縛から抜け出せた。。。（￣ー*￣）



ま、念願のＤｒ．にはなられへんかったけど～（ノω｀*）




必死になって逃げた道やのに～。

辞めた途端、ピアノが楽しくなった♪

好きな曲を好きな時に弾いて～。

耳にした曲の楽譜をみてちょっと練習したら、それなりに弾ける。

そんな自分が嬉しかった。

ピアノが弾ける　ってだけで、周りから一目置かれるのが

とても誇らしくて、自信にもなった。

世界も広がったし、楽しみも増えた。



あんなに嫌いやったのに、ピアノが楽しい♪とは・・・・・

すっごい矛盾・・・(苦笑)








【将来子供が出来たら～、いつか妊娠したら～したい事】の１つに

ピアノに接する環境においてあげたいって事。



胎教にいいから～ってクラッシックや童謡のＣＤ聞くなら、

自分で何かピアノ弾いて、振動を伝えて、音を伝えて、

自分で胎教音楽すれば早いやん。



小さい頃から両手を使ってると、脳の発達にも良いとも聞くし～。

（右手で左脳を、左手で右脳を活性化？するらしい　　←うる覚え）



ピアノレッスンわざわざ受けに行かんでも、母上に預けておけば

否が応でも触らされるやろ・・・ｗ



何よりも、旦那チャンとウリと３人で連弾出来たら・・・

どんなに楽しかろう～♪（*´▽｀*）





あんなに嫌がってた道やのに。

同じスパルタの道をやらせる気は毛頭ないが～！

ピアノを楽しめる程度にしてあげられれば～とは思う。




大人になると、こうも考え方が変わるとは～！！

我ながら・・・摩訶不思議～（*´＿｀*）






あ、今は母上をナニしたい・・・・・・

とは全く！これっぽっちも！！思っておりませぬ。（＾＾；）