前回、ご紹介したように当社のPS3は電源部にも冷却用ファンを搭載させています。
PS3のファンセンサーは電源部に入っているようで、初期型のように高温になる電源では内部に有るセンサーが高熱により誤動作(?)しているのかもしれません。
結果、長時間使用し続けると、電源部が熱を持ち、本体ファンが高回転で回り続けるような状態になると思われます。
そこで、完成している当社のPS3を分解し、実験台にして電源部の冷却方法を検討してみました。
写真上は、本体横置きの状態で上面。電源ケースの上部になります。
写真上、手前のファンは現在使用しているCPU用クーラーで電源ケース自体を冷却する物。
非常に効率が良いようで、黒い特殊塗装をしたヒートシンクが効果を上げているようです。
そして、その奥に実験用としてファンを追加してみました。まず、追加ファンを外向きに排熱するよう設置。(通常の電源は内部の熱を排気する方法が一般的)
電源内部の熱を外に向けて排気した場合は、非常に効率が良く、グランツーリスモ5での耐久レース時でも効率よく冷却出来るようで、本体ファンも静かな初期状態で動作します。
次に内部に向けて風を送り込むように設置。この場合は電源本体の熱が効率よく下がるのですが、写真下 (横置きで左側にあたる部分)に設置している電源熱排気用小型ファンでは入出のバランスが悪いようで、本体ファンは中回転(?)のまま…やはり、電源は熱を排気する方向が良いようです。
排気させると、非常に静かに運用できるので、このままファンを追加加工しようと思います。
まぁ実験の為に、配線を剥き出しにしちゃいましたから、ちょうどいいかもしれません。
本体ファンの冷却効率を上げる方法が少ないPS3ですから、電源の冷却は効果的だと判断しています。
しかし、爆音の初期型PS3が、こんなに静かになるとは驚きです(汗)
※当社では改造を推奨しません。改造は自己責任で行ってください。
当社のPS3は故障原因を突き止める為の実験機である事をご理解下さい。
最初期のCECHB00を入手したのですが
分解清掃だけだと気休めなほど
騒音が想定よりも煩く、
改造の算段を探してましたが、
電源がネックだったんですね。
貴重な情報が得られました、
ありがとうございます。
必要そうな資材を集めて挑んでみます。