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PS DESIGN service

トータルデザイン、システムメンテナンスのお手伝いをしております「ピーエスデザインサービス」のスタッフブログです

「PS3の一部機種に使われている基板の不具合」

2012年04月06日 | ②プレイステーション修理情報

弊社では全てのモデルに対してのメンテナンスを行っておりますが、YLODと呼ばれている不具合の問題だけでは解決出来ない状態の物も多く、今年に入ってから該当する機種の入庫が多かった為、独自調査を行ってまいりました。

Img_0906

症状と状態に関しては、導通検査にパスし起動も可能ですが故障再発のような状態になるということ。

また内蔵ファンや電源ユニット等の破損なども確認され、不安定な電圧と電流の状態が発生する事も確認しました。

 

原因は基板に使用されている銅のクオリティーによる基板自体の問題で、旧型後期モデル40、80GBモデルの一部が該当します。

YLODと思われる故障で対策修理を行っても、基板自体の修復は可能ですが、熱による影響から温度変化によりYLODと同じ症状になります。

Img_0907

また一部の初期型前期モデルにおいても同じ症状が出ているものも有り、年代もオーバーラップしている可能性があると判断しています。

この症状が出ている場合、弊社で行っている修復前の導通検査はパスしてしまいますので、基板修復は可能となりますが、動作検証時又は納品後に発生する可能性が高い事もわかりました。

また組立て後に発見される場合が多く、特に084電源モジュール搭載で時期が古い物は注意が必要のようです。

修復部分に問題が無い事と、基板の状態によっては数回又は十数回に一度は安定動作してしまうので、注意が必要となります。

後期モデルでご依頼予定の方は、ご遠慮なく弊社までご連絡頂けますようお願い致します。

 

また現時点では一時的に後期モデルをお預かりしているお客様には確認のお時間を頂いておりますので、完成までしばらくお待ち下さい。

他モデル修復ご依頼中のお客様の物に関しては、お時間がかかっておりますが、順次発送させて頂いておりますので、もうしばらくお待ち下さい。

 


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めまして、YLoDを発症し、ある修理店で修理して... (なしごれん)
2012-04-24 11:31:00
初めまして、YLoDを発症し、ある修理店で修理していただいたのですが、1週間程度で再発し、再度診て頂いたところ、修理不能とのことで、その業者から以下のコメントをいただきました。
【ご依頼品を受け取り状況を確認し作業致しましたが、この症状は通常のYLoDではございません。
同様の症状は40Gモデル(CECHH-00モデル)で良くあるケースで、電源オンの後にHDDランプが点灯し、その後ブラックアウト(画面に何も映らない)が起きると言う症状です。
※当方でも同様の症状の機種を研究用として所有しておりますが、現在のところ原因がはっきりわかっておりません。
中には、何週間も放っておいたら直って正常に動作していると言う例もございますが、直って数時間で同様の症状になったと言う例もございます。
非常に残念ですが、今回の症状はどうにもなりません。】

こちらのブログを拝見していて、この記事の症状と一致するものかな?と考え、コメントさせていただきました。これは修理可能なのでしょうか?
モデルは、CECHH-00のMGS鋼40GBモデル(500GBに換装済み)

当方は新PS3を購入済みの為、数時間でも動いてデータ転送ができればいいと考えております。
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なしごれんさん、コメントありがとうございます。 (管理人プリンス)
2012-04-24 13:12:49
なしごれんさん、コメントありがとうございます。
同症状に関しては、個体差からの問題も考えられますのでカテゴリー③「修理依頼&修理価格表」に掲載しております内容をご確認頂きまして、お手数ですがメールにてご連絡頂けましたら幸いです。
弊社より改めましてご連絡申し上げます。
返信する

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