Luna's “Comedies In Dystopia”

過剰な競争が人間を孤立させてゆく…。追い詰められた人たちが互いに対してとどめを刺そうとする。もはや社会は体をなさない。

合意生み出す努力怠るな/通常国会閉幕

2008年06月22日 |  Monologues
2008年6月22日(日)  会期が六日間延長された第百六十九通常国会が閉幕した。昨年の参院選の結果生まれた「ねじれ国会」は波乱続きだった。 最終盤には、参院で野党が提出した福田康夫首相に対する問責決議が、初めて可決された。これに対抗する形で衆院では、内閣信任決議が十六年ぶりに可決された。 「激突国会」を象徴した事態だが、国民の反応は冷静なものだった。 国会は政策課題などを審議する場である。政治 . . . 本文を読む

宮崎死刑囚 若い心の闇が解けぬ

2008年06月19日 |  Monologues
2008年6月18日  人形を扱うように四人の幼女を殺害し、人骨を遺族に送る異様な事件だった。死刑執行された宮崎勤死刑囚からは、謝罪もなかった。心の闇は解けず、やり場のない怒りと、もどかしさが残る。  事件発生から二十年。東京と埼玉で四人の女児が連れ去られ、殺害された。死刑執行により、非道でむごたらしい事件の記憶を呼び起こした人も多かろう。いまだ癒やされぬ遺族の悲痛は、察するに余りある。   . . . 本文を読む

日雇い派遣禁止 法律改正だけで済むのか

2008年06月18日 |  Monologues
 低賃金と不安定な雇用が問題となっている日雇い派遣が原則禁止になりそうだ。舛添要一厚生労働相が秋の臨時国会に労働者派遣法改正案を提出する考えを明らかにした。  業者から高いマージンを差し引かれる。仕事があるかどうかは前日にならないと分からない。日雇い派遣は派遣労働の中でも、とりわけ劣悪な環境に置かれている。しかも事実上、野放しの状態である。  厚労省は当初、今国会での法改正を目指していたが . . . 本文を読む

通常国会 「ねじれ」の効用も見せた

2008年06月18日 |  Monologues
 混乱だけ、というわけでもなかった。衆参「ねじれ」下の攻防だった通常国会は、参院での福田康夫首相への問責決議可決に伴う野党の審議拒否という不正常な状態のまま、21日に閉幕する。道路財源をめぐり2度にわたる衆院での再可決や、日銀正副総裁人事で繰り返された不同意など政治の行き詰まりを印象づけた国会だった。一方で、公務員制度改革に代表されるように、「ねじれ」が政策の新たな展開を可能とする効用もあった。 . . . 本文を読む

連続幼女誘拐殺人:宮崎死刑囚の死刑執行 他の2死刑囚も

2008年06月18日 |  Monologues
  幼女連続誘拐殺人事件の実況見分で、捜査員に説明する宮崎勤容疑者(当時)=東京都江東区で1989年8月20日撮影(肩書きは当時)  法務省は17日、88~89年に東京都と埼玉県で起きた連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚(45)=東京拘置所収容=ら3人の死刑を執行したと発表した。死刑執行は4月10日以来。鳩山邦夫法相の下での執行は4回目、計13人に上り、93年3月の執行再開 . . . 本文を読む