久しぶりの作業記事ですね!1月末からの大雪による雪害が現在も若干ですが残っておりまして、ブログどころではありませんでした。
さてさて、久しぶりの修復作業記事でございますが、弊社には簡単な修理から業者様から見放された難しい物まで様々な物が送られてきます。
今回は愛知県のH様よりご依頼頂いた40GBモデルのご紹介です。
このモデルは某修理業者様に依頼し、一度修復を行った物で再発をきっかけに弊社に送られてきたのです。
修復した物は個体差から故障再発は避けられず、完全に修復は数回にわたって確認してみないとわからないという事実があります。
この初期型後期モデル(40、80GBモデルですね)は、個体差による修復誤差は少ないのですが、修復可能な物の場合は再発が少ないのも事実で、そうそう簡単には壊れません。
さてタイトルにも書いていますが、フラックスと故障の関係。
実はネットで個人の方が公開している修理情報ではフラックスを流し込んでヒートガンで処理をする内容なのですが、コレは全てではないのですが間違った修復情報だと弊社では皆様にご案内しております。
YLODと呼ばれている故障に関しては、CPUやRSX付近だけ対象に言われていますが、正確に故障箇所もわからずに作業するのが問題なのです。
実は特殊な作業例でなければ弊社ではフラックスを使用しません。
フラックスを使用し修復を行った物は故障が再発した場合、本来ならば直せる物が直らないという事もあるのです。
フラックスを使用した修理が原因も含めて故障箇所が多いのはDRAMユニットで、場合によってはフラックスを除去するのですが、完全に除去出来ない場合は導通は出来ても起動できないという結果になってしまいます。
今回の愛知県のH様は業者様で修復を行った物ですが、フラックスを使用した作業を行っており、修復前にフラックスの除去作業が必要となりました。
フラックスが原因でDRAMユニットに不具合が発生した場合、非常に作業時間が長いことと、作業が困難という事で、場合によっては、直る可能性はあっても、修復せずにお返しする場合もございます。
今回のH様のモデルは、順調に除去作業ができましたので、無事に起動するようになりました。
念の為、明日まで動作検証ですから、H様、もう少しお待ちくださいね!
さてさて話しは変わりますが個人での修復は問題ですね(汗)
弊社に送られてくる物で個人修理した物は、直らない物も非常に多いんです。
最初から依頼して頂ければ直ったかもしれない物がほとんどなんですが、個人修理を推奨しない弊社でも、お困りの皆様には対応させて頂いております。
弊社で修理するしないは別として、どうするか悩んだらご相談下さい。
但し、弊社では修復方法やアドバイスは行っておりませんので、お間違いの無いようにお願い申し上げます。